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公開番号
2025151153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052427
出願日
2024-03-27
発明の名称
無線通信装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04B
1/26 20060101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】スーパーヘテロダイン方式の無線通信装置において、セルフミキシングによって中間周波数信号に発生する直流のオフセット成分を、信号成分を除去することなく抑制する。
【解決手段】無線周波数信号と局部発振信号とを混合し、中間周波数信号を出力するミキサを有し、ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、局部発振信号が入力された状態でミキサから出力される直流電圧に基づいて、中間周波数信号に含まれる直流成分のレベルを補正する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
無線周波数信号と局部発振信号とを混合し、中間周波数信号を出力するミキサを有し、
前記ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、前記局部発振信号が入力された状態で前記ミキサから出力される直流電圧に基づいて、前記中間周波数信号に含まれる直流成分のレベルを補正する
無線通信装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、前記局部発振信号が入力された状態で前記ミキサから出力される直流電圧に応じた補正値を生成する補正値生成回路と、
前記補正値を記憶するメモリと、
前記メモリに記憶された補正値に基づいて、制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、
前記制御電圧に基づいて、前記中間周波数信号の直流レベルを補正する補正回路と、
を有する請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、前記局部発振信号が入力された状態で前記ミキサから出力される直流電圧と、所定の基準電圧との差分に応じた電圧を出力する差分検出回路を有し、
前記補正値生成回路は、前記差分検出回路の出力に基づいて前記補正値を生成する
請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、前記局部発振信号が入力された状態で前記ミキサから出力される直流電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換器を有し、
前記補正値生成回路は、前記アナログ・デジタル変換器から出力される前記デジタル値に基づいて前記補正値を生成する
請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記中間周波数信号は、正相信号及び逆相信号を含む差動信号であり、
前記アナログ・デジタル変換器の一方の入力端に入力される信号を、前記正相信号とするか基準電圧とするかを切り替える正相側切り替え回路と、
前記アナログ・デジタル変換器の他方の入力端に入力される信号を、前記逆相信号とするか基準電圧とするかを切り替える逆相側切り替え回路と、
を有する
請求項4に記載の無線通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、無線通信装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
無線通信装置に関する技術として、以下の技術が知られている。例えば特許文献1には、信号源と、信号源からの信号により周波数変調された局部発振器と、局部発振器の出力とアンテナからの入力信号を入力するミキサと、ミキサの出力から信号源の周波数成分を除去する除去手段と、除去手段の出力を入力する復調手段を備えた直接変換受信機が記載されている。
【0003】
特許文献2には、周波数変換用のローカル信号とこのローカル信号によって周波数が変換される入力信号とを混合するミキサと、ミキサに入力されるローカル信号よりその一部を、所定の結合量に応じて取り出すカップラと、カップラによって取り出された信号の位相が、ミキサより出力される信号に洩れ込んだローカル信号の位相とは逆位相となるように制御する移相器と、移相器にて位相抑制された信号をミキサの出力する信号に、当該信号に洩れ込んだローカル信号をキャンセルする結合量にて注入するカップラと、カップラによって洩れ込んだローカル信号がキャンセルされた信号中より、不要な周波数成分を除去するバンドパスフィルタと、を備えた周波数変換回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-200072号公報
特開平5-175736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無線通信に用いられるトランシーバIC(Integrated Circuit)の受信信号の処理方式として、スーパーヘテロダイン方式が広く採用されている。スーパーヘテロダイン方式は、受信信号である無線周波数信号(以下、RF信号という)と、局部発振器から出力される局部発振信号(以下、LO信号という)をミキサにより混合することにより、これらの信号の周波数の差分に相当する周波数を有する中間周波数信号(以下、IF信号という)を生成し、IF信号を増幅した後に復調する受信方式である。
【0006】
スーパーヘテロダイン方式においては、セルフミキシングが問題となる。セルフミキシングは、LO信号がミキサのLO信号の入力端からRF信号の入力端に漏洩し、ミキサの前段に配置されたローノイズアンプ等の回路で反射され、再びミキサに入力されることで、ミキサから出力されるIF信号にオフセットが発生する現象である。
【0007】
ミキサの出力ラインにキャパシタを挿入することにより直流のオフセット成分を除去する対策が考えられる。IF信号の周波数が十分に高く、IF信号に含まれる信号成分が除去帯域に含まれない場合には、上記の対策は有効である。一方、IF信号の周波数が広帯域となるシステムや、ゼロIF方式を採用するシステムにおいては、キャパシタによって信号成分が除去されるおそれがあるため、上記の対策を採用することはできない。
【0008】
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、スーパーヘテロダイン方式の無線通信装置において、セルフミキシングによって中間周波数信号に発生する直流のオフセット成分を、信号成分を除去することなく抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の技術に係る無線通信装置は、無線周波数信号と局部発振信号とを混合し、中間周波数信号を出力するミキサを有し、前記ミキサに前記無線周波数信号が入力されず、前記局部発振信号が入力された状態で前記ミキサから出力される直流電圧に基づいて、前記中間周波数信号に含まれる直流成分のレベルを補正する。
【発明の効果】
【0010】
開示の技術によれば、スーパーヘテロダイン方式の無線通信装置において、セルフミキシングによって中間周波数信号に発生する直流のオフセット成分を、信号成分を除去することなく抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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