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公開番号2025142582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042030
出願日2024-03-18
発明の名称センサ固定用治具
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01F 23/00 20220101AFI20250924BHJP(測定;試験)
要約【課題】管渠の管底からの情報を計測するセンサの固定用治具において、管渠内の流路阻害や管径の大きさによる影響を低減し、施工作業の危険性および作業性の悪化を抑制する。
【解決手段】センサの固定用治具20は、水位センサ22が取り付けられた円弧状の治具本体21・治具本体21の両サイドに形成されたガイド孔25a,25b・前記両サイドを管渠3の内壁3aに取り付ける固定具23a,23b,24a,24bを備える。管渠3の内壁3aに埋設されたアンカーボルト28を固定具23a,24aの貫通孔27およびガイド孔25a,25bに挿通してナットを締結することで固定用治具20が内壁3aに固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
管渠内の各種情報を計測するセンサの固定用治具であって、
前記センサが取り付けられた円弧状の治具本体と、
前記治具本体の両サイドに形成されたガイド孔と、
前記両サイドのそれぞれを前記管渠の内壁に取り付ける固定具と、
前記各固定具に前記ガイド孔と連通形成された貫通孔と、
を備え、
前記センサは、
前記治具本体の両サイド間に取り付けられ、
前記ガイド孔は、
前記治具本体の長手方向に沿って形成された長孔により構成され、
前記治具本体は、
前記管渠の内壁に固定されたアンカーボルトを前記ガイド孔および前記貫通孔に挿通してナットを締結することで前記内壁に固定される一方、
前記ナットを緩めて前記各ガイド孔に沿って前記内壁の周方向にスライド移動可能なことを特徴とするセンサ固定治具。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記治具本体の両端部には、
前記スライド移動を制限するストッパーが形成されていることを特徴とする請求項1記載のセンサ固定治具。
【請求項3】
前記治具本体は、
前記内壁の曲率に応じて弾性変形可能なことを特徴とする請求項1または2記載のセンサ固定治具。
【請求項4】
前記固定具が、
前記両サイドを抑えつけて前記内壁に取り付けることを特徴とする請求項1または2記載のセンサ固定治具。
【請求項5】
前記固定具は、前記サイドごとに複数個が設けられ、
前記各固定具は、前記内壁への固定用の孔部が形成され、
前記アンカーボルトは、選択された前記固定具の前記貫通孔に挿通されて前記ナットが締結される一方、
前記選択されなかった前記固定治具は、前記孔部に挿通されたボルトを前記内壁に固定することで前記治具本体を抑え、
前記スライド移動時には前記締結が緩められることを特徴とする請求項1または2記載のセンサ固定金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管渠内の各種情報を取得するセンサを固定するための治具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
管渠内の水位情報を取得する水位センサ(水位計)を固定する技術として、特許文献1,2が公知となっている。
【0003】
特許文献1では、防波管内に投入された投げ込式水位計を前記防波管の上端部に取り付けられたフランジにより固定し、前記防波管は前記水位計に接続されたケーブルを支持する板部材を備えている。
【0004】
特許文献2では、管渠のインバート底面の曲面に応じて形成されたセンサ固定具のセンサ固定板に水位計ホルダーが取り付けられている。この水位計ホルダー内にセンサ本体が収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-024146号公報
特開2020-201290号公報
特開2015-10403号公報
特開2020-2618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7中の1は、特許文献1などの防波管を示している。この防波管1は、通常、用水路などの角形水路の垂直壁面2などに固定されている。ところが、管渠3など管底が円弧状の場合には、マンホール内のインバート30(図10参照)上に水位計を設置することになってしまうため、管底からのセンシング(水位・流速測定など)が難しい。
【0007】
一方、水位計を管底に設置しようとすると、図8に示すように、管渠3内に防波管が挿入され、雑物などが引っかかって流路阻害を起こすおそれがある。さらに圧力式水位計などのセンサ点検時やセンサ交換時のゼロ点調整を行う際に固定用の金具1aなどはすべて外す必要がある。この場合、現状復旧は実質的に新たな施工となるため、位置出しが困難となり、作業性の悪化を招くおそれもあった。
【0008】
図9中の4は、特許文献2のセンサ固定具を示している。管渠3などの円形水路(横断面管状水路)の場合は、特許文献2のセンサ固定具4などで水位計5を共架し、該センサ固定具4を管内に固定している。
【0009】
確かにセンサ固定具4を用いれば管渠3の管底からのセンシングは可能なものの、管径が大きい場合にはセンサ固定具4そのものが大きくなり、マンホール内に挿入することが困難となってしまう。
【0010】
すなわち、一般的なマンホールの開口部直径は、「600~900mm」程度なため、水路の管径が「900mm」を超える場合は適用することができない。また、前記ゼロ点調整などの点検を行う際には、センサ固定具4をすべて取り外す作業が必要なため、管渠3内の水位が高く、流速が速い場合には作業員が流されるなどの危険を生じるおそれもある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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