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公開番号2025061896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025012534,2021203840
出願日2025-01-29,2021-12-16
発明の名称蓋体、容器及び容器セット
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 21/02 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器を積重ねた状態の安定化及び積重ねる際の作業性の向上を図る。
【解決手段】容器本体2に被せられる蓋体3は、天板部21の各側辺部から上方に突出する凸部22、23と、それよりも内周側位置から上方に突出し、天板部21の中央部側に向けて下方傾斜する傾斜部31を有する規制凸部24とを備える。容器1同士を積重ねた状態において、上側の容器1の下面の各側辺部から下方に突出する下部突条部11、12が、下側の容器1の凸部22、23、又は、規制凸部24に当接することで、容器1間の水平方向の相対変位が規制される。下側の容器1に対して上側の容器1を容器1の長手幅方向にずれた位置に載置してからスライドスタックを行う場合に、上側の容器1の短辺側下部突条部12が下側の容器1の天板部21に摺接する際に、上側の容器1の長辺側下部突条部11が下側の容器1の長辺側凸部22に当接可能である。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する略箱状の容器本体に被せられる蓋体において、
前記蓋体は、
平面視略矩形状の天板部と、
前記天板部の各側辺部又はその近傍部位からそれぞれ上方に突出する凸部と、
前記凸部の内周側において前記天板部のうち前記凸部に対して離間した位置から上方に突出する規制凸部とを備え、
前記規制凸部は、当該規制凸部において前記天板部の側辺部側の面を構成する内側規制部と、当該規制凸部において前記天板部の中央部側の面を構成し、前記天板部の中央部側に向けて下方傾斜する傾斜部とを備え、
前記天板部は、所定の前記規制凸部よりも前記天板部の中央部側の部位である摺接部を備えることを特徴とする蓋体。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記天板部の外周部、又は、その近傍から下方に延びる下壁部と、前記下壁部よりも前記天板部の中央部側において前記天板部から下方に突出し、前記蓋体を前記容器本体に被せた状態において少なくとも一部が前記容器本体の開口の内方側に略嵌合状態とされる嵌合突部とを備え、
上下方向において、前記嵌合突部の下端部は、前記下壁部の下端部と同じ位置、又は、前記下壁部の下端部よりも上方に位置し、
前記嵌合突部は、前記天板部の中央部側の面に作業者が指を掛けることが可能な指掛け部を備え、
上下方向において、前記傾斜部の上端部は、前記凸部の上端部と同じ位置、又は、前記凸部の上端部よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の蓋体。
【請求項3】
上方に開口する略箱状の容器本体と、
前記容器本体に被せられる請求項1又は2に記載の蓋体と
を備える容器において、
前記容器同士を積重ねる際に、下側の前記容器の前記蓋体に対して、上側の前記容器を、当該上側の容器が下側の前記容器に設置される規定位置からずれた位置に載置してから、上側の前記容器を前記規定位置側にスライド変位させるスライドスタックが可能であり、
前記規制凸部は、前記天板部の側辺部のうち、前記スライド変位の方向に対して略直交する方向に延在する一対の側辺部にそれぞれ対応して設けられていることを特徴とする容器。
【請求項4】
上方に開口する略箱状の容器本体と、
前記容器本体に被せられる請求項1又は2に記載の蓋体と
を備える容器において、
前記容器本体の側壁部の上部には、前記容器本体に被せられた前記蓋体の脱落を防止する蓋固定具が設けられ、
前記蓋固定具は、前記蓋体の脱落を防止するロック状態にて縦断面でコ字状に形成され、下部に曲面を有していることを特徴とする容器。
【請求項5】
上方に開口する略箱状の容器本体と、前記容器本体に被せられる蓋体とを備える容器であって、
前記蓋体は、
平面視略矩形状の天板部と、
前記天板部の各側辺部又はその近傍部位からそれぞれ上方に突出する凸部と、
前記凸部の内周側において前記天板部のうち前記凸部に対して離間した位置から上方に突出する規制凸部とを備え、
前記規制凸部は、当該規制凸部において前記天板部の側辺部側の面を構成する内側規制部と、当該規制凸部において前記天板部の中央部側の面を構成し、前記天板部の中央部側に向けて下方傾斜する傾斜部とを備え、
前記天板部は、所定の前記規制凸部よりも前記天板部の中央部側の部位である摺接部を備え、
前記容器と、前記容器と同様の構成を具備し、前記容器の寸法を小さくした形状の第2容器とを備え、前記第2容器の短手幅は、前記容器の長手幅の1/2以下とされ、前記容器の上側に所定複数の前記第2容器を横並びとして載置可能に構成される、
