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公開番号
2025040676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147616
出願日
2023-09-12
発明の名称
ボイラ
出願人
三浦工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F23N
1/02 20060101AFI20250317BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】特別なアンモニア処理装置を必要とせず、ボイラの燃焼停止に伴って発生する残留アンモニアを処理することができるボイラを提供すること。
【解決手段】アンモニアより燃焼速度の速い第1燃料F1及びアンモニア燃料F2を燃焼させるバーナ20と、第1燃料供給ライン100と、アンモニア供給ライン200と、アンモニア供給ライン200にパージガスG1を供給するパージガス供給ライン300と、燃焼ガスから熱回収を行う缶体10と、バーナ20の燃焼を制御する制御部40と、を備え、制御部40は、バーナ20の燃焼を停止させる場合に、パージガス供給ライン300からアンモニア供給ライン200を介してバーナ20へ所定量のパージガスG1の供給を開始させ、アンモニア燃料F2の供給を停止させ、第1燃料F1の燃焼を所定時間T1継続させ、第1燃料F1の供給を停止させる燃焼停止制御部42を備える、ボイラ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアより燃焼速度の速い第1燃料及びアンモニア燃料を燃焼させるバーナと、
前記バーナに前記第1燃料を供給する第1燃料供給ラインと、
前記バーナに前記アンモニア燃料を供給するアンモニア供給ラインと、
前記アンモニア供給ラインにパージガスを供給するパージガス供給ラインと、
前記バーナにおいて燃料が燃焼されて発生した燃焼ガスから熱回収を行う缶体と、
前記バーナの燃焼を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記バーナの燃焼を停止させる場合に、前記パージガス供給ラインから前記アンモニア供給ラインを介して前記バーナへ所定量のパージガスの供給を開始させ、前記アンモニア燃料の供給を停止させ、前記第1燃料の燃焼を所定時間T1継続させ、前記第1燃料の供給を停止させる燃焼停止制御部を備える、ボイラ。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記アンモニア供給ラインは、
前記アンモニア燃料の供給を遮断するアンモニア燃料遮断弁を備え、
前記パージガス供給ラインは、
前記パージガスの供給を遮断するパージガス遮断弁を備え、
前記燃焼停止制御部は、前記アンモニア燃料を燃焼させている前記バーナの燃焼を停止させる場合に、前記アンモニア燃料遮断弁の閉止とともに、又は前記アンモニア燃料遮断弁の閉止の所定時間T2前に、前記パージガス遮断弁を開放する、請求項1に記載のボイラ。
【請求項3】
前記バーナに接続され、前記バーナに空気を供給する空気供給ラインを備え、
前記制御部は、前記第1燃料供給ラインからの前記第1燃料の供給を停止させた後に、所定時間T3、前記空気供給ラインから供給する空気の量を増加させるポストパージ制御部を備える、請求項1又は2に記載のボイラ。
【請求項4】
前記パージガスは、炭化水素ガスである、請求項1又は2に記載のボイラ。
【請求項5】
前記パージガスは、前記空気である、請求項3に記載のボイラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
地球温暖化から未来を守るために、脱炭素化(カーボンニュートラル)が世界的な潮流となっている。アンモニアは水素と窒素とで構成され炭素を含まないため、燃焼時に二酸化炭素が発生しないカーボンフリーの燃料であり、天然ガスや石油燃料等の炭化水素系燃料の一部を、アンモニア燃料に置き換えることで、二酸化炭素の排出を削減でき、次世代エネルギーの一つとして注目されている。
一方、アンモニアは人体に有害等の理由で、アンモニア燃料を燃焼するボイラでは、燃焼を停止する場合にアンモニア燃料を配管中から取り除く目的で、例えば、不活性ガス等によりパージが行われる。不活性ガスによりパージされたアンモニアは、そのまま大気中に放出することができないため、アンモニア除害装置等によって処理する必要がある。特許文献1では、燃焼装置内に残留したアンモニアを不活性ガスとともにアンモニア回収タンクに導入することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-6230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンモニア回収タンク或いは吸収装置にアンモニアを回収する方法では、装置・設備が大きくなることに加えて、アンモニア吸収剤の処理が必要等の問題があった。
【0005】
本発明は、特別なアンモニア処理装置を必要とせず、ボイラの燃焼停止に伴って発生する残留アンモニアを処理することができるボイラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アンモニアより燃焼速度の速い第1燃料及びアンモニア燃料を燃焼させるバーナと、前記バーナに前記第1燃料を供給する第1燃料供給ラインと、前記バーナに前記アンモニア燃料を供給するアンモニア供給ラインと、前記アンモニア供給ラインにパージガスを供給するパージガス供給ラインと、前記バーナにおいて燃料が燃焼されて発生した燃焼ガスから熱回収を行う缶体と、前記バーナの燃焼を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記バーナの燃焼を停止させる場合に、前記パージガス供給ラインから前記アンモニア供給ラインを介して前記バーナへ所定量のパージガスの供給を開始させ、前記アンモニア燃料の供給を停止させ、前記第1燃料の燃焼を所定時間T1継続させ、前記第1燃料の供給を停止させる燃焼停止制御部を備える、ボイラに関する。
【0007】
また、前記アンモニア供給ラインは、前記アンモニア燃料の供給を遮断するアンモニア燃料遮断弁を備え、前記パージガス供給ラインは、前記パージガスの供給を遮断するパージガス遮断弁を備え、前記燃焼停止制御部は、前記アンモニア燃料を燃焼させている前記バーナの燃焼を停止させる場合に、前記アンモニア燃料遮断弁の閉止とともに、又は前記アンモニア燃料遮断弁の閉止の所定時間T2前に、前記パージガス遮断弁を開放することが好ましい。
【0008】
また、前記バーナに接続され、前記バーナに空気を供給する空気供給ラインを備え、前記制御部は、前記第1燃料供給ラインからの前記第1燃料の供給を停止させた後に、所定時間T3、前記空気供給ラインから供給する空気の量を増加させるポストパージ制御部を備えることが好ましい。
【0009】
また、前記パージガスは、炭化水素ガスであることが好ましい。
【0010】
また、前記パージガスは、前記空気であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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