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公開番号2025062421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171485
出願日2023-10-02
発明の名称入場管理システム及び入場管理方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20250407BHJP(計算;計数)
要約【課題】施設に荷物を配送する配送員に対して、出入り口にあるセキュリティゲートを解錠に必要な情報を事前に教示しなくとも、配送員がセキュリティゲートのロックを解錠できるようにする。
【解決手段】入場管理システム1は、荷物5に貼られるICタグ付き配送票2と、入場管理装置3と、荷物5の配送に係る情報を管理する配送管理装置4を含む。ICタグ付き配送票2は、セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を記憶したICタグ20を備える。入場管理装置3は、ICタグ20から読み出したタグ情報を配送管理装置4へ送信し、配送管理装置4から入場許可が通知されると、セキュリティゲート71のロックを解除する。配送管理装置4は、入場管理装置3から受信したタグ情報に対応する配送情報の配送場所を用いて入場管理装置3の設置場所を照合し、入場管理装置3の設置場所の照合に成功すると、入場管理装置へ入場許可を通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
施設に配送する荷物に貼られるICタグ付き配送票と、施設の出入り口に設置されたセキュリティゲートと接続している入場管理装置と、前記荷物の配送に係る情報を管理する配送管理装置を含み、
前記ICタグ付き配送票は、前記ICタグ付き配送票を識別する配送票番号を少なくとも記載した配送票と、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を記憶したICタグを備え、
前記入場管理装置は、前記ICタグから前記タグ情報を読み出すタグリーダと、前記ICタグから読み出した前記タグ情報を前記配送管理装置へ送信し、前記配送管理装置から入場許可が通知されると、前記セキュリティゲートのロックを解除する入場管理部を備え、
前記配送管理装置は、前記配送票番号に関連付けて、前記荷物の配送場所を含む配送情報と前記タグ情報を記憶した配送管理DBと、前記配送管理DBを参照し、前記入場管理装置から送信された前記タグ情報と同じ前記配送票番号に関連付けられている前記配送情報を特定した後、特定した前記配送情報の配送場所を用いて前記入場管理装置の設置場所を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する入場許可判定部を備えている、
ことを特徴とする入場管理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記配送情報に配送日が含まれる場合、前記配送管理装置の前記入場許可判定部は、特定した前記配送情報に含まれる配送日を用いて前記タグ情報の受信日を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功し、かつ、前記タグ情報の受信日の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する、
ことを特徴とする、請求項1に記載した入場管理システム。
【請求項3】
前記配送情報に配送時間帯が含まれる場合、前記配送管理装置の前記入場許可判定部は、特定した前記配送情報に含まれる配送時間帯を用いて前記タグ情報の受信時刻を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合と前記タグ情報の受信日の照合にそれぞれ成功し、かつ、前記タグ情報の受信時刻の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する、
ことを特徴とする、請求項2に記載した入場管理システム。
【請求項4】
施設の出入り口に設置されたセキュリティゲートと接続している入場管理装置と、施設の住戸に配送する荷物に貼られ、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を記憶したICタグを備えたICタグ付き配送票と、前記荷物の配送に係る情報を管理する配送管理装置を用いて実行される方法であって、
前記入場管理装置が、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を前記ICタグから読出し、前記ICタグから読み出した前記タグ情報を前記配送管理装置へ送信するステップa、
前記配送管理装置が、前記ICタグ付き配送票の配送票番号に関連付けて、前記荷物の配送場所を含む配送情報と前記タグ情報を記憶した配送管理DBを参照し、前記入場管理装置から送信された前記タグ情報と同じ配送票番号に関連付けられている前記配送情報を特定し、特定した前記配送情報の配送場所を用いて前記入場管理装置の設置場所を照合するステップb、
