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公開番号
2025134400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032283
出願日
2024-03-04
発明の名称
透気試験装置及び透気試験方法
出願人
有限会社ヒカリ
,
公立大学法人 富山県立大学
代理人
個人
主分類
G01N
15/08 20060101AFI20250909BHJP(測定;試験)
要約
【課題】コンクリート等の深さ方向の透気性能を把握する。
【解決手段】透気試験装置1は、被試験体2に設けられた穿孔3内部に挿入され、外方に向けた開口部6を有するチャンバー5が形成されるとともに、開口部6が形成された面を穿孔3の内面に密着させた状態で配置される試験装置本体4と、試験装置本体4の開口部6が形成された面と反対側面において、穿孔3の内面を反力として開口部6が形成された面を穿孔3の内面に押し付ける反力用部材8と、チャンバー5内を減圧するための真空ポンプ9と、真空ポンプ9によりチャンバー5内の圧力を一定圧力以下とした状態でチャンバー5と真空ポンプ9との間の空気の流れを遮断するバルブ10と、チャンバー5内の圧力を計測する圧力計11とで構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被試験体に設けられた穿孔内部に挿入され、外方に向けた開口部を有するチャンバーが形成されるとともに、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に密着させた状態で配置される試験装置本体と、
前記試験装置本体の前記開口部が形成された面と反対側面において、前記穿孔の内面を反力として、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に押し付ける反力用部材と、
前記チャンバー内を減圧するための真空ポンプと、
前記真空ポンプにより前記チャンバー内の圧力を一定圧力以下とした状態で前記チャンバーと真空ポンプとの間の空気の流れを遮断するバルブと、
前記チャンバー内の圧力を計測する圧力計と、からなることを特徴とする透気試験装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記反力用部材が、前記試験装置本体の前記開口部が形成された面と反対側面に配置された、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に押し付ける反力発生手段によって構成されている請求項1記載の透気試験装置。
【請求項3】
前記試験装置本体の前記開口部が形成された面が、前記穿孔の直径に適合する円弧面で形成されている請求項1記載の透気試験装置。
【請求項4】
前記試験装置本体の前記開口部が形成された面にシール材が貼着されている請求項1記載の透気試験装置。
【請求項5】
上記請求項1~4いずれかに記載の透気試験装置を用いた透気試験方法であって、
被試験体に穿孔を形成する穿孔形成工程と、
前記試験装置本体を前記穿孔内部に挿入し、前記反力用部材によって前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に押し付ける試験装置本体設置工程と、
前記真空ポンプを稼働して前記チャンバー内を減圧し、前記チャンバー内の圧力が一定圧力以下となった状態で前記バルブを閉めて減圧を停止するチャンバー内減圧工程と、
前記チャンバー内の圧力が所定の圧力に復圧するまでの間、圧力の経時変化を計測する計測工程と、を含むことを特徴とする透気試験方法。
【請求項6】
前記穿孔の深さ方向に複数の位置で計測を行う請求項5記載の透気試験方法。
【請求項7】
前記圧力計の計測圧力が減圧終了圧力になるまで前記真空ポンプによって減圧した後、前記バルブを閉めて、前記圧力計の計測圧力が前記減圧終了圧力より高い測定開始圧力まで復圧した時点を測定開始時刻とし、前記圧力計の計測圧力が前記測定開始圧力より高い測定終了圧力に復圧するまでの間、圧力の経時変化を計測する請求項5記載の透気試験方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート等の深さ方向に対して、コンクリート等の物質移動抵抗性である透気性を測定可能とした透気試験装置及び透気試験方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリート構造物においては、圧縮強度試験で得られる圧縮強度や、コンクリート製造時の材料の配合、例えば水セメント比などによって品質の評価・管理が行われてきた。
【0003】
また、鉄筋コンクリート造建物や鉄骨造建物で火災が発生した場合、被災建物の火害調査・診断及び補修・補強は、下記非特許文献1に開示される指針に基づいて実施されている。同文献に開示された火害調査では、一次調査として、煤の付着状態や周辺部材の変色・変形状態、コンクリートの変色・ひび割れ・浮き・爆裂、鉄筋の露出状況、はり・床部材などのたわみや変形などの目視観察により、表面受熱温度や火害の程度を判断する調査が行われる。その後、一次調査の結果を踏まえ、必要に応じて、コンクリート強度などに着目した力学的試験や、深さ方向の受熱温度を推定する材料分析などにより、火害の程度を詳細に把握する二次調査が行われる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
日本建築学会、建物の火害診断および補修・補強方法 指針・同解説、2015年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のコンクリート構造物の品質評価手法では、実際に施工された構造体としてのコンクリート構造物において、圧縮強度や配合等に問題がないにもかかわらず、コンクリート内部の緻密性や密実性等が不十分なために水分や酸素、二酸化炭素、飛来塩分等の劣化因子が予想以上にコンクリート内部に浸入して、早期に劣化し、コンクリートの耐久性が低下するおそれがあった。このような問題は、コンクリートの緻密性(透気性能)と関係があることから、コンクリート表層部のみならず内部に亘る深さ方向の品質確認が耐久性を考慮する上で特に重要となる。
【0006】
また、上記非特許文献1に記載された火害調査では、コンクリートやモルタルなどの表面の状態を目視観察する一次調査を行い、この一次調査の結果、必要に応じて深さ方向の受熱温度を推定する材料分析などを行う二次調査を行っているが、深さ方向の火害による損傷分布を適確に評価する手法についての検討は不十分である。
【0007】
そこで本発明の主たる課題は、コンクリート等の深さ方向の透気性能を把握することができる透気試験装置及び透気試験方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、被試験体に設けられた穿孔内部に挿入され、外方に向けた開口部を有するチャンバーが形成されるとともに、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に密着させた状態で配置される試験装置本体と、
前記試験装置本体の前記開口部が形成された面と反対側面において、前記穿孔の内面を反力として、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に押し付ける反力用部材と、
前記チャンバー内を減圧するための真空ポンプと、
前記真空ポンプにより前記チャンバー内の圧力を一定圧力以下とした状態で前記チャンバーと真空ポンプとの間の空気の流れを遮断するバルブと、
前記チャンバー内の圧力を計測する圧力計と、からなることを特徴とする透気試験装置が提供される。
【0009】
上記請求項1記載の発明では、コンクリート等の被試験体について、表面から深さ方向に穿孔を形成し、この穿孔内部に透気試験装置の試験装置本体を挿入して透気試験を行うことにより、被試験体の深さ方向の透気性能を調査するものである。
【0010】
前記透気試験装置は、外方に向けた開口部を有するチャンバーが形成されるとともに、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に密着させた状態で配置される試験装置本体と、前記試験装置本体の前記開口部が形成された面と反対側面において、前記穿孔の内面を反力として、前記開口部が形成された面を前記穿孔の内面に押し付ける反力用部材とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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