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公開番号
2025158383
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024060876
出願日
2024-04-04
発明の名称
詰まり判定装置及び詰まり判定システム
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F02M
26/49 20160101AFI20251009BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】EGRクーラの詰まりを判定できる詰まり判定装置を提供すること。
【解決手段】排気の一部をディーゼルエンジン11に還流するEGRクーラ22と、排気の他の一部を触媒上でアンモニアと反応させて窒素に還元して浄化する尿素SCRシステム13と、を有するEGRクーラ22の詰まりを判定する詰まり判定装置2は、車型及び平均車速に関連付けられた尿素噴射量の閾値を記憶する記憶装置52と、所定期間における車両1の尿素噴射量が、車両1の車型及び所定期間における平均車速に関連付けられた閾値を超えた場合に、EGRクーラ22の詰まりの疑い有りと判定するEGR状態判定部512と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ディーゼルエンジンと、
前記ディーゼルエンジンの排気の一部を冷却して前記ディーゼルエンジンに還流するEGRクーラと、
前記ディーゼルエンジンの前記排気の他の一部を触媒上でアンモニアと反応させて窒素に還元して浄化する尿素SCRシステムと、を有する車両の前記EGRクーラの詰まりを判定する詰まり判定装置であって、
車型及び平均車速に関連付けられた尿素噴射量の閾値を記憶する記憶装置と、
所定期間における前記車両の前記尿素噴射量が、前記車両の車型及び所定期間における平均車速に関連付けられた前記閾値を超えた場合に、前記EGRクーラの詰まりの疑い有りと判定するEGR状態判定部と、
を備える詰まり判定装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記閾値は、前記ディーゼルエンジンのエンジンベンチ及び/若しくは試験車両の実績値で得られた尿素噴射量、又は、市場を走行する車両の年間平均尿素噴射量に基づいて設定される、請求項1に記載の詰まり判定装置。
【請求項3】
車型及び平均車速を基準に複数設定されるグループ情報と前記車両の前記車型及び前記平均車速とから前記車両のグループの振り分けを前記所定期間毎に行うグループ判定部を備え、
前記記憶装置は、前記グループ情報のグループ毎に前記閾値を記憶する、請求項1に記載の詰まり判定装置。
【請求項4】
前記所定期間は、1ヶ月である、請求項1に記載の詰まり判定装置。
【請求項5】
前記EGR状態判定部は、求めた前記尿素噴射量が前記閾値を超えると、アラートを発報する、請求項1に記載の詰まり判定装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の詰まり判定装置と、
前記車両の車速から、前記車両の前記平均車速を特定する走行情報特定部、及び、特定した前記平均車速を前記詰まり判定装置に送信する通信インタフェースを有する、前記車両に搭載される搭載装置と、
を備える、前記EGRクーラの詰まりを判定する詰まり判定システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EGRクーラの詰まり判定装置及び詰まり判定システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従前から、ディーゼルエンジンを搭載した車両が知られている。このような車両のディーゼル排気中のNOxを低減させる技術として、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システム及びEGR(Exhaust Gas Recirculation)システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。尿素SCRシステムは、ディーゼル排気中のNOx(窒素酸化物)を浄化するためのシステムである。このシステムは,ディーゼルエンジンの下流側に配置され、SCR触媒上でアンモニアとNOxを反応させて窒素に還元し、排気を浄化する。アンモニアは劇物であるため、尿素SCRシステムには、車両には尿素水を搭載し、尿素インジェクタにより尿素を噴霧し、尿素の熱分解によりアンモニアを生成させる仕組みを採用している。
【0003】
また、EGRシステムは,ディーゼルエンジンの排気の一部を還流させて、排気の一部を吸気と混合し、吸気の酸素量を減らし、燃焼温度を低下させることで、排気中のNOxを低減させるシステムである。EGRシステムに用いられるEGRクーラは、EGRシステムを構成する部品のひとつであり、ディーゼルエンジンに戻す排ガスの冷却に使われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-142363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
EGRクーラは、内部に、排気を流すガス流路を含む。このため、排気由来のスス、燃料成分などがクーラ内部に付着し、ガス流路が詰まることがある。EGRクーラ詰まりによって排気中のNOx量が増加する。また、詰まり具合が進行するとエンストの原因になる。このため、ディーゼルエンジンの安定稼働には、EGRクーラのガス流路の詰まりの早期発見が必要である。
【0006】
EGRクーラの詰まり具合の指標のひとつとして、尿素噴射量の増加が挙げられる。これは、詰まりによって排気中のNOx量が増加した結果、NOx浄化のために尿素噴射量が増える方向に制御が働くためである。しかし、尿素噴射量の増減は走行条件、車両の大きさなどの影響も受ける。このため、EGRクーラの異常を判定するための閾値の設定が難しく、EGRクーラの詰まりが生じているか否かの判定が難しい。
【0007】
そこで本発明は、EGRクーラの詰まりを判定できる詰まり判定装置及び詰まり判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、詰まり判定装置は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンの排気の一部を冷却して前記ディーゼルエンジンに還流するEGRクーラと、前記ディーゼルエンジンの前記排気の他の一部を触媒上でアンモニアと反応させて窒素に還元して浄化する尿素SCRシステムと、を有する車両の前記EGRクーラの詰まりを判定する詰まり判定装置であって、車型及び平均車速に関連付けられた尿素噴射量の閾値を記憶する記憶装置と、所定期間における前記車両の前記尿素噴射量が、前記車両の車型及び所定期間における平均車速に関連付けられた前記閾値を超えた場合に、前記EGRクーラの詰まりの疑い有りと判定するEGR状態判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、EGRクーラの詰まりを判定できるEGRクーラ詰まり判定装置及びEGRクーラ詰まり判定システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係るEGRクーラの詰まりを判定する詰まり判定システムの一例を示す概念図である。
図2は、実施形態に係る車両及び搭載装置の構成の一例を示す説明図である。
図3は、実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る管理サーバのグループ情報記憶部のグループ情報の一例を示す説明図である。
図5は、実施形態に係る平均車速と単位時間当たりの平均尿素噴射量との関係の一例を示す説明図である。
図6は、実施形態に係る平均車速と単位距離当たりの平均尿素噴射量との関係の一例を示す説明図である。
図7は、実施形態に係る車型と単位時間当たりの平均尿素噴射量との関係の一例を示す説明図である。
図8は、実施形態に係るユーザ車両の毎月の尿素噴射量と閾値との関係の一理恵を示す説明図である。
図9は、実施形態に係る詰まり判定装置の判定方法の一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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