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公開番号2025157968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060361
出願日2024-04-03
発明の名称駆動制御装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人IAT弁理士法人
主分類B62M 6/45 20100101AFI20251008BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】自転車が危険な運転を行っている、または、行おうとしていることが検出された場合、電動アシスト機能のモータの制御を利用して、自転車の運転者に注意を促す。
【解決手段】 駆動制御装置1は、自転車の走行状態情報を取得する走行状態情報取得部21と、走行状態情報取得部21により取得された走行状態情報に基づいて、自転車が不適切に運転されている状態、または、不適切に運転が開始されようとしている状態を検出し、自転車の運転者に対して注意喚起が必要な状態であるか判定する走行状態判定部25と、走行状態情報取得部21により取得された走行状態情報、および走行状態判定部25による走行状態判定結果に含まれる抑制駆動力の発生の指令に基づいて、自転車の推進を抑制する抑制駆動力を発生させるよう、モータ16を制御する抑制駆動力制御部26とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動アシスト駆動を有する自転車のモータの駆動を制御する駆動制御装置において、
前記自転車の走行状態情報を取得する走行状態情報取得部と、
前記走行状態情報取得部により取得された前記走行状態情報に基づいて、前記自転車が不適切に運転されている状態、または、不適切に運転が開始されようとしている状態を検出し、前記自転車の運転者に対して注意喚起が必要な状態であるか判定する走行状態判定部と、
前記走行状態情報取得部により取得された前記走行状態情報、および前記走行状態判定部による走行状態判定結果に含まれる抑制駆動力の発生の指令に基づいて、前記自転車の推進を抑制する前記抑制駆動力を発生させるよう、前記モータを制御する抑制駆動力制御部と
を有することを特徴とする駆動制御装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の駆動制御装置であって、
前記自転車の位置情報を取得する位置情報取得部と、
走行制限のあるエリアと、前記エリアごとの前記走行制限の内容を示す走行制限情報を取得する走行制限情報取得部と
をさらに備え、
前記走行状態判定部は、前記走行状態情報取得部により取得された前記走行状態情報に加え、前記位置情報取得部により取得された前記位置情報、および前記走行制限情報取得部により取得された前記走行制限情報に基づいて、前記自転車が不適切に運転されている状態、または、不適切に運転が開始されようとしている状態を検出し、前記自転車の前記運転者に対して注意喚起が必要な状態であるかを判定する
ことを特徴とする駆動制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の駆動制御装置であって、
前記走行状態判定部は、前記自転車の前記運転者に関する情報に基づいて、前記自転車が不適切に運転されている状態、または、不適切に運転が開始されようとしている状態の検出条件を変更する
ことを特徴とする駆動制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の駆動制御装置であって、
前記抑制駆動力制御部は、前記自転車の前記運転者に関する情報に基づいて、前記抑制駆動力の制御を変更する
ことを特徴とする駆動制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の駆動制御装置であって、
前記抑制駆動力制御部は、前記自転車が所定の速度以上で走行していた場合、所定期間が経過するまで、前記抑制駆動力より小さく調整した抑制駆動力が発生されるよう、前記モータを制御する
ことを特徴とする駆動制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動アシスト機能を有する自転車が広く利用されている。電動アシスト機能を有する自転車は、推進力の補助となるモータを有し、ペダルを踏む力を検出するトルクセンサの検出信号に応じて、電動補助力を調整して、自転車の推進力を補助、すなわち、アシストする機能を有している。また、電動アシスト機能を有する自転車には、ブレーキレバーの操作時や、ペダルの空転時などの減速時や運転者に負荷がかからない状況において、モータを発電機として動作させ、エネルギー回収を行い、バッテリを充電する回生機能を有するものがある。回生機能により自転車の推進を抑制する力が働くが、あくまでもバッテリの充電を目的とするものであり、自転車の推進を妨げたり、車輪の駆動を強く抑制して転倒などを引き起こすものであってはならない。
【0003】
ここで、使用者のレバー操作量に対応して調整された適度な回生ブレーキをかける技術がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-83081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1の技術は、人力ブレーキの機能に支障をきたすことなく、使用者のレバー操作量に対応して調整された適度な回生ブレーキを実現し、効率よくバッテリを充電するものである。回生ブレーキが機能している間は、モータを発電機として利用するので、自転車の推進を補助する電動アシスト機能とは逆に、自転車の推進を抑制する力を扱うものである。
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術をはじめとする従来の回生ブレーキによる自転車の推進の抑制は、あくまでもバッテリの充電を目的とするものであり、自転車の安全な運転を補助するものではない。また、自動車では一般的になりつつある自動ブレーキ機能であるが、自転車では、急激な自動ブレーキが働くと後輪が浮く、いわゆるジャックナイフ状態などを引き起こし運転者が反応できない可能性がある。一般に自転車にはシートベルトなどがないため、自動車と同様の考え方の自動ブレーキシステムを容易に実現することはできない。
【0007】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、自転車が危険な運転を行っている、または、行おうとしていることが検出された場合、電動アシスト機能のモータの制御を利用して、自転車の運転者に注意を促すことを可能とする、駆動制御装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の駆動制御装置の一側面は、自転車の走行状態情報を取得する走行状態情報取得部と、走行状態情報取得部により取得された走行状態情報に基づいて、自転車が不適切に運転されている状態、または、不適切に運転が開始されようとしている状態を検出し、自転車の運転者に対して注意喚起が必要な状態であるか判定する走行状態判定部と、走行状態情報取得部により取得された走行状態情報、および走行状態判定部による走行状態判定結果に含まれる抑制駆動力の発生の指令に基づいて、自転車の推進を抑制する抑制駆動力を発生させるよう、モータを制御する抑制駆動力制御部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、自転車が危険な運転を行っている、または、行おうとしていることが検出された場合、回生機能を利用して、自転車の運転者に注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、駆動制御装置1の機能ブロック図である。
図2は、駆動制御処理について説明するためのフローチャートである。
図3は、走行状態判定処理について説明するためのフローチャートである。
図4は、抑制駆動力制御処理について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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