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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025149908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2025030138
出願日
2025-02-27
発明の名称
トナー
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
9/097 20060101AFI20251001BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 優れた低温定着性及び耐スクラッチ性を示すトナーを提供すること。
【解決手段】 結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、結着樹脂が、非晶性樹脂A、結晶性ポリエステルCを含有し、非晶性樹脂Aは、ポリエステルであって、ポリエステル骨格を形成する構造として、(i)ポリエチレンテレフタレート構造部、及び(ii)所定の構造を有するユニットを有し、非晶性樹脂AのSP値をSP
A
、結晶性ポリエステルCのSP値をSP
C
としたとき、1.00≦SP
A
-SP
C
≦1.35を満たし、トナーがリン化合物由来のリン元素を含有し、トナーの質量を基準とした、トナー中のリン元素の含有量が5~500ppmであることを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂が、非晶性樹脂Aと、結晶性ポリエステルCとを含有し、
該非晶性樹脂Aは、ポリエステルであって、ポリエステル骨格を形成する構造として、
(i)ポリエチレンテレフタレート構造部、及び
(ii)下記式(1)で表されるユニット、下記式(2)で表されるユニット、下記式(3)で表されるユニット、及び下記式(4)で表されるユニットからなる群より選択される少なくとも一の構造、
を有し、
TIFF
2025149908000023.tif
44
96
(式(1)中、R1は、炭素数6~16のアルキル基又は炭素数6~16のアルケニル基を表し、
A1は、炭化水素基を表し、
*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
mは、2以上の整数を表す。)
TIFF
2025149908000024.tif
28
80
(式(2)中、R2は、炭素数6~16のアルキル基又は炭素数6~16のアルケニル基を表し、
B1は、炭化水素基を表し、
*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
nは、2以上の整数を表す。)
TIFF
2025149908000025.tif
29
130
(式(3)中、*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
xは、6~16の整数を表す。)
TIFF
2025149908000026.tif
21
102
(式(4)中、*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
yは、6~16の整数を表す。)
該非晶性樹脂AのSP値をSP
A
(cal/cm
3
)
0.5
、該結晶性ポリエステルCのSP値をSP
C
(cal/cm
3
)
0.5
としたとき、該SP
A
と該SP
C
とが下記式(C)を満たし、
1.00≦SP
A
-SP
C
≦1.35・・・(C)
該トナーがリン化合物由来のリン元素を含有し、
該トナーの質量を基準とした、該トナー中の該リン元素の含有量をW
P
(ppm)としたとき、該W
P
が下記式(D)を満たすことを特徴とするトナー。
5≦W
P
≦500・・・(D)
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記W
P
が下記式(K)を満たす請求項1に記載のトナー。
20≦W
P
≦500・・・(K)
【請求項3】
前記非晶性樹脂A中の前記ポリエステル骨格を形成するアルコールに由来する構造とカルボン酸に由来する構造の総モル数に対する、前記ポリエチレンテレフタレート構造部のエチレングリコールに由来する構造の割合をW
EG
(モル%)としたとき、該W
EG
が下記式(E)を満たす請求項1又は2に記載のトナー。
12.6≦W
EG
≦24.8・・・(E)
【請求項4】
前記非晶性樹脂A中の前記ポリエステル骨格を形成するアルコールに由来する構造とカルボン酸に由来する構造の総モル数に対する、前記式(1)で表されるユニット、式(2)で表されるユニット、式(3)で表されるユニット、及び式(4)で表されるユニットの合計割合をW
CH
(モル%)としたとき、該W
CH
が下記式(F)を満たす請求項1又は2に記載のトナー。
5.6≦W
CH
≦14.6・・・(F)
【請求項5】
前記結晶性ポリエステルCが、主鎖末端のヒドロキシ基が炭素数16~31の脂肪族モノカルボン酸で末端修飾された構造を有する変性結晶性ポリエステル、あるいは、主鎖末端のカルボキシ基が炭素数15~30の脂肪族モノアルコールで末端修飾された構造を有する変性結晶性ポリエステルである請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項6】
前記非晶性樹脂Aが、前記式(1)で表されるユニット又は前記式(2)で表されるユニットを含有する請求項1又は2に記載のトナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真方式、静電記録方式、及び、静電印刷方式などに用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式のフルカラー複写機が広く普及するに従い、更なる高速化、高画質化はもちろんのこと、ランニングコストを削減できる省エネルギー性能、オフィスの普通紙だけでなく製本やパッケージ印刷へも展開できる多種多様なメディアへの対応など、付加的な性能の向上も要求されている。さらに、使用される材料も環境負荷低減への配慮が求められている。
【0003】
具体的には、省エネルギー化に対応したトナーとして、定着工程での消費電力を低下させるために、より低い温度で定着できる、低温定着性に優れたトナーが求められている。さらに、製本やパッケージ印刷に使用される厚紙コート紙は、人の爪や鋭利なものとの接触に対して、メディアへの潜り込み深さが大きくなることから接触面積が増加し、外部からの強いストレスによってトナーがメディアから剥がれて画像欠陥を起こす。いわゆる、スクラッチという現象が起こる場合がある。そこで、厚紙コート紙への外部ストレスにも耐えうる、耐スクラッチ性に優れたトナーが求められている。
【0004】
そこで、特許文献1では、低温定着性に優れたトナーとして、結晶性樹脂を使用したトナーが提案されている。また、特許文献2では、耐スクラッチ性に優れたトナーとして、誘電率の高い無機微粒子を有するトナーが提案されている。
【0005】
一方、近年は環境・資源問題も含め、使用済みPETボトル等のプラスチック製品の再利用・有効活用は、大きな課題となっている。PETボトルの販売本数の増加に伴い、リサイクル率の向上が求められている。PETボトルのリサイクル方法としては、食品用トレイ等のシート用途の利用、衣類などの繊維用途の利用、水平リサイクルであるボトルtoボトルの利用がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-156074号公報
特開2020-34647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のトナーは、シャープメルト性を有することから、優れた低温定着性を発揮する。
【0008】
また、特許文献2には、プリント画像中のトナー粒子界面に存在し、スクラッチ性悪化の要因になっていた無機微粒子を、誘電率の高い無機微粒子に変更することで、耐スクラッチ性を向上する技術が提案されている。
【0009】
しかし、特許文献1に記載されたような低温定着性に優れたトナーでは、プリント画像中において、トナー粒子界面ではなく、トナー粒子自体が破断されて、スクラッチが生じることがある。そのため、特許文献2に記載の技術を適用しても、スクラッチが発生してしまう場合あった。
【0010】
上述の通り、低温定着性及び耐スクラッチ性の両立に関しては改善の余地がある。そこで、優れた低温定着性及び耐スクラッチ性を示すトナーの開発が急務となっている。本開示は、優れた低温定着性及び耐スクラッチ性を示すトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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