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公開番号2025064296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173930
出願日2023-10-05
発明の名称発光手段を備えたライフジャケット
出願人個人
代理人個人
主分類B63C 9/20 20060101AFI20250410BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】落水時に呼吸を確保するためライフジャケット装着者の体勢を仰向き状態に保持でき、仰向き状態においてライフジャケットに取付けられた発光手段から光を発光させることにより、光によって照らされる範囲を広げることによって、遭難者の居場所を知らせることを可能にし、捜索時、特に夜間捜索時における遭難者の発見率を向上させ得るライフジャケットを提供する。
【解決手段】装着者の上半身を覆うためのジャケット本体を備えるライフジャケットであって、ジャケット本体は、前身頃と、後身頃とを有して構成され、前身頃及び後身頃はそれぞれ浮力体を有する、ライフジャケットにおいて、前身頃の表面上には少なくとも1つの収容部が設けられ、光を発光するための少なくとも1つの発光手段が収容部内に配設され、水中において、前身頃が有する浮力体に生じる浮力は、後身頃が有する浮力体に生じる浮力より大きく設定されたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装着者の上半身を覆うためのジャケット本体を備えるライフジャケットであって、
前記ジャケット本体は、前身頃と、後身頃とを有して構成され、
前記前身頃及び前記後身頃はそれぞれ浮力体を有する、
ライフジャケットにおいて、
前記前身頃の表面上には少なくとも1つの収容部が設けられ、
光を発光するための少なくとも1つの発光手段が前記収容部内に配設され、
水中において、前記前身頃が有する浮力体に生じる浮力は、前記後身頃が有する浮力体に生じる浮力より大きく設定されたことを特徴とするライフジャケット。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記前身頃の表面上には複数の前記収容部が設けられ、
複数の前記発光手段が前記収容部に配設され、
前記発光手段は、発光ダイオードと、前記発光ダイオードに電力を供給する水電池と、を有するライトであり、
前記複数の前記収容部のうち少なくとも1つの収容部は、出し入れ口の開閉を可能にする開閉手段と、少なくとも1つの貫通穴と、を備え、
複数の前記ライトのうち少なくとも1つのライトは、前記開閉手段を備えた前記収容部内に配設されたことを特徴とする請求項1記載のライフジャケット。
【請求項3】
更に、前記複数の前記収容部のうち少なくとも1つの収容部は、出し入れ口が開いて保持された収容部であり、
複数の前記ライトのうち少なくとも1つのライトは、伸縮可能なストラップを介して、前記出し入れ口が開いて保持された前記収容部内に配設されたことを特徴とする請求項2記載のライフジャケット。
【請求項4】
光を反射するための少なくとも1つの反射材が、前記ジャケット本体の表面上に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のライフジャケット。
【請求項5】
前記前身頃は、左右に2分割された上部前身頃と、下部前身頃とを有して構成され、
前記上部前身頃は、第1の浮力体を有する左側上部前身頃と、第2の浮力体を有する右側上部前身頃を備え、前記左側上部前身頃と前記右側上部前身頃は、連結具により互いに連結可能とされたことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のライフジャケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水難事故の際、光によって、遭難者の居場所を知らせることを可能にする発光手段を備えたライフジャケットに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、水難事故等に遭われた遭難者の居場所を知らせるため、特に夜間において遭難者の居場所を知らせるために、落水後に自動的に点灯させることができる水電池を用いたライトや発光装置を、ライフジャケットに装着させることが提案されている。かかるライトや発光装置は、ライフジャケットの上部(襟部、肩部)に装着できるようになっている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5737731号公報
特開2023-19323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のライフジャケット(図11参照)は、呼吸を確保できるように水中において装着者を立った姿勢に保持しようとするため、捜索者がライトや発光装置の点灯を見つけやすくなるように、ライフジャケットの襟部や肩部などにライトや発光装置を取り付ける必要がある一方、こうような位置にライトや発光装置を取り付けた場合、ライトや発光装置から発せられる光の一部(特に、立った姿勢時における装着者の背中方向、即ち、後方方向への光)が装着者自身の体によって遮られるため、光によって照らされる範囲が狭くなって捜索者がライトや発光装置の点灯を見つけづらくなる場合があり、遭難者の発見が遅れてしまう虞があった。
【0005】
また、水難事故等に遭われた遭難者の早期発見は、遭難者の生存率を上げることにつながるため、捜索時、特に夜間捜索時における遭難者の発見率(遭難者を発見できる確率)の更なる向上が要求される。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、落水時に呼吸を確保するためライフジャケット装着者の体勢を仰向き状態に保持できると共に、仰向き状態においてライフジャケットに取付けられた発光手段から光を発光させることにより、光によって照らされる範囲を広げることによって、遭難者の居場所を知らせることを可能にし、捜索時、特に夜間捜索時における遭難者の発見率を向上させ得るライフジャケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、装着者の上半身を覆うためのジャケット本体を備えるライフジャケットであって、前記ジャケット本体は、前身頃と、後身頃とを有して構成され、前記前身頃及び前記後身頃はそれぞれ浮力体を有する、ライフジャケットにおいて、前記前身頃の表面上には少なくとも1つの収容部が設けられ、光を発光するための少なくとも1つの発光手段が前記収容部内に配設され、水中において、前記前身頃が有する浮力体に生じる浮力は、前記後身頃が有する浮力体に生じる浮力より大きく設定されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のライフジャケットにおいて、前記前身頃の表面上には複数の前記収容部が設けられ、複数の前記発光手段が前記収容部に配設され、前記発光手段は、発光ダイオードと、前記発光ダイオードに電力を供給する水電池と、を有するライトであり、前記複数の前記収容部のうち少なくとも1つの収容部は、出し入れ口の開閉を可能にする開閉手段と、少なくとも1つの貫通穴と、を備え、複数の前記ライトのうち少なくとも1つのライトは、前記開閉手段を備えた前記収容部内に配設されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のライフジャケットにおいて、更に、前記複数の前記収容部のうち少なくとも1つの収容部は、出し入れ口が開いて保持された収容部であり、複数の前記ライトのうち少なくとも1つのライトは、伸縮可能なストラップを介して、前記出し入れ口が開いて保持された前記収容部内に配設されたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のライフジャケットにおいて、光を反射するための少なくとも1つの反射材が、前記ジャケット本体の表面上に取り付けられたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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