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公開番号2025115149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009518
出願日2024-01-25
発明の名称浴室床
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類E03C 1/20 20060101AFI20250730BHJP(上水;下水)
要約【課題】意匠性と排水性とを両立できる浴室床を提供する。
【解決手段】上下方向に貫通する開口部が設けられ、上方に突出する複数の凸部と、複数の凸部の間に位置し連続的につながる溝部と、を有する床本体と、開口部に設けられ、排水口を形成する排水ピットと、を備え、複数の凸部は、それぞれ、隣接する凸部の少なくとも1つと、平面視における大きさ及び平面視における形状の少なくともいずれかにおいて、異なっており、開口部は、平面視において第1方向に沿って延びる縁部と、縁部に設けられ平面視において第1方向に交差する第2方向に向かって窪む切り欠き部と、を有し、溝部は、第2方向に沿って延び、縁部に沿って並ぶ複数の第1溝領域を有し、切り欠き部は、複数の第1溝領域の1つと縁部とが交差する位置に設けられる、浴室床。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に貫通する開口部が設けられ、上方に突出する複数の凸部と、前記複数の凸部の間に位置し連続的につながる溝部と、を有する床本体と、
前記開口部に設けられ、排水口を形成する排水ピットと、
を備え、
前記複数の凸部は、それぞれ、隣接する凸部の少なくとも1つと、平面視における大きさ及び平面視における形状の少なくともいずれかにおいて、異なっており、
前記開口部は、平面視において第1方向に沿って延びる縁部と、前記縁部に設けられ平面視において前記第1方向に交差する第2方向に向かって窪む切り欠き部と、を有し、
前記溝部は、前記第2方向に沿って延び、前記縁部に沿って並ぶ複数の第1溝領域を有し、
前記切り欠き部は、前記複数の第1溝領域の1つと前記縁部とが交差する位置に設けられる、浴室床。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記複数の第1溝領域は、前記縁部に沿って等間隔に並ぶ、請求項1に記載の浴室床。
【請求項3】
前記溝部は、前記縁部に設けられ、前記第1方向に沿って延び、前記複数の第1溝領域のそれぞれとつながる第2溝領域をさらに有し、
前記切り欠き部は、前記複数の第1溝領域の前記1つと前記第2溝領域とが交差する位置に設けられる、請求項1に記載の浴室床。
【請求項4】
前記第2溝領域は、平面視において、前記床本体の前記第1方向の一端から他端まで連続的に延びる、請求項3に記載の浴室床。
【請求項5】
前記床本体は、前記第2方向において、浴槽と並び、
前記縁部及び前記切り欠き部は、前記第2方向において、前記開口部の前記浴槽とは反対側の端部に位置する、請求項1に記載の浴室床。
【請求項6】
前記溝部は、前記第1方向に沿って延びる第3溝領域をさらに有し、
前記第3溝領域の前記第2方向におけるがたつきは、前記第2溝領域の前記第2方向におけるがたつきよりも大きい、請求項1~5のいずれか1つに記載の浴室床。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、浴室床に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、浴室床において、表面に複数の凸部を設け、複数の凸部の間に位置する溝部を通った水を排水口に流すことで、排水性を向上させることが知られている(例えば、特許文献1)。このような浴室床では、溝部と排水口との間をつなぐ切り欠き部を設けることで、排水性を向上させている。一方で、近年、意匠性を向上させるために、浴室床の表面の複数の凸部の大きさや形状を不規則にすることが検討されている。しかし、複数の凸部の大きさや形状を不規則にすると、溝部の位置と切り欠き部の位置とを合わせにくく、排水性が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6953854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、意匠性と排水性とを両立できる浴室床を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明は、上下方向に貫通する開口部が設けられ、上方に突出する複数の凸部と、前記複数の凸部の間に位置し連続的につながる溝部と、を有する床本体と、前記開口部に設けられ、排水口を形成する排水ピットと、を備え、前記複数の凸部は、それぞれ、隣接する凸部の少なくとも1つと、平面視における大きさ及び平面視における形状の少なくともいずれかにおいて、異なっており、前記開口部は、平面視において第1方向に沿って延びる縁部と、前記縁部に設けられ平面視において前記第1方向に交差する第2方向に向かって窪む切り欠き部と、を有し、前記溝部は、前記第2方向に沿って延び、前記縁部に沿って並ぶ複数の第1溝領域を有し、前記切り欠き部は、前記複数の第1溝領域の1つと前記縁部とが交差する位置に設けられる、浴室床である。
【0006】
この浴室床によれば、複数の凸部が、それぞれ、隣接する凸部の少なくとも1つと、平面視における大きさ及び平面視における形状の少なくともいずれかにおいて、異なっていることで、複数の凸部の大きさや形状を不規則にすることができる。これにより、意匠性を向上できる。また、第2方向に沿って延びる複数の第1溝領域が、開口部の縁部に沿って並ぶことで、溝部(第1溝領域)の位置と切り欠き部の位置とを容易に合わせることができる。これにより、排水性を向上できる。したがって、意匠性と排水性とを両立できる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記複数の第1溝領域は、前記縁部に沿って等間隔に並ぶ、浴室床である。
【0008】
この浴室床によれば、複数の第1溝領域が、開口部の縁部に沿って等間隔に並ぶことで、溝部(第1溝領域)の位置と切り欠き部の位置とをより容易に合わせることができる。これにより、排水性をさらに向上できる。
【0009】
第3の発明は、第1の発明において、前記溝部は、前記縁部に設けられ、前記第1方向に沿って延び、前記複数の第1溝領域のそれぞれとつながる第2溝領域をさらに有し、前記切り欠き部は、前記複数の第1溝領域の前記1つと前記第2溝領域とが交差する位置に設けられる、浴室床である。
【0010】
この浴室床によれば、溝部が、縁部に設けられ、複数の第1溝領域のそれぞれとつながる第2溝領域をさらに有することで、複数の第1溝領域を流れる水を開口部(排水口)の近くを通る第2溝領域に集めることができる。これにより、排水性をさらに向上できる。また、切り欠き部が、複数の第1溝領域の1つと第2溝領域とが交差する位置に設けられることで、第1溝領域の1つを流れてきた水と第2溝領域を流れた水とを合流させて、切り欠き部から効率的に排水することができる。したがって、床本体の上に水が滞留することを抑制し、排水口に水を誘導できる。
(【0011】以降は省略されています)

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