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公開番号2025131307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028971
出願日2024-02-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像カートリッジのメモリに記憶させる情報量を低減できる技術を提供する。
【解決手段】現像カートリッジ10,20の現像メモリ13,14に、現像ローラ12,22へ供給する電圧値自体ではなく、変化率および切片を記憶させる。画像形成装置1の制御部40は、現像メモリ13,23から変化率および切片を読み出し、変化率および切片に基づいて、印刷枚数に応じた電圧値を算出する。これにより、メモリ13,23に記憶させる情報量を低減できる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
第1現像カートリッジおよび第2現像カートリッジのいずれかを装着可能な本体フレームを有する画像形成装置であって、
前記第1現像カートリッジは、
第1現像ローラと、
前記第1現像ローラへ供給する第1電圧値の印刷枚数に応じた変化を示す第1変化率および第1切片を記憶する第1現像メモリと、
を有し、
前記第2現像カートリッジは、
第2現像ローラと、
前記第2現像ローラへ供給する第2電圧値の印刷枚数に応じた変化を示す第2変化率および第2切片であって、前記第1変化率とは異なる第2変化率および前記第1切片とは異なる第2切片を記憶する第2現像メモリと、
を有し、
前記画像形成装置は、
前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された場合に、前記第1現像ローラおよび前記第1現像メモリと電気的に接続され、前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された場合に、前記第2現像ローラおよび前記第2現像メモリと電気的に接続される制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された場合に、
前記第1現像メモリから前記第1変化率および前記第1切片を読み出し、
前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて前記第1電圧値を算出し、
前記第1現像ローラへ前記第1電圧値の電圧を供給し、
前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された場合に、
前記第2現像メモリから前記第2変化率および前記第2切片を読み出し、
前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて前記第2電圧値を算出し、
前記第2現像ローラへ前記第2電圧値の電圧を供給する
ことを特徴とする、画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記第1電圧値および前記第2電圧値の上限値である最大電圧値を記憶する本体メモリ
を有し、
前記制御部は、
前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第1電圧値が前記最大電圧値よりも大きい場合、前記第1現像ローラへ前記最大電圧値の電圧を供給し、
前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第2電圧値が前記最大電圧値よりも大きい場合、前記第2現像ローラへ前記最大電圧値の電圧を供給する
ことを特徴とする、画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記第1電圧値および前記第2電圧値の下限値である最小電圧値を記憶する本体メモリ
を有し、
前記制御部は、
前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第1電圧値が前記最小電圧値よりも小さい場合、前記第1現像ローラへ前記最小電圧値の電圧を供給し、
前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第2電圧値が前記最小電圧値よりも小さい場合、前記第2現像ローラへ前記最小電圧値の電圧を供給する
ことを特徴とする、画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像ローラと前記第2現像ローラは、互いにメーカーが異なることを特徴とする、画像形成装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像ローラと前記第2現像ローラは、互いにリサイクル回数が異なることを特徴とする、画像形成装置。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像カートリッジと前記第2現像カートリッジは、内部に収容されるトナーの量が互いに異なることを特徴とする、画像形成装置。
【請求項7】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像メモリは、前記第1変化率および前記第1切片を、印刷速度に応じて複数種類記憶し、
前記制御部は、ジョブにより指定された印刷速度に対応する前記第1変化率および前記第1切片に基づいて、前記第1電圧値を算出することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項8】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記印刷枚数を記憶する本体メモリを有し、
前記制御部は、印刷を行うときに、前記本体メモリに記憶された前記印刷枚数を更新することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項9】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像メモリは、前記第1現像カートリッジによる印刷枚数を記憶し、
前記第2現像メモリは、前記第2現像カートリッジによる印刷枚数を記憶し、
前記制御部は、
前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された状態で印刷を行うときに、前記第1現像メモリに記憶された前記印刷枚数を更新し、
