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公開番号2025163596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024067024
出願日2024-04-17
発明の名称ポリアミド組成物
出願人旭化成株式会社,ジェノマティカ, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 77/06 20060101AFI20251022BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】カーボンフットプリント(CFP)が抑えられたポリアミド組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】(A)ポリアミドを含み、前記(A)ポリアミドが、(B)ヘキサメチレンジアミンに由来する構成単位を含み、前記(B)ヘキサメチレンジアミンが、糖類から微生物を用いて製造されるヘキサメチレンジアミンを含有する、ポリアミド組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ポリアミドを含み、
前記(A)ポリアミドが、(B)ヘキサメチレンジアミンに由来する構成単位を含み、
前記(B)ヘキサメチレンジアミンが、糖類から微生物を用いて製造されるヘキサメチレンジアミンを含有する、ポリアミド組成物。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記(A)ポリアミドの重量平均分子量が10000~200000である、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項3】
前記(A)ポリアミドの分子量分布(Mw/Mn)が1.8~5.0である、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項4】
前記(A)ポリアミドの25℃の硫酸相対粘度が1.8以上である、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項5】
さらに、(C)さらなる樹脂を含む、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項6】
さらに、(D)添加剤を含む、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項7】
さらに、(E)難燃剤を含む、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項8】
さらに、(F)充填剤を含む、請求項1に記載のポリアミド組成物。
【請求項9】
前記(A)ポリアミドが、固相重合を実施したポリアミドである、請求項1に記載のポリアミド組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリアミドは、強度、耐熱性、耐薬品性に優れ、比重に優れている。ポリアミドは、金属よりも比重が小さいことから、従来から金属代替材料として、自動車の機構部品等に使用されている。
【0003】
化成品製造プロセスにおいて従来使用されていた化石燃料由来の原料は、枯渇が危惧され、かつ、地球温暖化の一因とされていることから、近年、バイオマス由来原料などの再生可能原料への転換が望まれている。再生可能原料への転換の一環として、遺伝子組換えにより代謝改変された微生物を用いた技術が、化成品の新たな製造プロセスとして期待されている。例えば、外因性の核酸を導入した遺伝子組換え微生物により、ヘキサメチレンジアミンが生産できる可能性が提示されている(特許文献1)。
【0004】
バイオマスとは、生物由来の有機性資源のことである。これを原料としたプラスチックは、焼却処分しても、バイオマスが生じる過程で吸収した二酸化炭素を勘定に含めた正味の二酸化炭素排出量は増えない。そのため、原料調達から廃棄までの全プロセス中で排出される温室効果ガスを二酸化炭素換算した値であるカーボンフットプリント(CFP)が抑えられ、地球環境への負荷が小さい。
バイオマス由来ポリアミドは、例えば特許文献2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-171292号公報
特開2006-348057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載されたバイオマス由来ポリアミドは、ペンタメチレンジアミンからなるポリアミドに限られており、バイオマス由来のポリアミド66及び該ポリアミド66を含むポリアミド組成物に関する記載はない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、カーボンフットプリント(CFP)が抑えられたポリアミド組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
【0009】
(1) (A)ポリアミドを含み、
前記(A)ポリアミドが、(B)ヘキサメチレンジアミンに由来する構成単位を含み、
前記(B)ヘキサメチレンジアミンが、糖類から微生物を用いて製造されるヘキサメチレンジアミンを含有する、ポリアミド組成物。
【0010】
(2) 前記(A)ポリアミドの重量平均分子量が10000~200000である、(1)に記載のポリアミド組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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