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公開番号
2025042305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149238
出願日
2023-09-14
発明の名称
ガスバーナおよびガスバーナの運転方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F23N
5/00 20060101AFI20250319BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】鉛直方向の異なる位置に配置される少なくとも3つのバーナ部の一部から燃料ガスを供給する際に、燃料ガスを供給しないバーナ部が変形あるいは焼損することを防止する。
【解決手段】第1バーナ部10と、第2バーナ部20と、第3バーナ部30と、燃料ガス調整部と、空気調整部と、燃料ガス調整部および空気調整部を制御する制御部と、を備え、鉛直方向VDにおいて、第2バーナ部20の上方に第1バーナ部10が配置されるとともに第2バーナ部20の下方に第3バーナ部30が配置されており、少なくとも2つの第2燃料ガス供給口21が第2バーナ部20の内部で連通しており、制御部は、第1バーナ部10および第3バーナ部30へ燃料ガスGおよび燃焼用空気を供給するとともに第2バーナ部20へ燃料ガスGを供給しないよう燃料ガス調整部および空気調整部を制御する第1制御モードを実行するガスバーナを提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料ガスおよび燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを燃焼炉へ供給する複数の第1燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第1空気供給口とを有する第1バーナ部と、
前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第2燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第2空気供給口とを有する第2バーナ部と、
前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第3燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第3空気供給口とを有する第3バーナ部と、
前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃料ガスの供給量を調整する燃料ガス調整部と、
前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃焼用空気の供給量を調整する空気調整部と、
前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を制御する制御部と、を備え、
鉛直方向において、前記第2バーナ部の上方に前記第1バーナ部が配置されるとともに前記第2バーナ部の下方に前記第3バーナ部が配置されており、
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口が前記第2バーナ部の内部で連通しており、
前記制御部は、前記第1バーナ部および前記第3バーナ部へ前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気を供給するとともに前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給しないよう前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を制御する第1制御モードを実行するガスバーナ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口は、鉛直方向の異なる位置に配置されている請求項1に記載のガスバーナ。
【請求項3】
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口は、前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給する第2燃料ガス供給路に連結される第2燃料ガス流路の前記燃焼炉側の端部に連結されている請求項1または請求項2に記載のガスバーナ。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1制御モードを実行する際に前記第2バーナ部へ前記燃焼用空気を微量だけ供給するよう前記空気調整部を制御する請求項1または請求項2に記載のガスバーナ。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1制御モードを実行する際に前記第2バーナ部へシールガスを供給しない請求項1または請求項2に記載のガスバーナ。
【請求項6】
ガスバーナの運転方法であって、
前記ガスバーナは、
燃料ガスおよび燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを燃焼炉へ供給する複数の第1燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第1空気供給口とを有する第1バーナ部と、
前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第2燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第2空気供給口とを有する第2バーナ部と、
前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第3燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第3空気供給口とを有する第3バーナ部と、
前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃料ガスの供給量を調整する燃料ガス調整部と、
前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃焼用空気の供給量を調整する空気調整部と、を備え、
前記第2バーナ部の上方に前記第1バーナ部が配置されるとともに前記第2バーナ部の下方に前記第3バーナ部が配置されており、
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口が前記第2バーナ部の内部で連通しており、
前記第1バーナ部および前記第3バーナ部へ前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気を供給するとともに前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給しないよう前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を運転する第1運転工程を備えるガスバーナの運転方法。
【請求項7】
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口は、鉛直方向の異なる位置に配置されている請求項6に記載のガスバーナの運転方法。
【請求項8】
少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口は、前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給する第2燃料ガス供給路に連結される第2燃料ガス流路の前記燃焼炉側の端部に連結されている請求項6または請求項7に記載のガスバーナの運転方法。
【請求項9】
