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公開番号2025077384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189538
出願日2023-11-06
発明の名称バーナ
出願人大陽日酸株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F23L 15/00 20060101AFI20250512BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃料にアンモニアを用い且つ輻射強度と火炎の安定性とを確保できるバーナを提供する。
【解決手段】アンモニアを含む燃料ガスと、酸素濃度が30%以上であり且つ温度が100℃である閾値以上である支燃性ガスとを用いるバーナ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アンモニアを含む燃料ガスと、酸素濃度が30%以上であり且つ温度が100℃である閾値以上である支燃性ガスとを用いるバーナ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記支燃性ガスは、前記バーナの燃焼排ガスと熱交換することで前記閾値以上に加熱される、請求項1に記載のバーナ。
【請求項3】
前記支燃性ガスを前記バーナの燃焼排ガスとの熱交換によって前記閾値以上に加熱する熱交換器を有する、請求項2に記載のバーナ。
【請求項4】
前記燃料ガスを供給し先端の燃料ガス噴出孔から噴出する燃料ガス供給管と、
前記燃料ガス供給管の径方向外側に前記燃料ガス供給管を囲繞するように設けられ、前記支燃性ガスを供給し先端の支燃性ガス噴出孔から噴出する支燃性ガス供給管とを有する、請求項1に記載のバーナ。
【請求項5】
前記燃料ガス供給管と前記支燃性ガス供給管とによる2重管構造であるバーナ本体を有する、請求項4に記載のバーナ。
【請求項6】
前記燃料ガス噴出孔は前記燃料ガス供給管の前記先端の内周面で形成され、
前記燃料ガス供給管の前記先端での内径をd

とし、外径をD

とし、先端からの距離がL

となる位置での内径をd

とした時に、
5×d

≦L

≦10×d

となる位置ではd

<d

であり、
{(D

-d

)/D

}×100≦20である、請求項4に記載のバーナ。
【請求項7】
前記支燃性ガス噴出孔は前記支燃性ガス供給管の前記先端の内周面で形成され、
前記支燃性ガス供給管の前記先端での内径をd

とし、先端からの距離がL

となる位置での内径をd

とした時に、
5×d

≦L

≦10×d

となる位置ではd

<d

であり、
前記燃料ガス供給管の前記先端は、前記支燃性ガス供給管の前記先端よりも基端側に位置し、
前記燃料ガス供給管の前記先端から前記支燃性ガス供給管の前記先端までの距離をL

とした時に、


<5×d

である、請求項4に記載のバーナ。
【請求項8】
前記燃料ガス供給管及び前記支燃性ガス供給管を有するバーナ本体と、
前記バーナ本体が配置される開口部を有するバーナブロックとを有し、
前記開口部に配置される部分での前記支燃性ガス供給管の最大の外径をD

とし、前記開口部の先端での内径をD

とした時に、


≦D

≦1.1×D

であり、
前記支燃性ガス供給管の前記先端は、前記開口部の前記先端よりも基端側に位置し、
前記開口部の前記先端から前記支燃性ガス供給管の前記先端までの距離をL

とした時に、
0.2≦{(D

/2)

×π}÷L


≦0.5である、請求項4に記載のバーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はバーナに関する。
続きを表示(約 830 文字)【背景技術】
【0002】
燃料ガスと支燃性ガスとを用いるバーナが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4261753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金属加熱炉、ガラス溶解炉、アルミ溶解炉等の工業炉においては、燃料を酸化剤で燃焼させるバーナを熱源とすることが一般的である。燃料には、微粉炭等の固体燃料、灯油若しくは重油等の液体燃料、又は天然ガス若しくはLPG等の気体燃料等の様々な化石燃料が用いられる。工業炉では、燃料を燃焼させた火炎の輻射伝熱によって被加熱物を加熱する。
【0005】
化石燃料を用いる場合、燃焼排ガス中に多量のCO

を含むことになるため、近年では、アンモニアを用いることが提案されてきている。
【0006】
アンモニアは燃焼してもCO

を発生しないといった特徴をもつが、一方で炭素が含まれないために火炎の輻射強度が低くなったり、燃焼速度が遅いために火炎が安定しなかったりする問題がある。
【0007】
そこで本発明の目的は、燃料にアンモニアを用い且つ輻射強度と火炎の安定性とを確保できるバーナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0009】
[1]
アンモニアを含む燃料ガスと、酸素濃度が30%以上であり且つ温度が100℃である閾値以上である支燃性ガスとを用いるバーナ。
【0010】
[2]
前記支燃性ガスは、前記バーナの燃焼排ガスと熱交換することで前記閾値以上に加熱される、[1]に記載のバーナ。
(【0011】以降は省略されています)

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