前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された状態で印刷を行うときに、前記第2現像メモリに記憶された前記印刷枚数を更新する
ことを特徴とする、画像形成装置。
【請求項10】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1現像メモリは、前記第1電圧値を記憶し、
前記第2現像メモリは、前記第2電圧値を記憶し、
前記制御部は、
前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された状態で印刷を行うときに、前記第1現像ローラへ供給した前記第1電圧値を前記第1現像メモリに書き込み、
前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された状態で印刷を行うときに、前記第2現像ローラへ供給した前記第2電圧値を前記第2現像メモリに書き込む
ことを特徴とする、画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、現像カートリッジを有する。現像カートリッジは、画像形成装置の本体フレームに対して装着可能である。現像カートリッジは、トナーを収容する。また、現像カートリッジは、トナーを供給するための現像ローラを有する。画像形成装置は、現像ローラに電圧を供給する。この電圧による静電気力で、現像ローラの外周面にトナーが担持される。
【0003】
従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の画像形成装置は、現像ローラに供給する電圧値を、印刷枚数に応じて変えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-292475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現像ローラに供給する電圧値は、現像カートリッジの仕様に応じて変えることが望ましい。例えば、現像ローラのメーカー、現像ローラのリサイクル回数、または現像カートリッジのトナー容量によって、現像ローラに供給する電圧値を変えることが望ましい。
【0006】
現像カートリッジの仕様に応じて電圧値を変えるためには、例えば、現像カートリッジが有するメモリに、現像カートリッジの仕様に応じた電圧値を記憶させることが考えられる。そうすれば、画像形成装置の制御部は、現像カートリッジの仕様に応じた電圧値をメモリから読み出すことができる。しかしながら、印刷枚数が進むにつれて変化する電圧値を全てメモリに記憶させると、メモリに記憶させる情報量が大きくなる。
【0007】
本開示の目的は、現像カートリッジのメモリに記憶させる情報量を低減できる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の第1開示は、第1現像カートリッジおよび第2現像カートリッジのいずれかを装着可能な本体フレームを有する画像形成装置であって、前記第1現像カートリッジは、第1現像ローラと、前記第1現像ローラへ供給する第1電圧値の印刷枚数に応じた変化を示す第1変化率および第1切片を記憶する第1現像メモリと、を有し、前記第2現像カートリッジは、第2現像ローラと、前記第2現像ローラへ供給する第2電圧値の印刷枚数に応じた変化を示す第2変化率および第2切片であって、前記第1変化率とは異なる第2変化率および前記第1切片とは異なる第2切片を記憶する第2現像メモリと、を有し、前記画像形成装置は、前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された場合に、前記第1現像ローラおよび前記第1現像メモリと電気的に接続され、前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された場合に、前記第2現像ローラおよび前記第2現像メモリと電気的に接続される制御部と、を備え、前記制御部は、前記本体フレームに前記第1現像カートリッジが装着された場合に、前記第1現像メモリから前記第1変化率および前記第1切片を読み出し、前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて前記第1電圧値を算出し、前記第1現像ローラへ前記第1電圧値の電圧を供給し、前記本体フレームに前記第2現像カートリッジが装着された場合に、前記第2現像メモリから前記第2変化率および前記第2切片を読み出し、前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて前記第2電圧値を算出し、前記第2現像ローラへ前記第2電圧値の電圧を供給することを特徴とする。
【0009】
本願の第2開示は、第1開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記第1電圧値および前記第2電圧値の上限値である最大電圧値を記憶する本体メモリを有し、前記制御部は、前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第1電圧値が前記最大電圧値よりも大きい場合、前記第1現像ローラへ前記最大電圧値の電圧を供給し、前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第2電圧値が前記最大電圧値よりも大きい場合、前記第2現像ローラへ前記最大電圧値の電圧を供給することを特徴とする。
【0010】
本願の第3開示は、第1開示または第2開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記第1電圧値および前記第2電圧値の下限値である最小電圧値を記憶する本体メモリを有し、前記制御部は、前記第1変化率、前記第1切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第1電圧値が前記最小電圧値よりも小さい場合、前記第1現像ローラへ前記最小電圧値の電圧を供給し、前記第2変化率、前記第2切片、および印刷枚数に基づいて算出された前記第2電圧値が前記最小電圧値よりも小さい場合、前記第2現像ローラへ前記最小電圧値の電圧を供給することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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