前記第1運転工程は、前記第2バーナ部へ前記燃焼用空気を微量だけ供給するよう前記空気調整部を運転する請求項6または請求項7に記載のガスバーナの運転方法。
【請求項10】
前記第1運転工程は、前記第2バーナ部へシールガスを供給しない請求項6または請求項7に記載のガスバーナの運転方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスバーナおよびガスバーナの運転方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ガスと空気との混合を促進して低カロリーガス等の燃焼性向上を図ったリッフル型のガスバーナが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるガスバーナは、複数のチップセグメントのうちの一部をガス噴出口とし、その他を空気噴出口としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-136725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガスバーナの出力を可変とするため、それぞれ同様な構造を有する複数のバーナ部を鉛直方向の異なる位置に配置し、必要とされる出力に応じて複数のバーナ部のいずれで燃料ガスを燃焼させるかを選択的に切り替える構成を採用することができる。この構成では、複数のバーナ部の一部から燃焼炉へ燃料ガスが供給されるが、複数のバーナ部の他の一部から燃焼炉へ燃料ガスは供給されない。
【0005】
所定のバーナ部から燃料ガスが供給されない状態で、所定のバーナ部の鉛直方向の上方または下方に配置されるバーナ部から燃料ガスが供給されると、燃料ガスが燃焼して生成される高温の燃焼ガスが所定のバーナ部の内部へ流入してしまう可能性がある。高温の燃焼ガスが所定のバーナ部の内部へ流入すると、所定のバーナ部が熱により変形しあるいは焼損してしまう可能性がある。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、鉛直方向の異なる位置に配置される少なくとも3つのバーナ部の一部から燃料ガスを供給する際に、燃料ガスを供給しないバーナ部が変形あるいは焼損することを防止することが可能なガスバーナおよびガスバーナの運転方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は以下の手段を採用する。
本開示に係るガスバーナは、燃料ガス(G)および燃焼用空気(A)が導入されるとともに前記燃料ガスを燃焼炉(200)へ供給する複数の第1燃料ガス供給口(11)と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第1空気供給口(12)とを有する第1バーナ部(10)と、前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第2燃料ガス供給口(21)と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第2空気供給口(22)とを有する第2バーナ部(20)と、前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第3燃料ガス供給口(31)と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第3空気供給口(32)とを有する第3バーナ部(30)と、前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃料ガスの供給量を調整する燃料ガス調整部(40)と、前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃焼用空気の供給量を調整する空気調整部(50)と、前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を制御する制御部(60)と、を備え、鉛直方向において、前記第2バーナ部の上方に前記第1バーナ部が配置されるとともに前記第2バーナ部の下方に前記第3バーナ部が配置されており、少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口が前記第2バーナ部の内部で連通しており、前記制御部は、前記第1バーナ部および前記第3バーナ部へ前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気を供給するとともに前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給しないよう前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を制御する第1制御モードを実行する。
【0008】
本開示に係るガスバーナの運転方法において、前記ガスバーナは、燃料ガスおよび燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを燃焼炉へ供給する複数の第1燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第1空気供給口とを有する第1バーナ部と、前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第2燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第2空気供給口とを有する第2バーナ部と、前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気が導入されるとともに前記燃料ガスを前記燃焼炉へ供給する複数の第3燃料ガス供給口と前記燃焼用空気を前記燃焼炉へ供給する複数の第3空気供給口とを有する第3バーナ部と、前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃料ガスの供給量を調整する燃料ガス調整部と、前記第1バーナ部、前記第2バーナ部、前記第3バーナ部へ供給する前記燃焼用空気の供給量を調整する空気調整部と、を備え、前記第2バーナ部の上方に前記第1バーナ部が配置されるとともに前記第2バーナ部の下方に前記第3バーナ部が配置されており、少なくとも2つの前記第2燃料ガス供給口が前記第2バーナ部の内部で連通しており、前記第1バーナ部および前記第3バーナ部へ前記燃料ガスおよび前記燃焼用空気を供給するとともに前記第2バーナ部へ前記燃料ガスを供給しないよう前記燃料ガス調整部および前記空気調整部を運転する第1運転工程を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、鉛直方向の異なる位置に配置される少なくとも3つのバーナ部の一部から燃料ガスを供給する際に、燃料ガスを供給しないバーナ部が変形あるいは焼損することを防止することが可能なガスバーナおよびガスバーナの運転方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係るガスバーナを示す正面図である。
本開示の一実施形態に係るガスバーナの概略構成図である。
図1に示すガスバーナのA-A矢視断面図である。
図1に示すガスバーナのB-B矢視断面図である。
図1に示すガスバーナの第1バーナ部を上方からみた平面図である。
図1に示すガスバーナのA-A矢視断面図であり、ガスバーナが部分負荷モードを実行する状態を示す。
図1に示すガスバーナのB-B矢視断面図であり、ガスバーナが部分負荷モードを実行する状態を示す。
図1に示すガスバーナのA-A矢視断面図であり、ガスバーナが部分負荷モードの比較例を実行する状態を示す。
図1に示すガスバーナのB-B矢視断面図であり、ガスバーナが部分負荷モードの比較例を実行する状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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