又は、
前記容器本体の種別として、第1容器本体と、前記第1容器本体に比べ、上端部の外寸が同一サイズとされ、下端部の外寸が小さいサイズとされる第3容器本体とが設けられ、
前記容器の種別として、前記第1容器本体に前記蓋体を被せた第1容器と、前記第3容器本体に前記蓋体を被せた第3容器とが設けられ、
前記蓋体に対し前記第1容器本体が載置される、
ことを特徴とする容器セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体、容器本体及び蓋体を備える容器、及び、容器セットに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上方に開口する略箱状の容器本体と、容器本体に被せられる蓋体とを備える容器において、容器同士を積重ねた場合に、上側の容器の容器本体の下面の外周部に沿って設けられた下方に突出する下面側突部が、下側の容器の蓋体の上面において略四角環状に設けられた上面側凹部に挿入されて略係合状態となり、容器間の水平方向における相対変位が防止されるといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平8-4423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、作業者が容器を積重ねる際に、上側に載せる容器を下側の容器の蓋体に対して一旦水平方向に位置がずれた状態で載置してから、当該位置のずれを解消するようにして上側の容器をスライドさせる(スライドスタックする)場合がある。
【0005】
本発明の目的は、積重ねる際の作業性の向上を図ることのできる蓋体、容器及び容器セットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.上方に開口する略箱状の容器本体に被せられる蓋体において、
前記蓋体は、
平面視略矩形状の天板部と、
前記天板部の各側辺部又はその近傍部位からそれぞれ上方に突出する凸部と、
前記凸部の内周側において前記天板部のうち前記凸部に対して離間した位置から上方に突出する規制凸部とを備え、
前記規制凸部は、当該規制凸部において前記天板部の側辺部側の面を構成する内側規制部と、当該規制凸部において前記天板部の中央部側の面を構成し、前記天板部の中央部側に向けて下方傾斜する傾斜部とを備え、
前記天板部は、所定の前記規制凸部よりも前記天板部の中央部側の部位である摺接部を備えることを特徴とする蓋体。
【0008】
手段1によれば、下側の容器の蓋体に対して上側の容器を規定位置からずれた位置に一旦載置してから規定位置へと変位させる(スライドスタックを行う)場合に、スライドスタックの途中で、上側の容器が、下側の容器の蓋体の規制凸部に突き当たる場合があるが、規制凸部の天板部の中央部側(摺接部側)の面は傾斜部となっていることから、上側の容器は、比較的容易に下側の容器の規制凸部を乗り越えて、変位可能となっている。従って、容器同士を積重ねる際の作業性の向上を図ることができる。
【0009】
手段2.前記天板部の外周部、又は、その近傍から下方に延びる下壁部と、前記下壁部よりも前記天板部の中央部側において前記天板部から下方に突出し、前記蓋体を前記容器本体に被せた状態において少なくとも一部が前記容器本体の開口の内方側に略嵌合状態とされる嵌合突部とを備え、
上下方向において、前記嵌合突部の下端部は、前記下壁部の下端部と同じ位置、又は、前記下壁部の下端部よりも上方に位置し、
前記嵌合突部は、前記天板部の中央部側の面に作業者が指を掛けることが可能な指掛け部を備え、
上下方向において、前記傾斜部の上端部は、前記凸部の上端部と同じ位置、又は、前記凸部の上端部よりも下方に位置することを特徴とする手段1に記載の蓋体。
【0010】
手段2によれば、指掛け部が設けられることにより、蓋体を単体、或いは、蓋体同士を重ねた状態で作業者が持ち運ぶ場合に、指掛け部と、規制凸部の傾斜部とに指を掛けて蓋体を把持することができる。特に、複数の蓋体を重ねた状態で持ち運ぶ際に、蓋体の外周部よりも若干内方側に離間した位置にある指掛け部と、規制凸部の傾斜部とに指を掛けることで、複数の蓋体を好適に挟持することができ、例えば、蓋体の外周部又はその近傍に位置する凸部と下壁部とに指を掛ける場合のように、複数の蓋体が扇のように広がって上手く把持することができないといった事態を防止することができる。従って、蓋体を持ち運ぶ際の利便性の向上等を図ることができる。加えて、規制凸部(傾斜部)が上方に突出し過ぎないように構成され、規制凸部の損傷等が抑制されるとともに、スライドスタックに際して上側の容器の下部突条部が下側の容器の規制凸部を乗り越える際の安定化等を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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