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公開番号2025162590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024065831
出願日2024-04-16
発明の名称空調制御装置及び空調制御方法
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人山王内外特許事務所
主分類F24F 11/62 20180101AFI20251021BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】従来よりも室内の代表的な気温に近い気温に基づいて空調機を制御することができる空調制御装置及び空調制御方法を提供する。
【解決手段】空調制御装置(100)は、室内(K1)に配置されて超音波を送信する送信部(30、31、32)によって超音波が送信されてから、室内(K1)に配置されて超音波を受信する受信部(30、31、32)によって受信されるまでの超音波の伝搬時間を算出する伝搬時間算出部(103)と、伝搬時間算出部によって算出された超音波の伝搬時間に基づいて、室内(K1)の超音波の伝搬経路における気温を算出する室温算出部と、室温算出部によって算出された気温に基づいて空調機を制御する空調制御部と、を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
室内に配置されて超音波を送信する送信部によって超音波が送信されてから、前記室内に配置されて超音波を受信する受信部によって受信されるまでの超音波の伝搬時間を算出する伝搬時間算出部と、
前記伝搬時間算出部によって算出された超音波の伝搬時間に基づいて、前記室内の超音波の伝搬経路における気温を算出する室温算出部と、
前記室温算出部によって算出された気温に基づいて空調機を制御する空調制御部と、を備えた
ことを特徴とする空調制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記伝搬時間算出部は、前記室内に配置されて超音波を水平方向に送信する前記送信部によって超音波が送信されてから、前記室内に配置されて水平方向に伝搬した前記送信部からの超音波を受信する前記受信部によって受信されるまでの超音波の伝搬時間を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
【請求項3】
前記送信部は、前記室内の第1壁面に配置されて超音波を送受信する第1送受信部であり、
前記受信部は、前記室内の前記第1壁面に対向配置された第2壁面に配置されて超音波を送受信する第2送受信部であり、
前記室温算出部は、前記第1送受信部によって送信された超音波が前記第2送受信部によって受信されるまでの時間、及び前記第2送受信部によって送信された超音波が前記第1送受信部によって受信されるまでの時間の平均値に基づいて、前記伝搬経路における気温を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
【請求項4】
前記室温算出部は、前記室内の天井に配置された前記送信部によって水平方向に送信された超音波が、前記室内の天井に配置された前記受信部によって受信されるまでの時間に基づいて、前記伝搬経路における気温を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
【請求項5】
前記送信部は、第1方向と、前記第1方向とは異なる第2方向と、に超音波を送信可能であり、
前記受信部は、前記送信部から前記第1方向に送信された超音波と、前記送信部から前記第2方向に送信された超音波と、を受信可能であり、
前記室温算出部は、前記送信部によって前記第1方向に送信された超音波の反射波を前記受信部が受信するまでの第1時間に基づいて、前記第1方向に送信された超音波の第1伝搬経路における気温を算出し、前記送信部によって前記第2方向に送信された超音波の反射波を前記受信部が受信するまでの第2時間に基づいて、前記第2方向に送信された超音波の第2伝搬経路における気温を算出し、
前記空調制御部は、前記室温算出部によって算出された前記第1伝搬経路における気温及び前記第2伝搬経路における気温に基づいて空調機を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
【請求項6】
前記室内の気温を測定するための測温センサからの情報を取得する測温情報取得部を備え、
前記室温算出部は、前記測温情報取得部によって前記測温センサから取得された情報と、前記測温情報取得部によって前記測温センサから情報が取得された時点で前記受信部によって受信された超音波の伝搬時間と、前記受信部によって受信された新たな超音波の伝搬時間と、に基づいて、前記受信部によって前記新たな超音波が受信された時点での前記伝搬経路における気温を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
【請求項7】
前記空調制御部は、前記室温算出部によって算出された気温に基づいて、空調機から室内に向けて送出される空気の温度を制御する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の空調制御装置。
【請求項8】
前記空調制御部は、前記室温算出部によって算出された気温に基づいて、空調機から室内に向けて送出される空気の向きを制御する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の空調制御装置。
【請求項9】
伝搬時間算出部と、室温算出部と、空調制御部と、を備えた装置が行う空調制御方法であって、
前記伝搬時間算出部が、室内に配置されて超音波を送信する送信部によって超音波が送信されてから、前記室内に配置されて超音波を受信する受信部によって受信されるまでの超音波の伝搬時間を算出するステップと、
前記室温算出部が、前記伝搬時間算出部によって算出された超音波の伝搬時間に基づいて、前記室内の超音波の伝搬経路における気温を算出するステップと、
