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公開番号2025135898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033966
出願日2024-03-06
発明の名称支援処理装置、支援処理方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約【課題】人が思考するのにより適した環境を提供する。
【解決手段】ユーザに複数の質問を実施する質問部241と、質問部241が実施した質問に対するユーザのふるまいが所定条件を満たしている場合に、ユーザがリラックスするためのリラックス支援処理を実行し、ふるまいが所定条件を満たしていない場合に、ユーザが思考に集中するための集中支援処理を実行する支援処理部244と、を備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
ユーザに複数の質問を実施する質問部と、
前記質問部が実施した質問に対するユーザのふるまいが所定条件を満たしている場合に、ユーザがリラックスするためのリラックス支援処理を実行し、当該ふるまいが当該所定条件を満たしていない場合に、前記ユーザが思考に集中するための集中支援処理を実行する支援処理部と、
を備える支援処理装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記質問部が実施した質問に前記ユーザが回答するまでに要した思考時間を測定する測定部をさらに備え、
前記支援処理部は、前記測定部が測定した前記思考時間が所定の時間閾値より長い場合に、前記所定条件を満たすと判定し、測定した前記思考時間が当該時間閾値以下である場合に、前記所定条件を満たしていないと判定する、
請求項１に記載の支援処理装置。
【請求項３】
前記支援処理部は、前記ユーザが質問に回答するのに要した前記思考時間が前記時間閾値より長いか否かを当該質問ごとに判定し、当該思考時間が前記時間閾値より長いと判定する度に前記リラックス支援処理を継続して実行し、前記リラックス支援処理を継続して実行した時間が許容時間を超える場合に、前記リラックス支援処理を終了して前記集中支援処理を実行する、
請求項２に記載の支援処理装置。
【請求項４】
前記支援処理部は、前記集中支援処理の実行中に前記測定部が測定した前記思考時間が第１時間閾値より長いと判定した場合に、前記集中支援処理を終了して前記リラックス支援処理を実行し、前記リラックス支援処理の実行中に前記測定部が測定した前記思考時間が前記第１時間閾値よりも小さい第２時間閾値以下であると判定した場合に、前記リラックス支援処理を終了して前記集中支援処理を実行する、
請求項２又は３に記載の支援処理装置。
【請求項５】
前記質問の内容と前記時間閾値とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、
前記支援処理部は、前記質問部が実施した前記質問の内容に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記時間閾値より前記思考時間が長い場合に、前記ユーザがリラックスするための支援処理を実行する、
請求項２又は３に記載の支援処理装置。
【請求項６】
前記支援処理部は、前記ユーザが直近の所定期間において複数の質問に回答するのに要した複数の前記思考時間を平均した平均思考時間が、当該所定期間よりも前に前記ユーザが複数の質問に回答するのに要した思考時間を平均した前記時間閾値よりも長い場合に、前記所定条件を満たすと判定する、
請求項２又は３に記載の支援処理装置。
【請求項７】
前記支援処理部は、前記リラックス支援処理を開始してから所定の最小時間が経過するまで、前記集中支援処理を実行せずに前記リラックス支援処理を継続して実行する、
請求項１から３のいずれか一項に記載の支援処理装置。
【請求項８】
前記質問部が実施した質問に対する回答を入力する速さを測定する測定部をさらに備え、
前記支援処理部は、前記測定部が測定した前記速さが所定の入力閾値より遅い場合に、前記所定条件を満たすと判定し、測定した前記速さが当該入力閾値以上である場合に、前記所定条件を満たしていないと判定する、
請求項１から３のいずれか一項に記載の支援処理装置。
【請求項９】
前記質問部が実行した質問に前記ユーザが回答した内容に基づいてユーザの疲労度を推定する推定部をさらに備え、
前記支援処理部は、前記疲労度が疲労閾値以上である場合に、前記所定条件を満たすと判定し、前記疲労度が当該疲労閾値未満である場合に、前記所定条件を満たさないと判定する、
請求項１から３のいずれか一項に記載の支援処理装置。
【請求項１０】
前記ユーザの表情又は視線に基づいて前記ユーザの疲労度を推定する推定部をさらに備え、
前記支援処理部は、前記疲労度が疲労閾値以上である場合に、前記所定条件を満たすと判定し、前記疲労度が当該疲労閾値未満である場合に、前記所定条件を満たさないと判定する、
請求項１から３のいずれか一項に記載の支援処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、人の思考を支援する支援処理装置、支援処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
人が集中した状態を長時間にわたって持続させるように支援することが行われている。例えば、特許文献１には、芳香源から供給される芳香を変化させることにより、ユーザが集中した状態を長時間にわたって持続させるように支援することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０１５９１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
人の状態によって、集中しやすい環境にする方が思考に適している場合と、リラックスしやすい環境にする方が思考に適している場合がある。特許文献１に記載された技術では、集中しやすい環境を芳香により生じさせることはできるが、リラックスしやすい環境を生じさせることはできないという問題があった。
【０００５】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、人が思考するのにより適した環境を提供することができる支援処理装置、支援処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１の態様の支援処理装置は、ユーザに複数の質問を実施する質問部と、前記質問部が実施した質問に対するユーザのふるまいが所定条件を満たしている場合に、ユーザがリラックスするためのリラックス支援処理を実行し、当該ふるまいが当該所定条件を満たしていない場合に、前記ユーザが思考に集中するための集中支援処理を実行する支援処理部と、を備える。
【０００７】
前記支援処理装置は、前記質問部が実施した質問に前記ユーザが回答するまでに要した思考時間を測定する測定部をさらに備え、前記支援処理部は、前記測定部が測定した前記思考時間が所定の時間閾値より長い場合に、前記所定条件を満たすと判定し、測定した前記思考時間が当該時間閾値以下である場合に、前記所定条件を満たしていないと判定してもよい。
【０００８】
前記支援処理部は、前記ユーザが質問に回答するのに要した前記思考時間が前記時間閾値より長いか否かを当該質問ごとに判定し、当該思考時間が前記時間閾値より長いと判定する度に前記リラックス支援処理を継続して実行し、前記リラックス支援処理を継続して実行した時間が許容時間を超える場合に、前記リラックス支援処理を終了して前記集中支援処理を実行してもよい。
【０００９】
前記支援処理部は、前記集中支援処理の実行中に前記測定部が測定した前記思考時間が第１時間閾値より長いと判定した場合に、前記集中支援処理を終了して前記リラックス支援処理を実行し、前記リラックス支援処理の実行中に前記測定部が測定した前記思考時間が前記第１時間閾値よりも小さい第２時間閾値以下であると判定した場合に、前記リラックス支援処理を終了して前記集中支援処理を実行してもよい。
【００１０】
前記支援処理装置は、前記質問の内容と前記時間閾値とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、前記支援処理部は、前記質問部が実施した前記質問の内容に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記時間閾値より前記思考時間が長い場合に、前記ユーザがリラックスするための支援処理を実行してもよい。前記支援処理部は、前記ユーザが直近の所定期間において複数の質問に回答するのに要した複数の前記思考時間を平均した平均思考時間が、当該所定期間よりも前に前記ユーザが複数の質問に回答するのに要した思考時間を平均した前記時間閾値よりも長い場合に、前記所定条件を満たすと判定してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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