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公開番号
2025156258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025056806
出願日
2025-03-28
発明の名称
感光性樹脂積層体、及びその製造方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/029 20060101AFI20251002BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像性の良好なレジストパターンを実現できる上、露光後に得られる線幅のばらつきを抑制でき、保存後の品質をも確保可能な感光性樹脂積層体を提供。
【解決手段】仮支持層と感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層とを含む感光性樹脂積層体であって、
感光性樹脂組成物は:
(A)アルカリ可溶性高分子
(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(C)光重合開始剤
(D)アントラセン化合物及び
(E)波長550~700nmの範囲内に吸収極大を有する色素を含み、
(C)成分の含有量は感光性樹脂層の固形分に対して5.6質量%以上、感光性樹脂層は膜厚25μmにおける402nmの透過率が30~70%かつ感光性樹脂層単位膜厚当たりの399と405nmの透過率差絶対値が0.7以下で、感光性樹脂積層体を50℃、湿度45~55%で72時間保存するとき、(E)成分吸収極大波長の保存前後の透過率差が10未満である感光性樹脂積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
仮支持層と、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を含む、感光性樹脂積層体であって、
前記感光性樹脂組成物は、下記成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物、
(C)光重合開始剤、
(D)アントラセン化合物、及び
(E)波長550~700nmの範囲内に吸収極大を有する色素、
を含み、
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂層の固形分に対して5.6質量%以上であり、
前記感光性樹脂層は、膜厚25μmにおける402nmの透過率が30~70%であり、かつ、前記感光性樹脂層の膜厚t(μm)と、前記感光性樹脂層における、399nmの透過率T
399
(%)、及び405nmの透過率T
405
(%)と、が下記式(1):
|(T
405
-T
399
)/t|≦0.7 ・・・ (1)
を満たし、
前記感光性樹脂積層体を、50℃、及び湿度45~55%の条件下で72時間保存するとき、前記(E)成分の吸収極大波長における、前記保存前の透過率T1(%)、及び前記保存後の透過率T2(%)と、が下記式(2):
T2-T1<10 ・・・ (2)
を満たす、感光性樹脂積層体。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記感光性樹脂積層体において、前記(E)成分の吸収極大波長における透過率T1(%)が30~80%である、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項3】
前記(A)成分と、前記(B)成分と、の合計含有量が、前記感光性樹脂組成物の固形分に対して、80質量%以上である、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項4】
前記(A)成分と、前記(B)成分と、の含有量の比{(A)成分/(B)成分}が、1.00~1.30である、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項5】
前記感光性樹脂組成物は、下記成分:
(F)1分子中に2つ以上のフェノール性水酸基を有する化合物、
を更に含む、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項6】
前記(C)成分は、ビイミダゾール系化合物を含む、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項7】
前記(E)成分として、互いに異なる複数の化合物を含む、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項8】
前記(E)として、ダイアモンドグリーン、及びビクトリアピュアブルーを少なくとも含み、
両者の質量比(前記ダイアモンドグリーン/前記ビクトリアピュアブルー)が、1.0~20.0である、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項9】
前記(D)成分は、9,10-ジブトキシアントラセン、9,10-ジフェニルアントラセン、及び10-フェニル-9-アントラセンボロン酸から成る群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の感光性樹脂積層体。
【請求項10】
前記ビイミダゾール系化合物の含有量は、前記感光性樹脂層の固形分に対して5.6質量%以上である、請求項6に記載の感光性樹脂積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、感光性樹脂積層体、及びその製造方法等に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器における微細配線(導体パターン)は、例えば、フォトリソグラフィープロセスを用いて製造される。フォトリソグラフィープロセスは、例えば、以下の工程:
感光性樹脂積層体における感光性樹脂層を基板に積層し、そして露光、及び現像を経ることで、レジストパターンを形成する工程、
上記レジストパターンを形成した基板に対して、エッチング又はめっき処理を行うことにより、導体パターンを形成する工程、及び、
基板上のレジストパターンを除去する工程、
を有する。
【0003】
ここで、感光性樹脂層は感光性樹脂組成物を含む。感光性樹脂組成物としては、例えば、アルカリ可溶性高分子、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び光重合開始剤を含むものが知られている(例えば、特許文献1、及び2参照)。感光性樹脂層としては、ネガ型のもの、及びポジ型のものが知られており、このうちネガ型の場合、感光性樹脂層の未露光部を現像により除去することで露光部によってレジストパターンが形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/202485号
