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公開番号
2025144502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024180910
出願日
2024-10-16
発明の名称
フェロコークスの製造方法
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類
C10B
53/08 20060101AFI20250925BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】MFの異なる石炭配合においても、ドラム強度を最大限確保できるフェロコークスを製造できるフェロコークスの製造方法を提案する。
【解決手段】本発明のフェロコークスの製造方法は、石炭、鉄源原料およびバインダーを含む成型用原料を混練し、ダブルロール成型機で塊成化した成型物を乾留してフェロコークスを製造するフェロコークスの製造方法において、前記成型用原料として使用する石炭の最高流動度:MF(JIS M 8811)の低減に伴い篩目を小さくし、篩分けした篩上をフェロコークスとして用いる。好ましい実施形態として、0.13×MF+10≦篩目サイズ≦0.22×MF+16の範囲で篩分けする。また、成型炭に配合される石炭の最高流動度:MFが0~50の範囲において、篩分けを行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
石炭、鉄源原料およびバインダーを含む成型用原料を混練し、ダブルロール成型機で塊成化した成型物を乾留してフェロコークスを製造するフェロコークスの製造方法において、前記成型用原料として使用する石炭の最高流動度:MF(JIS M 8811)の低減に伴い篩目を小さくし、篩分けした篩上をフェロコークスとして用いることを特徴とする、フェロコークスの製造方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
0.13×MF+10≦篩目サイズ≦0.22×MF+16の範囲で篩分けすることを特徴とする、請求項1に記載のフェロコークスの製造方法。
【請求項3】
成型炭に配合される石炭の最高流動度:MFが0~50の範囲において、篩分けを行うことを特徴とする、請求項1に記載のフェロコークスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄鉱石等の鉄源原料と石炭とを原料として冶金用のフェロコークスを製造するフェロコークスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
フェロコークスとは、石炭と鉄鉱石とを主成分としこれに成型のためのバインダーを添加した原料を混練機により混合し、これを目標サイズに成型した塊成型物を加熱して塊成型物中の石炭を乾留して製造されたものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ここで、石炭と鉄鉱石とを主成分とするとは、フェロコークスの原料が主として石炭と鉄鉱石であることを意味する。そして、石炭と鉄鉱石とを70mass%以上含有する原料を用いてフェロコークスを製造するものであるが、通常は石炭と鉄鉱石とを80mass%以上含有する原料を使用する(例えば特許文献2参照)。また、通常は乾留炉から排出された原料を篩分け、篩分けした篩上を製品として高炉に搬送する。篩分けした篩下は鉄分を含むため、例えば焼結プロセスの凝結材の代替熱源として使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-277489号公報
特開2008-57005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、フェロコークスの製造には高炉搬送前に篩にかける必要がある。これは、篩分けした篩下の粉を高炉に持ち込んで通気を悪化させないためである。また、篩上のフェロコークスにも制約があり、例えば強度が高いことが、高炉の通気性確保の観点から望ましい。
【0006】
フェロコークスは、高炉使用時の粉化による通気性悪化を抑止するために、例えば、フェロコークスのドラム強度が75%以上となるように管理される。ここで本発明におけるドラム強度とは、JIS K 2151 に記載のドラム試験機にフェロコークス試料10kgを投入して150回転させた後、試料を篩目6mmの篩で分離した篩上の重量比率である。ドラム強度の高いフェロコークスほど高炉内で粉が発生しにくく好ましい。
【0007】
石炭を加熱すると、350~400℃で軟化して、流動性を持つ状態となる。さらに加熱すると膨張し、450~500℃の間で石炭同士が固化する。この性質を「粘結性」といい、フェロコークスのドラム強度を向上させるには、フェロコークス原料である石炭の最高流動度:MF(JIS M 8811)を制御する必要がある。一般にMFは粘結性の指標として用いられ、MFが高い石炭は溶融性が良くドラム強度が高い反面、溶融が過剰に進行すると体積膨張による膨れや粗大な気孔が発生し、ドラム強度が低下する。
【0008】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、MFの異なる石炭配合においても、ドラム強度を最大限確保できるフェロコークスを製造できるフェロコークスの製造方法を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明者らは、フェロコークスのドラム強度はその流動性および粒度に強く影響することから、フェロコークス原料である石炭の最高流動度:MFに応じて篩目を適正化することで、フェロコークスのドラム強度を適正化する方法を着想した。
【0010】
本発明のフェロコークスの製造方法は、石炭、鉄源原料およびバインダーを含む成型用原料を混練し、ダブルロール成型機で塊成化した成型物を乾留してフェロコークスを製造するフェロコークスの製造方法において、前記成型用原料として使用する石炭の最高流動度:MF(JIS M 8811)の低減に伴い篩目を小さくし、篩分けした篩上をフェロコークスとして用いることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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