前記配送管理装置が、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知するステップc、
を含むことを特徴とする入場管理方法。
【請求項5】
前記配送管理装置は、前記ステップbにおいて、前記配送管理装置が特定した前記配送情報に配送日が含まれる場合、前記配送情報に含まれる配送日を用いて前記タグ情報の受信日を照合するステップb1を実行し、前記ステップcにおいて、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功し、かつ、前記タグ情報の受信日の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する、
ことを特徴とする、請求項4に記載した入場管理方法。
【請求項6】
前記配送管理装置は、前記ステップbにおいて、前記配送管理装置が特定した前記配送情報に配送時間帯が含まれる場合、前記配送情報に含まれる配送時間帯を用いて前記タグ情報の受信時刻を照合するステップb2を実行し、前記ステップcにおいて、前記入場管理装置の設置場所の照合と前記タグ情報の受信日の照合にそれぞれ成功し、かつ、前記タグ情報の受信時刻の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する、
ことを特徴とする、請求項5に記載した入場管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、施設の出入り口に設けられたセキュリティゲートのロックを解除する技術に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数の住戸が設けられた集合住宅などの施設の防犯対策として、施設の出入り口(例えば、エントランス)にセキュリティゲートを設けるのが一般的なっている。施設の出入り口にセキュリティゲートを設けることで、施設への不正な入場を防げる。しかしながら、施設の出入り口に設けたセキュリティゲートは、荷物を住戸に配送する宅配業者からすると、業務効率を妨げる要因になっている。
【0003】
例えば、施設の出入り口にインターホンが設けられている場合、宅配業者の配送員は施設に入場するために、出入り口に設けられたインターホンを操作する必要がある。しかし、インターホンの操作に不慣れだと、荷物の配送に要する時間が長くなってしまう。管理人が居る施設の場合、セキュリティゲートの解錠を管理人に頼むこともできるが、荷物を配送できる時間は管理人が在宅している時間に限られてしまう。更に、宅配ボックスや受け取りスペースが設けられていない施設の場合、配送員は、荷物の再配送や荷物の持ち帰りを余儀なくされる。
【0004】
このことを解決する発明として、特許文献1において、施設の何れかの住戸に荷物を配送する配送員(来訪者)に対して、事前に来訪者用暗証番号を教示しておき、出入り口に設けられたテンキー錠(屋外側指示ユニット)に来訪者用暗証番号が入力されると、出入り口の扉を一時解錠する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-2083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1で開示された発明では、施設の住戸に荷物を配送する配送員に対して、出入り口にあるセキュリティゲートを解錠するために必要な情報(例えば、来訪者用暗証番号)を事前に教示する必要がある。
【0007】
本願では、施設の住戸に荷物を配送する配送員に対して、出入り口にあるセキュリティゲートを解錠するために必要な情報を事前に教示しなくとも、配送員がセキュリティゲートのロックを解錠できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決する第1発明は、システムに係る発明で、施設の住戸に配送する荷物に貼られるICタグ付き配送票と、施設の出入り口に設置されたセキュリティゲートと接続している入場管理装置と、前記荷物の配送に係る情報を管理する配送管理装置を含む入場管理システムである。
第1発明に係る前記ICタグ付き配送票は、前記ICタグ付き配送票を識別する配送票番号を少なくとも記載した配送票と、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を記憶したICタグを備える。
第1発明に係る前記入場管理装置は、前記ICタグから前記タグ情報を読み出すタグリーダと、前記ICタグから読み出した前記タグ情報を前記配送管理装置へ送信し、前記配送管理装置から入場許可が通知されると、前記セキュリティゲートのロックを解除する入場管理部を備える。
