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公開番号2025152396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054266
出願日2024-03-28
発明の名称ロータ、回転電機及び車両駆動用装置
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 1/276 20220101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータを効率的に冷却しつつ、ロータの軽量化を図る。
【解決手段】ロータ60は、抜き穴が形成されている板状部材を積層することにより形成され、シャフト50が嵌入されているロータコア61と、ロータコアを回転軸の方向の両側から挟み込んで固定しているエンドプレート63と、エンドプレートのうちロータコアの反対側に位置している面を覆うマグネットカバー64,65と、を備える。エンドプレートは、シャフトが嵌入されている環状部と、環状部から動径方向の外側に突出しており、ボルトが挿入されるボルト挿入穴が形成されている複数のボルト挿入部と、隣接する二つのボルト挿入部の間に形成されており、回転軸に向かって凹んでいる切り欠きと、を有し、回転軸の方向において切り欠きの少なくとも一部が抜き穴と重複するように配置され、マグネットカバーは、回転軸の方向において少なくとも一部が切り欠きと重複する穴が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトと、
抜き穴が形成されている板状部材を回転軸の方向に積層させることにより形成されており、前記シャフトが嵌入されているロータコアと、
前記ロータコアを前記回転軸の方向の両側から挟み込んで固定しているエンドプレートと、
前記エンドプレートのうち前記ロータコアの反対側に位置している面を覆うマグネットカバーと、
を備え、
前記エンドプレートは、前記シャフトが嵌入されている環状部と、前記環状部から動径方向の外側に突出しており、ボルトが挿入されるボルト挿入穴が形成されている複数のボルト挿入部と、前記回転軸周りの方向において隣接する二つの前記ボルト挿入部の間に形成されており、前記回転軸に向かって凹んでいる切り欠きと、を有し、前記回転軸の方向において前記切り欠きの少なくとも一部が前記抜き穴と重複するように配置されており、
前記マグネットカバーは、前記回転軸の方向において少なくとも一部が前記切り欠きと重複する穴が形成されている、
ロータ。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記マグネットカバーに形成されている前記穴は、前記回転軸の方向において少なくとも一部が前記抜き穴と重複している、
請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のロータを備える回転電機。
【請求項4】
請求項3に記載の回転電機を備える車両駆動用装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータ、回転電機及び車両駆動用装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
モータ、ジェネレータ等の回転電機のロータコアは、ロータの回転軸の方向に積層されている複数の板状部材を備える。板状部材は、ロータの回転により発生する応力の緩和、ロータの軽量化、ロータの冷却効率の向上等のために、回転軸の方向に貫通している抜き穴が形成されていることが多い。ロータコアは、複数の板状部材を二つのエンドプレートにより回転軸の方向の両側から挟み込んで固定することにより形成されている。エンドプレートは、板状部材の抜き穴と重複する位置に抜き穴が形成されている。また、このようなエンドプレートとして、例えば、特許文献1に開示されている環状の固定板が挙げられる。一般的に、エンドプレートは、環状の板であることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-115730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、環状のエンドプレートは、エンドプレートにおいて抜き穴が形成されている位置、エンドプレートの抜き穴の形状、寸法等により縁から抜き穴までの動径方向における距離が短くなってしまうことがある。そして、このような場合、環状のエンドプレートは、ロータが高速で回転した際の応力により破断する可能性がある。
【0005】
一方、環状のエンドプレートは、このような現象の発生を抑制するために抜き穴の寸法を小さくしたり、抜き穴の位置を縁から離したりした場合、ロータコアに形成されている抜き穴を塞いでしまうことがある。エンドプレートがロータコアの抜き穴を塞ぐ場合、ロータコアの抜き穴に冷媒が接触し難くなるため、ロータの冷却効率が低下する。また、エンドプレートがロータコアの抜き穴を塞ぐ場合、エンドプレート全体が比較的重くなるため、ロータの軽量化も困難となる。
【0006】
そこで、本発明は、ロータを効率的に冷却しつつ、ロータの軽量化を図ることができるロータ、回転電機及び車両駆動用装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明のロータは、シャフトと、抜き穴が形成されている板状部材を回転軸の方向に積層させることにより形成されており、前記シャフトが嵌入されているロータコアと、前記ロータコアを前記回転軸の方向の両側から挟み込んで固定しているエンドプレートと、前記エンドプレートのうち前記ロータコアの反対側に位置している面を覆うマグネットカバーと、を備える。前記エンドプレートは、前記シャフトが嵌入されている環状部と、前記環状部から動径方向の外側に突出しており、ボルトが挿入されるボルト挿入穴が形成されている複数のボルト挿入部と、前記回転軸周りの方向において隣接する二つの前記ボルト挿入部の間に形成されており、前記回転軸に向かって凹んでいる切り欠きと、を有し、前記回転軸の方向において前記切り欠きの少なくとも一部が前記抜き穴と重複するように配置されており、前記マグネットカバーは、前記回転軸の方向において少なくとも一部が前記切り欠きと重複する穴が形成されている。
【0008】
本発明のロータでは、前記マグネットカバーに形成されている前記穴は、前記回転軸の方向において少なくとも一部が前記抜き穴と重複している。
【0009】
本発明の回転電機は、上述したロータを備える。
【0010】
本発明の車両駆動用装置は、上述した回転電機を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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