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公開番号
2025133523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031529
出願日
2024-03-01
発明の名称
ポリオレフィン微多孔膜及びエアフィルタ
出願人
帝人株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C08J
9/26 20060101AFI20250904BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】粒子分離性能及び流体処理効率に優れるポリオレフィン微多孔膜を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン微多孔膜は、ポリオレフィンを含み、バブルポイントが0.04MPa~0.30MPaであり、膜厚(μm)とバブルポイント(MPa)とを乗じた値が2.0~4.5である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオレフィンを含み、
バブルポイントが0.04MPa~0.30MPaであり、
膜厚(μm)と前記バブルポイント(MPa)とを乗じた値が2.0~4.5である、
ポリオレフィン微多孔膜。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
親水化処理を施していない、請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項3】
前記ポリオレフィンがポリエチレンを含む、請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項4】
前記ポリオレフィンが超高分子量ポリエチレンを含み、前記ポリオレフィンに占める前記超高分子量ポリエチレンの割合が1質量%~50質量%である、請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項5】
ガーレ値が1秒/100mL~20秒/100mLである、請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項6】
空孔率が60%~90%である、請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項7】
エアフィルタの濾材に用いるための、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のポリオレフィン微多孔膜。
【請求項8】
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のポリオレフィン微多孔膜を含む濾材を備える、エアフィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリオレフィン微多孔膜及びエアフィルタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、フィルタの濾材に用いる多孔質膜として、ポリオレフィン微多孔膜が知られている。例えば特許文献1~5には、ポリオレフィン微多孔膜を含む濾材及びフィルタが開示されている。
【0003】
特許文献1~4には、ポリオレフィンを含む微多孔膜と多孔質支持層とを有し、微多孔膜と多孔質支持層とが熱可塑性樹脂を含む散在する接着部で接着された積層膜が開示されている。
【0004】
特許文献5には、ポリエチレンを含み、JIS K3835:2006に準拠しBrevundimonas diminuta ATCC 19146を試験菌として用いたときの細菌捕捉性能が10以上であり、水透過係数が40m
3
/m
2
/h/MPa~80m
3
/m
2
/h/MPaである多孔質膜が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-025511号公報
特開2023-025510号公報
特開2023-025509号公報
特開2023-025508号公報
特開2018-176097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ポリオレフィンはハロゲン元素を含まず、したがって、濾材がポリオレフィン微多孔膜であるフィルタは、製造規制及び使用規制が少ない点並びに使用後の廃棄処理に制限が少ない点で有利である。
さらに近年、有機フッ素化合物の生態毒性及び人体毒性が報告され、世界的に有機フッ素化合物の製造規制及び使用規制が強まっており、ポリオレフィン微多孔膜への市場要求が高まり、ポリオレフィン微多孔膜のさらなる性能向上が求められている。
【0007】
本開示は、上記状況のもとになされた。
本開示は、粒子分離性能及び流体処理効率に優れるポリオレフィン微多孔膜を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
<1>
ポリオレフィンを含み、
バブルポイントが0.04MPa~0.30MPaであり、
膜厚(μm)と前記バブルポイント(MPa)とを乗じた値が2.0~4.5である、
ポリオレフィン微多孔膜。
<2>
親水化処理を施していない、<1>に記載のポリオレフィン微多孔膜。
<3>
前記ポリオレフィンがポリエチレンを含む、<1>又は<2>に記載のポリオレフィン微多孔膜。
<4>
前記ポリオレフィンが超高分子量ポリエチレンを含み、前記ポリオレフィンに占める前記超高分子量ポリエチレンの割合が1質量%~50質量%である、<1>~<3>のいずれか1つに記載のポリオレフィン微多孔膜。
<5>
ガーレ値が1秒/100mL~20秒/100mLである、<1>~<4>のいずれか1つに記載のポリオレフィン微多孔膜。
<6>
空孔率が60%~90%である、<1>~<5>のいずれか1つに記載のポリオレフィン微多孔膜。
<7>
エアフィルタの濾材に用いるための、<1>~<6>のいずれか1つに記載のポリオレフィン微多孔膜。
<8>
<1>~<6>のいずれか1つに記載のポリオレフィン微多孔膜を含む濾材を備える、エアフィルタ。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、粒子分離性能及び流体処理効率に優れるポリオレフィン微多孔膜が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の実施形態について説明する。これらの説明及び実施例は実施形態を例示するものであり、実施形態の範囲を制限するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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