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公開番号2025157930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060288
出願日2024-04-03
発明の名称橋、および橋の製造方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01D 12/00 20060101AFI20251008BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】薄くしてコンパクトにすることができる橋、および橋の製造方法を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る橋は、第1方向D1、および第1方向D1に交差する第2方向D2に延びている橋1である。橋1は、第1方向D1に延びる橋桁と、橋桁に載せられるとともに第1方向D1に沿って並ぶ複数の床版ブロック10と、複数の床版ブロック10を互いに連結する連結部材20と、を備える。複数の床版ブロック10は、第1方向D1に貫通する貫通孔を有する。連結部材20は、複数の床版ブロック10の貫通孔に通された状態で複数の床版ブロック10を互いに連結している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向、および前記第1方向に交差する第2方向に延びる橋であって、
前記第1方向に延びる橋桁と、
前記橋桁に載せられるとともに前記第1方向に沿って並ぶ複数の床版ブロックと、
複数の前記床版ブロックを互いに連結する連結部材と、
を備え、
複数の前記床版ブロックは、前記第1方向に貫通する貫通孔を有し、
前記連結部材は、複数の前記床版ブロックの前記貫通孔に通された状態で複数の前記床版ブロックを互いに連結している、
橋。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記橋桁は、複数の中空管であり、
複数の前記中空管のそれぞれは、ケーブルおよび配管の少なくともいずれかを前記第1方向に通すことが可能な挿通空間を有する、
請求項1に記載の橋。
【請求項3】
前記第1方向に沿って並ぶ2つの前記床版ブロックの間に入り込むずれ止め部材を備え、
前記ずれ止め部材は、2つの前記床版ブロックの間に入り込んだ状態で複数の前記床版ブロックの前記第1方向のずれを抑制する、
請求項1または請求項2に記載の橋。
【請求項4】
前記橋桁は、複数の中空管であり、
複数の前記床版ブロックの下方において複数の前記中空管を互いに接続する接続部材を備える、
請求項1または請求項2に記載の橋。
【請求項5】
複数の前記床版ブロックを含むとともに、前記第1方向に沿って並ぶ複数のブロック群と、
複数の前記連結部材とを備え、
複数の前記連結部材のそれぞれは、1つの前記ブロック群を構成する複数の前記床版ブロックの前記貫通孔に通された状態で前記ブロック群の複数の前記床版ブロックを互いに連結している、
請求項1または請求項2に記載の橋。
【請求項6】
第1方向、および前記第1方向に交差する第2方向に延びる橋の製造方法であって、
前記第1方向に貫通する貫通孔を有する複数の床版ブロックを3Dプリンタによって作製する工程と、
前記第1方向に延びる橋桁の上に複数の前記床版ブロックを前記第1方向に沿うように並べる工程と、
複数の前記床版ブロックの前記貫通孔に連結部材を通して複数の前記床版ブロックを互いに連結する工程と、
を備える、
橋の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、橋、および橋の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、仮設架橋が記載されている。仮設架橋は、水平方向に沿って並ぶ一対の土砂崩れ防止部材の間に形成された開口部を架け渡すために構築される。一対の土砂崩れ防止部材の間には突っ張り梁が設けられている。仮設架橋は、直列的に配置された複数のブロックと、複数のブロックの両端のそれぞれに配置された一対の脚部ブロックとを有する。
【0003】
水平方向から見た場合において、一対の脚部ブロック、および複数のブロックは、アーチ状を呈する。一対の脚部ブロック、および複数のブロックのそれぞれの上面は、曲面状とされている。ブロックは、木材、樹脂、繊維強化した複合材、または軽量金属によって構成されている。
【0004】
ブロックと脚部ブロックの下方には連結手段としてのナイロンベルトが渡されている。ナイロンベルトでは、仮設架橋を通行する車両の重量に十分耐えられる引張強さを有するように素材および断面積が決められる。ブロックは、埋設インサートとボルト等の固定金具によってナイロンベルトに固定されている。ナイロンベルトは、複数のブロックの下面全体に架け渡されている。各ブロックの下面の隣接ブロックに近い部分には、複数のインサートが埋設されている。ナイロンベルトは、インサート、ボルトナットおよび座金を介してブロックに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-55906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した仮設架橋では、床版ブロックの下方に連結手段としてのナイロンベルトが渡されており、ナイロンベルトによって複数の床版ブロックが互いに連結されている。ナイロンベルトの断面積は、仮設架橋を通行する車両の重量に十分に耐えられる引張強さを有するように決められる。
【0007】
上記のナイロンベルトのように連結部材が床版ブロックの外面に配置される場合、連結部材の厚さによっては橋そのものが厚くなってしまうことがあり、橋のデザイン性において改善の余地がある。さらに、橋には、インフラケーブルおよびインフラ配管等のケーブルおよび配管が渡されることがあり、橋が厚くてさらにケーブルおよび配管が渡されると、橋のデザイン性が低下する懸念がある。したがって、複数の床版ブロックを有する橋では、橋を薄くしてコンパクトにできることが求められる。
【0008】
本開示は、薄くしてコンパクトにすることができる橋、および橋の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本開示に係る橋は、第1方向、および第1方向に交差する第2方向に延びている。橋は、第1方向に延びる橋桁と、橋桁に載せられるとともに第1方向に沿って並ぶ複数の床版ブロックと、複数の床版ブロックを互いに連結する連結部材と、を備える。複数の床版ブロックは、第1方向に貫通する貫通孔を有する。連結部材は、複数の床版ブロックの貫通孔に通された状態で複数の床版ブロックを互いに連結している。
【0010】
この橋は、第1方向に延びる橋桁と、第1方向に貫通する貫通孔を有する複数の床版ブロックと、橋桁の上方において複数の床版ブロックを互いに連結する連結部材とを有する。複数の床版ブロックは、橋桁に載せられた状態で第1方向に沿って並べられる。このとき、複数の床版ブロックの貫通孔が第1方向に貫通しており、第1方向に貫通する複数の貫通孔に連結部材を通すことが可能とされている。よって、複数の床版ブロックの貫通孔に連結部材を通し、複数の貫通孔に通された連結部材によって複数の床版ブロックを連結させることができる。したがって、床版ブロックの下面等、表面に連結部材を配置しなくて済むので、橋を薄くしてコンパクトにすることができる。さらに、複数の貫通孔に連結部材を通して複数の床版ブロックを連結できるので、連結部材を隠すことができる。したがって、橋のデザイン性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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