特開2023-103988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子機器の小型化、及び高密度化が近年進んでいるため、レジストパターンには、良好な解像性を実現できること、かつ、基板との良好な密着性を実現できること、が求められており、更には、良好な抜け性を実現できること(言い換えれば、未露光部のレジストを好適に除去できること)、等も求められている。従って、これらの特性の向上を図る点で、従来技術には改善の余地があった。
加えて、露光後に得られる線幅(パターン幅)のばらつきを抑制する点でも、従来技術には改善の余地があった。
【0006】
また、感光性樹脂積層体は、所定期間の保管(輸送を含む)を経て使用される実情があるため、感光性樹脂積層体に含まれる感光性樹脂層の経時的な安定性をいかにして確保するかの課題について、解決が待たれていた。
【0007】
本発明の目的は、レジストパターンに近年特に要求される特性を満足する該レジストパターンを実現できる上、露光後に得られる線幅のばらつきを抑制でき、更に、保存後の品質をも確保可能な、感光性樹脂積層体を提供することにある。
また、本発明の目的は、かかる感光性樹脂積層体を製造するための製造方法、並びにかかる感光性樹脂積層体を用いた、レジストパターンの形成方法、及び導体パターンの作製方法、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、以下のとおりである。
[1]
仮支持層と、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を含む、感光性樹脂積層体であって、
前記感光性樹脂組成物は、下記成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物、
(C)光重合開始剤、
(D)アントラセン化合物、及び
(E)波長550~700nmの範囲内に吸収極大を有する色素、
を含み、
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂層の固形分に対して5.6質量%以上であり、
前記感光性樹脂層は、膜厚25μmにおける402nmの透過率が30~70%であり、かつ、前記感光性樹脂層の膜厚t(μm)と、前記感光性樹脂層における、399nmの透過率T
399
(%)、及び405nmの透過率T
405
(%)と、が下記式(1):
|(T
405
-T
399
)/t|≦0.7 ・・・ (1)
を満たし、
前記感光性樹脂積層体を、50℃、及び湿度45~55%の条件下で72時間保存するとき、前記(E)成分の吸収極大波長における、前記保存前の透過率T1(%)、及び前記保存後の透過率T2(%)と、が下記式(2):
T2-T1<10 ・・・ (2)
を満たす、感光性樹脂積層体。
[2]
前記感光性樹脂積層体において、前記(E)成分の吸収極大波長における透過率T1(%)が30~80%である、項目1に記載の感光性樹脂積層体。
[3]
前記(A)成分と、前記(B)成分と、の合計含有量が、前記感光性樹脂組成物の固形分に対して、80質量%以上である、項目1又は2に記載の感光性樹脂積層体。
[4]
前記(A)成分と、前記(B)成分と、の含有量の比{(A)成分/(B)成分}が、1.00~1.30である、項目1~3のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[5]
前記感光性樹脂組成物は、下記成分:
(F)1分子中に2つ以上のフェノール性水酸基を有する化合物、
を更に含む、項目1~4のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[6]
前記(C)成分は、ビイミダゾール系化合物を含む、項目1~5のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[7]
前記(E)成分として、互いに異なる複数の化合物を含む、項目1~6のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[8]
前記(E)として、ダイアモンドグリーン、及びビクトリアピュアブルーを少なくとも含み、
両者の質量比(前記ダイアモンドグリーン/前記ビクトリアピュアブルー)が、1.0~20.0である、項目1~7のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[9]
前記(D)成分は、9,10-ジブトキシアントラセン、9,10-ジフェニルアントラセン、及び10-フェニル-9-アントラセンボロン酸から成る群から選択される少なくとも1つを含む、項目1~8のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[10]
前記ビイミダゾール系化合物の含有量は、前記感光性樹脂層の固形分に対して5.6質量%以上である、項目1~9のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[11]
前記ビイミダゾール系化合物の含有量は、前記感光性樹脂層の固形分に対して6.0質量%以上である、項目1~10のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[12]
前記(C)成分は、ビイミダゾール系化合物、及びピラゾリン系化合物を含む、項目1~11のいずれか1項に記載の感光性樹脂積層体。
[13]
感光性樹脂積層体の製造方法であって、
下記成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
【発明の効果】
【0009】
レジストパターンに近年特に要求される特性である、解像性、密着性、及び抜け性を総合して「画像性」として取り扱うことに着目すると、本発明によれば、画像性の良好なレジストパターンを実現できる上、露光後に得られる線幅のばらつきを抑制でき、更に、保存後の品質をも確保可能な、感光性樹脂積層体を提供することができる。
また、本発明によれば、かかる感光性樹脂積層体を製造するための製造方法、並びにかかる感光性樹脂積層体を用いた、レジストパターンの形成方法、及び導体パターンの作製方法、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施例に関連する、描画パターンの構成を示す平面図。
本実施例に関連する、描画パターンの構成を示す平面図。
本実施例に関連する、描画パターンの構成を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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