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公開番号
2025119220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013979
出願日
2024-02-01
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
11/01 20060101AFI20250806BHJP(車両一般)
要約
【課題】マッド・アンド・スノー性能を向上できるタイヤを提供すること。
【解決手段】このタイヤ1は、タイヤ接地端Tを超えてバットレス部まで延在する複数のショルダーラグ溝311を備える。また、複数のショルダーラグ溝311が、ショルダーラグ溝311の溝底から突出すると共にタイヤ接地端Tよりもタイヤ幅方向外側に配置される凸部5を有する。また、タイヤ幅方向におけるタイヤ接地端Tから凸部5までの距離D1が、タイヤ断面高さSHに対して0.02≦D1/SH≦0.15の範囲にある。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ接地端を超えてバットレス部まで延在する複数のショルダーラグ溝を備えるタイヤであって、
前記複数のショルダーラグ溝が、前記ショルダーラグ溝の溝底から突出すると共にタイヤ接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置される凸部を有することを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
タイヤ幅方向におけるタイヤ接地端から前記凸部までの距離D1が、タイヤ断面高さSHに対して0.02≦D1/SH≦0.15の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
タイヤ幅方向における前記凸部の延在長さL5が、タイヤ断面高さSHに対して0.05≦L5/SH≦0.15の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
タイヤ接地面外における前記ショルダーラグ溝の延在長さL11が、タイヤ断面高さSHに対して0.15≦L11/SH≦0.25の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ショルダーラグ溝の溝壁から前記凸部までの距離D2が、タイヤ接地面外における前記ショルダーラグ溝の溝幅W11’に対して0.20≦D2/W11’≦0.40の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記凸部の最大幅W5_maxが、タイヤ接地面外における前記ショルダーラグ溝の溝幅W11’に対して0.25≦W5_max/W11’≦0.45の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記凸部が、幅広部と幅狭部とを接続して成り、且つ、前記幅狭部をタイヤ幅方向外側に向けて配置される請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記凸部が、幅広部と幅狭部とを接続して成り、且つ、タイヤ幅方向における前記幅広部の延在長さL51が、前記凸部の延在長さL5に対して0.35≦L51/L5≦0.55の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記凸部が、幅広部と幅狭部とを接続して成り、且つ、前記幅狭部の幅W52が、前記凸部の最大幅W5_maxに対して0.30≦W52/W5_max≦0.50の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記凸部の厚さH5が、0.4[mm]≦H5≦3.0[mm]の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関し、さらに詳しくは、マッド・アンド・スノー性能を向上できるタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の近年のオールテレーン(All tarrain)タイヤでは、ドライ性能およびウェット性能に加えて、オフロード走行時におけるマッド・アンド・スノー性能を向上すべき要求がある。このような課題に関する従来のタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-142370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、マッド・アンド・スノー性能を向上できるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、この発明にかかるタイヤは、タイヤ接地端を超えてバットレス部まで延在する複数のショルダーラグ溝を備えるタイヤであって、前記複数のショルダーラグ溝が、前記ショルダーラグ溝の溝底から突出すると共にタイヤ接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置される凸部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかるタイヤでは、(1)ショルダーラグ溝が凸部を有することにより、オフロード走行時におけるショルダーラグ溝からの排泥および排雪作用が向上する。また、(2)凸部がタイヤ接地端よりもタイヤ幅方向外側に配置されるので、タイヤ接地領域におけるショルダーラグ溝の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性能が向上する。これらにより、タイヤのマッド・アンド・スノー性能が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
図2は、図1に記載したタイヤのトレッド面を示す平面図である。
図3は、図2に記載したタイヤのバットレス部を示す側面図である。
図4は、図2に記載したタイヤのバットレス部を示す断面図である。
図5は、図2に記載したタイヤのバットレス部を示す拡大平面図である。
図6は、図3に記載したショルダーラグ溝の凸部を示す説明図である。
図7は、図3に記載したショルダーラグ溝の凸部を示す説明図である。
図8は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図9は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0009】
[タイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤ1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。この実施の形態では、タイヤの一例として、ライトトラック用の空気入りラジアルタイヤについて説明する。
【0010】
同図において、タイヤ子午線方向の断面は、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面として定義される。また、タイヤ赤道面CLは、JATMAに規定されたタイヤ断面幅の中点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面として定義される。また、タイヤ幅方向は、タイヤ回転軸に平行な方向として定義され、タイヤ径方向は、タイヤ回転軸に垂直な方向として定義される。
(【0011】以降は省略されています)
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