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公開番号2025057962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167826
出願日2023-09-28
発明の名称ヘッドメンテナンス装置および液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】メンテナンス性能の低下を抑制する。
【解決手段】
液体を吐出するヘッドのノズル面をキャッピングする吸引キャップと、吸引キャップ内を吸引する吸引手段と、吸引キャップ内に通じる開閉可能な大気開放路と、吸引キャップの開口を閉じる蓋部材と、を備え、蓋部材は、吸引キャップが大気開放路と接触する部位である連通孔接続部と、連通孔接続部と接続し且つ大気連通経路内から排出された液体が入る経路である排出経路入口と、排出経路入口に入った液体が吸引キャップ側に通過可能な経路である排出経路出口と、排出経路入口と排出経路出口とを接続する経路である接続経路と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するヘッドのノズル面をキャッピングする吸引キャップと、
前記吸引キャップ内を吸引する吸引手段と、
前記吸引キャップ内に通じる開閉可能な大気開放路と、
前記吸引キャップの開口を閉じる蓋部材と、を備え、
前記蓋部材は、
前記吸引キャップが前記大気開放路と接触する部位である連通孔接続部と、
前記連通孔接続部と接続し且つ前記大気連通経路内から排出された液体が入る経路である排出経路入口と、
前記排出経路入口に入った液体が前記吸引キャップ側に通過可能な経路である排出経路出口と、
前記排出経路入口と前記排出経路出口とを接続する経路である接続経路と、を有することを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記接続経路は、チューブで形成されることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス装置。
【請求項3】
前記接続経路は、前記蓋部材にフィルムを溶着させることで形成されることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス装置。
【請求項4】
前記接続経路は、ガスバリア性の高い材質で構成されることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス装置。
【請求項5】
前記連通孔接続部は、弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
【請求項6】
前記排出経路出口は、前記吸引キャップ内に設けられた前記液体を吸収する吸収体に接触させることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス装置。
【請求項7】
液体を吐出するヘッドのノズル面をキャッピングする吸引キャップと、
前記吸引キャップ内を吸引する吸引手段と、
前記吸引キャップ内に通じる開閉可能な大気開放路と、
前記吸引キャップの開口を閉じる蓋部材と、を備え、
前記蓋部材は、前記吸引キャップと当接する面に凹部を有することを特徴とするメンテナンス装置。
【請求項8】
前記凹部は、前記大気開放路の近傍に位置することを特徴とする請求項7記載のメンテナンス装置。
【請求項9】
前記凹部は、前記蓋部材の一端から他端に向かうにつれて前記吸引キャップ側に近づくように傾斜する傾斜部を有することを特徴とする請求項7記載のメンテナンス装置。
【請求項10】
前記凹部は、前記吸引キャップと当接する側が撥水性を有する材質であることを特徴とする請求項7記載のメンテナンス装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドメンテナンス装置および液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出するヘッドを備える装置では、ヘッドの状態を維持、回復(メンテナンス)するために、ヘッドのノズル面(吐出面)をキャッピングする吸引キャップを有するメンテナンス装置(維持回復機構)を備えるものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に示すように、吸引キャップに、ノズルから吸引した液体を回収する吸引流路と、ヘッドとの間で密閉された吸引キャップの空間内を大気圧に戻すための空気導入が可能な大気開放路とが接続されたメンテナンス装置を備えるものが挙げられる。
【0004】
ここで、上記したようなメンテナンス装置にあっては、経時的に、ヘッドから吸引した液体が大気開放路内に進入して残存固化する等して、大気開放路が詰まり、大気開放できなくなってメンテンナンス性能が低下するおそれがある。さらに、上記したようなメンテナンス装置にあっては、吸引キャップ内に設けられた液体を吸収する吸収体が乾燥することによる流体抵抗が増加することや、液体としてインクを用いる場合は排出経路の増粘インクによる閉塞が生じる。この流体抵抗の増加や増粘インクによって生じる閉塞によって、メンテナンス装置は、液体を吸引することができなくなり、メンテナンス性能が低下するおそれがある。上記の課題は、吸引キャップに乾燥防止用の蓋部材(保湿用の蓋部材)を当接させることで防止することができる。しかしながら、その場合も、この蓋部材にインク等の液体が付着し、その付着物が乾燥することで大気開放路を塞ぎメンテナンス性能が低下するおそれがあり、これについても防止する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、メンテナンス性能の低下を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、液体を吐出するヘッドのノズル面をキャッピングする吸引キャップと、前記吸引キャップ内を吸引する吸引手段と、前記吸引キャップ内に通じる開閉可能な大気開放路と、前記吸引キャップの開口を閉じる蓋部材と、を備え、前記蓋部材は、前記吸引キャップが前記大気開放路と接触する部位である連通孔接続部と、前記連通孔接続部と接続し且つ前記大気連通経路内から排出された液体が入る経路である排出経路入口と、前記排出経路入口に入った液体が前記吸引キャップ側に通過可能な経路である排出経路出口と、前記排出経路入口と前記排出経路出口とを接続する経路である接続経路と、を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、メンテナンス性能の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るヘッドメンテナンス装置を示した図。
本発明に係る実施形態に係る蓋部材の説明に供する説明図。
比較例に係る液体の排出動作を示す図。
本発明に係る液体の排出動作を示す図。
フィルムによって蓋部材に排出経路を形成する構成を示した図。
蓋部材に凹部を形成する実施形態を示した図。
蓋部材の一部に凹部を形成する実施形態を示した図。
蓋部材に傾斜部を有する凹部を形成する実施形態を示した図。
液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図。
メンテナンス制御に係る部分の説明に供するブロック説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態を、図面を用いて、以下に説明をする。
【0010】
また、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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