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公開番号2025133607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031658
出願日2024-03-01
発明の名称高分子微粒子集合体の製造法
出願人横浜ゴム株式会社,国立大学法人 岡山大学
代理人個人
主分類C08J 7/00 20060101AFI20250904BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 柔軟性および機械的特性にすぐれるとともに、リサイクル性をも兼ね備えたフィルム等の高分子微粒子集合体の製造法を提供する。
【解決手段】 環状分子と環状分子を貫通する軸分子とからなり、環状分子、または環状分子とそれに包接される直鎖状分子の双方が重合性不飽和基含有する基を有するロタキサンと、エチルアクリレートおよびエチルアクリレート以外の(メタ)アクリル酸誘導体からなる(メタ)アクリレート単量体との共重合体からなる高分子微粒子の集合体を、40~150℃でアニーリングを行う。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
環状分子と環状分子を貫通する軸分子とからなり、環状分子、または環状分子とそれに包接される直鎖状分子の双方が重合性不飽和基またはこれを含有する基を有するロタキサンと、エチルアクリレートおよびエチルアクリレート以外の(メタ)アクリル酸(誘導体)からなる(メタ)アクリレート基含有単量体との共重合体からなる高分子微粒子の成形体について、40~150℃でアニーリングを行う高分子微粒子集合体の製造法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
重合性不飽和基が、ビニル基、アクリル基、メタクリル基またはメタクリロイル基である請求項1記載の高分子微粒子集合体の製造法。
【請求項3】
軸分子の炭素数が4 ~12である請求項1記載の高分子微粒子集合体の製造法。
【請求項4】
環状分子および軸分子の双方が重合性不飽和基またはこれを含有する基を有するロタキサンが用いられる請求項1記載の高分子微粒子集合体の製造法。
【請求項5】
重合性不飽和基またはこれを含有する基を有するロタキサンが、エチルアクリレートおよびエチルアクリレート以外の(メタ)アクリル酸(誘導体)との合計量中0.001~10モル%の割合で用いられる請求項1記載の高分子微粒子集合体の製造法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高分子微粒子集合体の製造法に関する。さらに詳しくは、すぐれた機械的特性およびリサイクル性を両立せしめた、高分子微粒子集合体の製造法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
本出願人は先に、環状分子と環状分子を貫通する軸分子とを有するロタキサンと、(メタ)アクリレートとの共重合体からなる、高分子微粒子を提案している(特許文献1等)。
【0003】
かかる高分子微粒子集合体、例えば高分子微粒子を用いて作製されたフィルムは、柔軟性に富むといった効果を奏するが、昨今、各種部材の高性能化を背景に、機械的特性のさらなる向上が求められると共に、地球環境の保全といった観点より、リサイクル性をも同時に兼ね備えた高分子微粒子集合体が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-91113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、柔軟性および機械的特性にすぐれるとともに、リサイクル性をも兼ね備えたフィルム等の高分子微粒子集合体の製造法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる本発明の目的は、環状分子と環状分子を貫通する軸分子とからなり、環状分子、または環状分子とそれに包接される直鎖状分子の双方が重合性不飽和基含有する基を有するロタキサンと、エチルアクリレートおよびエチルアクリレート以外の(メタ)アクリル酸誘導体からなる(メタ)アクリレート単量体との共重合体からなる高分子微粒子の集合体を、40~150℃でアニーリングを行うことによって達成される。
【発明の効果】
【0007】
環状分子と環状分子を貫通する軸分子とを有するロタキサンと(メタ)アクリレート単量体との共重合体からなる、高分子微粒子集合体の製造法において、高分子微粒子成形体のアニーリングを行うことにより、柔軟性とともに、機械的特性を著しく向上することができるといったすぐれた効果を奏する。
【0008】
また、かかる集合体は、極性溶媒を用いて高分子微粒子単体に戻すことができるため、リサイクルによって、再度高分子微粒子成形体の材料として用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ロタキサンとしては、環状分子、環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子および環状分子が直鎖状分子から脱離を防止するための嵩高い末端封鎖基から構成され、少なくとも環状分子に重合性不飽和基またはこれを含む基を有するロタキサンが用いられる。
【0010】
ロタキサンを構成する環状分子としては、その開口部に直鎖状分子が串刺し状に包接される分子であり、OH基を有するものであれば、特に限定されず、好ましくは例えばα-シクロデキストリン、β-シクロデキストリンおよびγ-シクロデキストリンなどから選択される。また、環状分子は、クラウンエーテルあるいはクラウンエーテルの誘導体であってもよい。なお、環状分子は、2,6-ジメチル-β-シクロデキストリンのような活性基以外の基を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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