前記空調制御部が、前記室温算出部によって算出された気温に基づいて空調機を制御するステップと、を備えた
ことを特徴とする空調制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調制御装置及び空調制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、1つの空気調和機(空調機)によって建物内の複数の居室の空調を行う空調システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この空調システムは、複数の居室にそれぞれ設置された居室温度センサーの検知信号に基づいて各居室温度を取得すると共に、複数の居室にそれぞれについて居室温度と目標温度との差である温度差パラメータを求め、温度差パラメータの平均に基づいて空気調和機を制御することにより、省エネルギー性の向上と複数の居室の好適な空調を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-000256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般に、室内の気温の分布は不均一であるため、特許文献1に記載された空調システムのように、温度センサで室内の特定位置の気温を測定した結果に基づいて空調機の制御を行う場合、室内の気温の分布によっては、室内の代表的な気温から乖離した気温に基づいて空調機が制御されてしまう場合があるという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題の認識を契機としてなされたものであって、従来よりも室内の代表的な気温に近い気温に基づいて空調機を制御することができる空調制御装置及び空調制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空調制御装置は、室内に配置されて超音波を送信する送信部によって超音波が送信されてから、室内に配置されて超音波を受信する受信部によって受信されるまでの超音波の伝搬時間を算出する伝搬時間算出部と、伝搬時間算出部によって算出された超音波の伝搬時間に基づいて、室内の超音波の伝搬経路における気温を算出する室温算出部と、室温算出部によって算出された気温に基づいて空調機を制御する空調制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、従来よりも室内の代表的な気温に近い気温に基づいて空調機を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る空調システムを示す模式図である。
実施の形態1に係る空調システムの概略構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る空調制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る空調制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る空調制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る空調システムを示す模式図である。
実施の形態2に係る空調システムの概略構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る空調制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
実施の形態3に係る空調システムを示す模式図である。
実施の形態4に係る空調システムを示す模式図である。
実施の形態4に係る空調制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
実施の形態5に係る空調システムを示す模式図である。
実施の形態5に係る空調システムの概略構成を示すブロック図である。
実施の形態5に係る空調制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る空調システム1の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る空調システム1を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態1に係る空調システム1は、空調機10、測温センサ20、送受信部30及び空調制御装置100を備えており、空調制御装置100と、空調機10、測温センサ20及び送受信部30と、が互いに通信可能になるように有線又は無線によって電気的に接続されて構成されている。
【0010】
空調機10は、室内K1の空調を行う。例えば、空調機10は、室内機11、ダクト12、吹出口13及び図示しない室外機を備えている。室内機11は、例えば、図示しない熱交換器及び熱交換器に送風を行う図示しないファンを有している。室外機は、図示しない熱交換器、室外機の熱交換器内の冷媒を圧縮する図示しない圧縮機及び室外機の熱交換器に送風を行う図示しないファンを有している。ダクト12は、室内機11のファンから送風された空気を吹出口13に向けて案内する。吹出口13は、例えば、室内K1の天井S1に配置されており、ダクト12によって案内された空気を室内K1に向けてD1方向に送出する。このように構成されて、空調機10は、室内機11の熱交換器と室外機の熱交換器との間を冷媒が循環することにより、吹出口13から室内K1へ冷風又は温風を送出して、気温を調節する。なお、空調機の吹出口は、天井S1に配置されているものに限らず、室内の壁面に配置されていてもよいし、他の位置に配置されていてもよい。また、空調機の室内機は、ダクトを介さずに吹出口と一体的に構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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