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公開番号2025157387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2025119210,2024064079
出願日2025-07-15,2020-03-17
発明の名称動画像復号装置、動画像符号化装置、および記録媒体
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 19/70 20140101AFI20251007BHJP(電気通信技術)
要約【課題】参照ピクチャが不定にならない動画像復号装置及び動画像符号化装置を提供する。
【解決手段】動画像復号装置は、複数の参照ピクチャリスト構造を復号し、ピクチャ単位あるいはスライス単位で、複数の参照ピクチャリスト構造から一つの参照ピクチャリスト構造を選択するインター予測部を有する。複数の参照ピクチャリスト構造において、すべての参照ピクチャ数は1以上とし、参照ピクチャ数が0であるという参照ピクチャリスト構造を回避する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
動画像復号装置であって、
ピクチャパラメータセットから、変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第1のシンタックス要素を復号し、前記ピクチャパラメータセットから、重み予測情報がピクチャヘッダまたはスライスヘッダのどちらに存在するかを示すフラグを復号し、前記スライスヘッダから、前記変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第2のシンタックス要素を復号し、前記重み予測情報から、重み係数を計算するための第3のシンタックス要素を復号するパラメータ復号部と、
インター予測パラメータを導出する予測パラメータ導出部と、
前記インター予測パラメータおよび参照ピクチャに基づいて補間画像を生成する動き補償部と、
前記第3のシンタックス要素を用いて前記重み係数を導出し、前記補間画像および前記重み係数を用いて予測画像を生成する重み予測部と、を備え、
前記パラメータ復号部は、前記第1のシンタックス要素または前記第2のシンタックス要素を用いて前記変数NumRefIdxActive[1]を計算し、
前記重み予測部は、前記フラグが、前記重み予測情報が前記スライスヘッダに存在することを示す場合、参照ピクチャリスト1に含まれるエントリに対してシグナルされた前記重みの数を示す変数NumWeightsL1を前記変数NumRefIdxActive[1]の値に等しくなるように設定することを特徴とする動画像復号装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
動画像符号化装置であって、
変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第1のシンタックス要素を符号化し、重み予測情報がピクチャヘッダまたはスライスヘッダのどちらに存在するかを示すフラグを符号化し、前記変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第2のシンタックス要素を符号化し、重み係数を計算するための第3のシンタックス要素を符号化し、前記第1のシンタックス要素および前記フラグを含むピクチャパラメータセットを生成し、前記第2のシンタックス要素を含む前記スライスヘッダを生成し、前記第3のシンタックス要素を含む前記重み予測情報を生成するパラメータ符号化部と、
インター予測パラメータを導出する予測パラメータ導出部と、
前記インター予測パラメータおよび参照ピクチャに基づいて補間画像を生成する動き補償部と、
前記第3のシンタックス要素を用いて前記重み係数を導出し、前記補間画像および前記重み係数を用いて予測画像を生成する重み予測部と、を備え、
前記パラメータ符号化部は、前記第1のシンタックス要素または前記第2のシンタックス要素を用いて前記変数NumRefIdxActive[1]を計算し、
前記重み予測部は、前記フラグが、前記重み予測情報が前記スライスヘッダに存在することを示す場合、参照ピクチャリスト1に含まれるエントリに対してシグナルされた前記重みの数を示す変数NumWeightsL1を前記変数NumRefIdxActive[1]の値に等しくなるように設定することを特徴とする動画像符号化装置。
【請求項3】
コンピュータに動画像を復号させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
ピクチャパラメータセットから、変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第1のシンタックス要素を復号するステップと、
前記ピクチャパラメータセットから、重み予測情報がピクチャヘッダまたはスライスヘッダのどちらに存在するかを示すフラグを復号するステップと、
前記スライスヘッダから、前記変数NumRefIdxActive[1]を計算するための第2のシンタックス要素を復号するステップと、
前記重み予測情報から、重み係数を計算するための第3のシンタックス要素を復号するステップと、
前記第1のシンタックス要素または前記第2のシンタックス要素を用いて前記変数NumRefIdxActive[1]を計算するステップと、
前記フラグが、前記重み予測情報が前記スライスヘッダに存在することを示す場合、参照ピクチャリスト1に含まれるエントリに対してシグナルされた前記重みの数を示す変数NumWeightsL1を前記変数NumRefIdxActive[1]の値に等しくなるように設定するステップと、
インター予測パラメータを導出するステップと、
前記インター予測パラメータおよび参照ピクチャに基づいて補間画像を生成するステップと、
前記第3のシンタックス要素を用いて前記重み係数を導出するステップと、
前記補間画像および前記重み係数を用いて予測画像を生成するステップと、
を実行させることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、予測画像生成装置、動画像復号装置、および動画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやH.265/HEVC(High-Efficiency Video Coding)方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、近年の動画像符号化及び復号の技術として非特許文献1が挙げられる。
【0007】
非特許文献1においては、インター予測のための参照ピクチャリストの管理において、複数の参照ピクチャリストを定義して、それを参照して用いる仕組みが採用されている。また、重み予測において、明示的に重みの数を定義する手法が採用されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
"Versatile Video Coding (Draft 8)", JVET-P2001-vE, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2020-3-12
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1では、参照ピクチャリストの管理において、参照ピクチャ数が0であるという参照ピクチャリスト構造が定義できるため、参照ピクチャが不定になってしまうという課題がある。
【0010】
また、定義している参照ピクチャリスト構造のうち、実際に予測に用いる参照ピクチャ数をスライスヘッダでは定義できるが、ピクチャヘッダでは定義できないという課題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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