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公開番号
2025137784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025124879,2024043212
出願日
2025-07-25,2018-12-26
発明の名称
ポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤、粘着フィルム、耐熱粘着フィルム用粘着剤組成物、マスキング用耐熱粘着フィルム、マスキング用耐熱粘着フィルムの使用方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250911BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】高温環境下での使用であっても、粘着力が増加する等の経時変化が少ないポリエ
ステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤、粘着フィルム、耐熱粘着フィルム用粘着
剤組成物、マスキング用耐熱粘着フィルムおよびマスキング用耐熱粘着フィルムの使用方
法を提供する。
【解決手段】分子の側鎖および末端の少なくとも一方に、三価以上のカルボン酸およびそ
の酸無水物の少なくとも一方に由来するカルボキシ基を有するポリエステル系樹脂を含有
するポリエステル系粘着剤組成物とした。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸価(mgKOH/g)と重量平均分子量との積が35万以上であるポリエステル系樹脂およびエポキシ系架橋剤を含有するポリエステル系粘着剤組成物を用いてなる耐熱粘着フィルム用粘着剤組成物からなる耐熱粘着フィルム用粘着剤層を有することを特徴する耐熱粘着フィルム。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
上記ポリエステル系樹脂のガラス転移温度が-90~20℃であることを特徴とする請求項1記載の耐熱粘着フィルム。
【請求項3】
上記ポリエステル系樹脂の酸価が5mgKOH/g以上であることを特徴とする請求項1または2記載の耐熱粘着フィルム。
【請求項4】
上記ポリエステル系樹脂の重量平均分子量が2,000~500,000であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の耐熱粘着フィルム。
【請求項5】
上記耐熱粘着フィルム用粘着剤層のゲル分率が70重量%以上であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の耐熱粘着フィルム。
【請求項6】
請求項1~5記載の耐熱粘着フィルムを上記耐熱粘着フィルム用粘着剤層の粘着力を利用して被着体に貼り付ける工程と、上記被着体に貼り付けられた耐熱粘着フィルムを上記被着体ごと120℃以上に加熱する加熱工程と、加熱工程を経由した耐熱粘着フィルムを上記被着体から剥離する工程とを備えることを特徴とする耐熱粘着フィルムの使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤、粘着フィルム、耐熱
粘着フィルム用粘着剤組成物、マスキング用耐熱粘着フィルム、マスキング用耐熱粘着フ
ィルムの使用方法に関し、さらに詳しくは、被着体に貼り付けられた状態で、高温環境下
で使用される場合であっても、被着体から剥離した際に粘着剤が被着体に残る等の汚染が
生じにくく、粘着力の経時変化の少ないマスキング用耐熱粘着フィルム、それに用いるポ
リエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤、粘着フィルム、耐熱粘着フィルム用
粘着剤組成物、およびマスキング用耐熱粘着フィルムの使用方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエステル系樹脂は、多価カルボン酸成分とポリオール成分とを組み合わせる
ことにより、耐薬品性、機械的強度等に優れるものが得られることが知られており、粘着
剤の分野でも有用である。このような粘着剤としては、例えば、特許文献1~3のものが
挙げられる。特許文献1のものは、主成分のポリエステル系樹脂の重量平均分子量を比較
的小さくし、かつ23℃における粘度を所定値以下に抑えることにより、有機溶媒による
希釈を必要とすることなく、室温前後の温度域において良好な塗工性を実現するとされて
いる。
【0003】
また、特許文献2のものは、カルボン酸成分としてカルボン酸成分全体に対して半分未
満の芳香族ジカルボン酸を用い、多価アルコール成分として側鎖に炭化水素を有するグリ
コールを用いることにより、粘着物性に優れ、耐熱性、機械的強度にも優れた粘着剤を得
ることができるとされている。
【0004】
そして、特許文献3のものは、多価カルボン酸成分とグリコール成分とを含むポリエス
テルポリマーを主鎖とし、カルボキシ基を1個と酸無水物基を1個有する化合物が末端に
導入されたポリエステル共重合体とすることで、好ましい範囲の分子量および高い酸価を
有するものとし、その結果、ゲル化を抑制しつつ、相反する特性である接着性および密着
性を同時に向上させるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2011/081163号
特開2007-45914号公報
特開2013-75965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のものは、室温前後の温度域で良好な塗工性を実現でき
るものの、凝集力が低いため、その取扱い性が非常に悪く、実用に耐えられないものであ
った。特に、塗工直後にコシがないため、打痕にも弱く、粘着剤製造時の歩留まりも悪く
なる。また、耐熱性が求められる用途においては、粘着力が増加しすぎてしまい、マスキ
ング用耐熱粘着フィルムとして使用した場合に、粘着剤が被着体に残る等の汚染が生じる
という問題がある。また、上記特許文献2のものは、粘着物性に優れ、耐熱性、機械的強
度にも優れた粘着剤が得られるものの、被着体の表面保護用途のマスキングフィルムとし
て用いる場合における、高温環境下で使用された後の剥離性についてはさらに改良する余
地がある。そして、上記特許文献3のものは、ゲル化を抑制しつつ、これと相反する特性
である接着性および密着性を同時に向上させるものではあるが、このものは接着剤であっ
て、剥離することを前提とする粘着剤ではないため、被着体の表面保護用途のマスキング
フィルムとしては不適である。
【0007】
本発明ではこのような背景下において、高温環境下での使用であっても、粘着力が増加
する等の経時変化が少ないポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤、粘着フ
ィルム、耐熱粘着フィルム用粘着剤組成物、マスキング用耐熱粘着フィルムおよびマスキ
ング用耐熱粘着フィルムの使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
しかるに、本発明者は、ポリエステル系樹脂の分子の側鎖および末端の少なくとも一方
に、三価以上のカルボン酸およびその酸無水物の少なくとも一方に由来するカルボキシ基
を積極的に含有させたポリエステル系樹脂を用いることにより、高温環境下にさらされて
も粘着力の増加を抑制することができるポリエステル系粘着剤組成物を得ることができる
ことを見出し、第1発明を完成させた。
また、本発明者は、酸価と重量平均分子量との積が特定の値以上のポリエステル系樹脂
を用いることにより、高温環境下にさらされても粘着力の増加を抑制することができるポ
リエステル系粘着剤組成物を得ることができることを見出し、第2発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は、分子の側鎖および末端の少なくとも一方に、三価以上のカルボン
酸およびその酸無水物の少なくとも一方に由来するカルボキシ基を有するポリエステル系
樹脂を含有するポリエステル系粘着剤組成物を第1の要旨とする。
【0010】
また、本発明は、酸価(mgKOH/g)と重量平均分子量との積が35万以上である
ポリエステル系樹脂を含有するポリエステル系粘着剤組成物を第2の要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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