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公開番号
2025147043
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025130241,2023197356
出願日
2025-08-04,2021-06-17
発明の名称
ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
64/18 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明の目的は、透明性、耐衝撃性、耐熱性、成形性、鉛筆硬度に優れ、かつ低比重性をも両立したポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂を提供することにある。
【解決手段】本発明のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂は、ポリカーボネートブロック(A-1)とポリシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂であって、前記樹脂の比重が1.10以下であり、前記樹脂のガラス転移温度が100~190℃であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリカーボネートブロック(A-1)とポリシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂であって、前記ポリカーボネートブロック(A-1)の構造単位として、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)プロパンのうち少なくとも一つから誘導される単位を含み、前記ポリシロキサンブロック(A-2)の含有量が、ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂全体を基準にして8~70重量%であり、前記樹脂の比重が1.10以下であり、前記樹脂のガラス転移温度が100~190℃であることを特徴とする、ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
ポリカーボネートブロック(A-1)とポリシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂であって、前記ポリカーボネートブロック(A-1)の構造単位として、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,1-ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンのうち少なくとも一つから誘導される単位を含み、前記ポリシロキサンブロック(A-2)の含有量が、ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂全体を基準にして30~70重量%であり、前記樹脂の比重が1.10以下であり、前記樹脂のガラス転移温度が100~190℃であることを特徴とする、ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【請求項3】
前記ポリシロキサンブロック(A-2)が、下記式(3)で表される構造単位を含む、請求項1又は2に記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
TIFF
2025147043000018.tif
31
126
(上記式(3)において、R
23
、R
24
、R
25
及びR
26
は夫々独立して、水素原子、炭素原子数1~12のアルキル基、及び炭素原子数6~12の置換又は無置換のアリール基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表し、R
21
及びR
22
は夫々独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~10のアルキル基及び炭素原子数1~10のアルコキシ基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基を表し、pは1~150の自然数である。Xは炭素原子数2~8の二価脂肪族基である。)
【請求項4】
前記ポリシロキサンブロック(A-2)の平均シロキサン繰り返し数が5~100である、請求項1~3のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【請求項5】
前記ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂のポリシロキサンドメインの平均サイズが1~20nmである、請求項1~4のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【請求項6】
前記樹脂を2mm厚に成形した成形品の全光線透過率が80%以上である、請求項1~5のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【請求項7】
前記樹脂を成形した成形品の表面の鉛筆硬度がHB以上である、請求項1~6のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂を成形して得られる成形品。
【請求項9】
請求項1~7のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂を成形して得られるフィルム又はシート。
【請求項10】
請求項1~7のいずれかに記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂からなる自動車ランプレンズ又は自動車内外装部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、モビリティ分野において、環境負荷低減、航続距離向上を目的に、車体重量の低減が求められており、部材の樹脂化が検討されている。また、近年では、樹脂部材が占める領域が拡大する傾向にあり、比重の低い樹脂材料が求められている。特に、ガラスを代替する樹脂グレージングは、優れた透明性、耐熱性、耐衝撃性を有するポリカーボネート樹脂が使用されており、ガラスに比べて比重が低く、射出成形等の加工方法を選択することで形状の自由度が高く、複数部品の一体化が可能なことから、車体の軽量化、車体のデザインや生産性の向上が期待されている。
【0003】
車体の更なる軽量化を目的に、従来のポリカーボネート樹脂の優れた特性を維持しつつ、更に低比重化されたポリカーボネート樹脂が要求されるようになった。
【0004】
特許文献1には、特定の構造単位を有するポリカーボネート樹脂が検討されている。しかし、低温下での衝撃性が不十分であり、特に高緯度圏や山岳地などの寒冷地で十分な耐衝撃性が発揮されないという課題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/009076号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、透明性、耐衝撃性、耐熱性、成形性、鉛筆硬度に優れ、かつ低比重性をも両立したポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の構造単位を含むポリカーボネートブロックとポリシロキサンブロックとを含むポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂が、透明性、耐衝撃性、耐熱性、成形性、鉛筆硬度に優れ、なおかつ低比重性をも両立することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、発明の課題は下記により達成される。
【0008】
1.ポリカーボネートブロック(A-1)とポリシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂であって、前記樹脂の比重が1.10以下であり、前記樹脂のガラス転移温度が100~190℃であることを特徴とする、ポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【0009】
2.前記ポリカーボネートブロック(A-1)が、下記式(1)で表される構造単位を含む、前項1に記載のポリカーボネート-ポリシロキサン樹脂。
【0010】
TIFF
2025147043000001.tif
41
119
(【0011】以降は省略されています)
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