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公開番号
2025130615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027908
出願日
2024-02-27
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
11/00 20060101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約
【課題】タイヤのマッド・アンド・スノー性能および騒音性能を向上できるタイヤを提供すること。
【解決手段】このタイヤでは、ショルダーブロック312Aが、ショルダーブロック312Aの接地面内に形成された吸音溝4を備える。また、吸音溝4が、ショルダーラグ溝311Aから分岐した分岐部41と、分岐部41よりも大きい溝容積を有すると共に分岐部41に接続する気室部42とを有する。また、分岐部41の溝幅W41が、気室部42の溝幅W42に対して0.05≦W41/W42≦0.75の範囲にある。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に延在するショルダー主溝と、前記ショルダー主溝に区画されたショルダー陸部とを備えるタイヤであって、
前記ショルダー陸部が、前記周方向主溝から延在してタイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、前記複数のショルダーラグ溝に区画された複数のショルダーブロックとを備え、
前記複数のショルダーブロックの少なくとも1つが、前記ショルダーブロックの接地面内に形成された吸音溝を備え、
前記吸音溝が、前記ショルダーラグ溝あるいは前記ショルダー主溝から分岐した分岐部と、前記分岐部よりも大きい溝容積を有すると共に前記分岐部に接続する気室部とを有し、且つ、
前記分岐部の溝幅W41が、前記気室部の溝幅W42に対して0.05≦W41/W42≦0.75の範囲にあることを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記気室部が、タイヤ幅方向に長尺な構造を有する請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記気室部の溝幅W42が、前記気室部の溝長さL42に対して0.10≦W42/L42≦0.80の範囲にある請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記分岐部の溝深さH41が、前記気室部の溝深さH42に対して0.10≦H41/H42≦0.70の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記分岐部と前記気室部とを接続する接続部の溝底角度φ43が、0[deg]≦φ43≦60[deg]の範囲にある請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記気室部の溝幅W42が、前記ショルダーラグ溝の溝幅W11に対して0.10≦W42/W11≦0.70の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記気室部の長手方向が、前記分岐部の長手方向に対して傾斜し、且つ、前記分岐部の長手方向に対する前記気室部の長手方向の傾斜角θ43が、60[deg]≦θ43≦140[deg]の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記気室部の長手方向が、前記分岐部の長手方向に対してタイヤ幅方向外側に向かって傾斜する請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記ショルダーラグ溝あるいは前記ショルダー主溝に対する前記分岐部の分岐点を定義し、タイヤ接地端から前記分岐点までの距離D4が、前記ショルダーブロックの接地幅W12Aに対して0.40≦D4/W12A≦0.90の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記分岐部が、前記ショルダーラグ溝あるいは前記ショルダーラグ溝と前記ショルダー主溝との接続部から分岐する請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤのマッド・アンド・スノー性能および騒音性能を向上できるタイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のA/Tタイヤ(All-Terrain Tire)、M/Tタイヤ(Mud-Terrain Tire)などのASタイヤ(All-Season Tire)では、高いマッド・アンド・スノー性能が要求される一方で、騒音性能を向上させるべき要求もある。
【0003】
また、気柱共鳴音を低減してタイヤの騒音性能を高める従来のタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-260403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、タイヤのマッド・アンド・スノー性能および騒音性能を向上できるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、この発明にかかるタイヤは、タイヤ周方向に延在するショルダー主溝と、前記ショルダー主溝に区画されたショルダー陸部とを備えるタイヤであって、前記ショルダー陸部が、前記周方向主溝から延在してタイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、前記複数のショルダーラグ溝に区画された複数のショルダーブロックとを備え、前記複数のショルダーブロックの少なくとも1つが、前記ショルダーブロックの接地面内に形成された吸音溝を備え、前記吸音溝が、前記ショルダーラグ溝あるいは前記ショルダー主溝から分岐した分岐部と、前記分岐部よりも大きい溝容積を有すると共に前記分岐部に接続する気室部とを有し、且つ、前記分岐部の溝幅W41が、前記気室部の溝幅W42に対して0.05≦W41/W42≦0.75の範囲にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明にかかるタイヤでは、(1)タイヤ接地時にて、ショルダーブロックの踏面が路面に接触することにより、ショルダーブロックの踏面における分岐部および気室部42の開口部が塞がって、ヘルツホルム型の共鳴器が形成される。これにより、特定の周波数の音波が減衰されて、ショルダーラグ溝あるいはショルダー主溝における気柱共鳴音が低減される。また、(2)吸音溝がショルダーブロックに形成されるので、ショルダーブロックのエッジ成分が増加して、泥濘路におけるトラクション性能が向上する。これらにより、タイヤの騒音性能およびマッド・アンド・スノー性能が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
図2は、図1に記載したタイヤのトレッド面を示す平面図である。
図3は、図2に記載したショルダー陸部を示す拡大図である。
図4は、図3に記載したショルダーブロックの吸音溝を示す拡大図である。
図5は、図4に記載した吸音溝を示すA視断面図である。
図6は、図4に記載した吸音溝を示すB視断面図である。
図7は、図3に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図8は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図9は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図10は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図11は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図12は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図13は、図4に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図14は、図6に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図15は、図6に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図16は、図6に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図17は、図6に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図18は、図6に記載した吸音溝の変形例を示す説明図である。
図19は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図20は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
[タイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤ1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。この実施の形態では、タイヤの一例として、ライトトラック用の空気入りラジアルタイヤについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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