第1発明に係る前記配送管理装置は、前記配送票番号に関連付けて、前記荷物の配送場所を含む配送情報と前記タグ情報を記憶した配送管理DBと、前記配送管理DBを参照し、前記入場管理装置から送信された前記タグ情報と同じ前記配送票番号に関連付けられている前記配送情報を特定した後、特定した前記配送情報の配送場所を用いて前記入場管理装置の設置場所を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知する入場許可判定部を備える。
第1発明に係る入場管理システムでは、前記配送情報に配送日が含まれる場合、前記配送管理装置の前記入場許可判定部は、特定した前記配送情報に含まれる配送日を用いて前記タグ情報の受信日を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功し、かつ、前記タグ情報の受信日の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知することが好適である。
第1発明に係る入場管理システムでは、前記配送情報に配送時間帯が含まれる場合、前記配送管理装置の前記入場許可判定部は、特定した前記配送情報に含まれる配送時間帯を用いて前記タグ情報の受信時刻を照合し、前記入場管理装置の設置場所の照合と前記タグ情報の受信日の照合にそれぞれ成功し、かつ、前記タグ情報の受信時刻の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知することが好適である。
第1発明に係る入場管理システムによれば、前記配送管理装置が前記入場管理装置の設置場所を照合することで、前記ICタグ付き配送票を利用して、前記荷物の配送員がロックを解除できる前記セキュリティゲートを、前記荷物の配送場所に設置された前記セキュリティゲートに限定できる。
更に、前記配送管理装置が前記タグ情報の受信日を照合することで、前記ICタグ付き配送票を利用して、前記荷物の配送員が前記セキュリティゲートのロックを解除でき日付を、前記荷物の配送日に限定できる。
更に、前記配送管理装置が前記タグ情報の受信時刻を照合することで、前記ICタグ付き配送票を利用して、前記荷物の配送員が前記セキュリティゲートのロックを解除でき時刻を、前記荷物の配送時間帯に含まれる時刻に限定できる。
【0009】
上述した課題を解決する第2発明は、方法に係る発明で、施設の出入り口に設置されたセキュリティゲートと接続している入場管理装置と、施設の住戸に配送する荷物に貼られ、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を記憶したICタグを備えたICタグ付き配送票と、前記荷物の配送に係る情報を管理する配送管理装置を用いて実行される入場管理方法である。
第2発明に係る入場管理方法は、前記入場管理装置が、前記セキュリティゲートの入場管理に用いるタグ情報を前記ICタグから読出し、前記ICタグから読み出した前記タグ情報を前記配送管理装置へ送信するステップa、前記配送管理装置が、前記ICタグ付き配送票の配送票番号に関連付けて、前記荷物の配送場所を含む配送情報と前記タグ情報を記憶した配送管理DBを参照し、前記入場管理装置から送信された前記タグ情報と同じ配送票番号に関連付けられている前記配送情報を特定し、特定した前記配送情報の配送場所を用いて前記入場管理装置の設置場所を照合するステップb、前記配送管理装置が、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知するステップcを含む。
第2発明に係る入場管理方法では、前記配送管理装置は、前記ステップbにおいて、前記配送管理装置が特定した前記配送情報に配送日が含まれる場合、前記配送情報に含まれる配送日を用いて前記タグ情報の受信日を照合するステップb1を実行し、前記ステップcにおいて、前記入場管理装置の設置場所の照合に成功し、かつ、前記タグ情報の受信日の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知することが好適である。
第2発明に係る入場管理方法では、前記配送管理装置は、前記ステップbにおいて、前記配送管理装置が特定した前記配送情報に配送時間帯が含まれる場合、前記配送情報に含まれる配送時間帯を用いて前記タグ情報の受信時刻を照合するステップb2を実行し、前記ステップcにおいて、前記入場管理装置の設置場所の照合と前記タグ情報の受信日の照合にそれぞれ成功し、かつ、前記タグ情報の受信時刻の照合に成功すると、前記入場管理装置へ入場許可を通知することが好適である。
第2発明でも、第1発明で記載した効果が得られる。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は、本願の課題を解決できるように、施設の住戸に配送される荷物に貼られたICタグ付き配送票のICタグが記憶するタグ情報を利用して、配送員がセキュリティゲートのロックを解錠できるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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