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公開番号
2025068662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178592
出願日
2023-10-17
発明の名称
木質材料からなる壁部材の設置構造
出願人
株式会社鴻池組
,
学校法人 日本福祉大学
,
有限会社ライン工業
,
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/61 20060101AFI20250422BHJP(建築物)
要約
【課題】基礎に埋設するアンカーボルト等の施工誤差を吸収することを可能にすることで、CLT耐力壁等の木質材料からなる壁部材を基礎上の設計設置位置に正確に設置するための調整を容易に行うことができるようにした木質材料からなる壁部材の設置構造を提供すること。
【解決手段】CLT耐力壁1を基礎Fに設置する接合部材2を介して基礎F上に設置するもので、接合部材2は、CLT耐力壁1に固定具3によって固定されるプレート部21に底面プレート部22を一体に形成した壁部取付部材2Aと、アンカーボルトBを介して基礎Fに固定されるボックス部材2Bとを備え、基礎Fに固定されたボックス部材2B内に、CLT耐力壁1に固定した壁部取付部材2Aの底面プレート部22を設置した状態で、流動固化材を充填する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
木質材料からなる壁部材を基礎に設置する接合部材を介して基礎上に設置するようにした木質材料からなる壁部材の設置構造であって、
前記接合部材は、木質材料からなる壁部材に固定具によって固定されるプレート部に底面プレート部を一体に形成した壁部取付部材と、アンカーボルトを介して基礎に固定されるボックス部材とを備え、
基礎に固定されたボックス部材内に、木質材料からなる壁部材に固定した壁部取付部材の底面プレート部を設置した状態で、流動固化材を充填するようにしてなる
ことを特徴とする木質材料からなる壁部材の設置構造。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記壁部取付部材が、アンカーボルトの基礎の長手方向及び短手方向の施工誤差を吸収できるように、ボックス部材が、アンカーボルトの基礎の短手方向の施工誤差を吸収できるようにされてなることを特徴とする請求項1に記載の木質材料からなる壁部材の設置構造。
【請求項3】
前記ボックス部材の側板の上端縁から内方に延設した覆板により、壁部取付部材のプレート部が挿通されるスリットを残存させて、ボックス部材の上面を覆うようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の木質材料からなる壁部材の設置構造。
【請求項4】
前記ボックス部材の側板間に、補強部材を架け渡して取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の木質材料からなる壁部材の設置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CLT耐力壁等の木質材料からなる壁部材を基礎に設置する接合部材を介して基礎上に設置するようにした木質材料からなる壁部材の設置構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
「CLT耐力壁」は、CLT壁ともいい、CLTを用いて構築される。CLTは、直交集成板の英語表記(Cross Laminated Timber)の略称で、ひき板等を並べて、木質材料の繊維方向が直交するように積層接着した木質材料を指す。CLTを壁部材や床部材に使用して壁式構造とする工法をCLT工法といい、木材特有の断熱性と壁式構造の特性を活かして戸建て住宅のほか、中層建築物の共同住宅等に用いられる等、近年、その需要が拡大している工法である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
ところで、CLT耐力壁を基礎上に設置するために、CLT耐力壁を基礎に設置する接合部材を介して基礎上に設置するようにしたCLT耐力壁の設置構造が提案されている(例えば、特許文献2~3参照。)。
このうち、特許文献2に開示されたCLT耐力壁の設置構造は、予めドリフトピンを用いて接合部材を装着して一体化したCLT耐力壁を、接合部材を介して基礎上に設置するようにするものである。
また、特許文献3に開示されたCLT耐力壁の設置構造は、予めピン孔を形成したCLT耐力壁と基礎に埋設固定した予めピン孔を形成した接合部材とをドリフトピンを用いて一体化することで、CLT耐力壁を、接合部材を介して基礎上に設置するようにするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-119436号公報
特開2019-167763号公報
特開2018-197474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2~3に開示されたCLT耐力壁の設置構造は、使用部品の個数や種類を減らすことができる利点を有するものであった。
その反面、このCLT耐力壁の設置構造は、予めドリフトピンを用いて接合部材を装着して一体化したCLT耐力壁を、接合部材を介して基礎上に設置するようにしたり、予めピン孔を形成したCLT耐力壁と基礎に埋設固定した予めピン孔を形成した接合部材とをドリフトピンを用いて一体化することで、CLT耐力壁を、接合部材を介して基礎上に設置するようにしているため、基礎に埋設するアンカーボルトや接合部材等の施工誤差を吸収することができず、CLT耐力壁を基礎上の設計設置位置に正確に設置するための調整に手数を要するという問題があった。
【0006】
本発明は、特許文献2~3に開示されたCLT耐力壁の設置構造のCLT耐力壁を基礎に設置する接合部材を介して基礎上に設置するようにすることで使用部品の個数や種類を減らすことができる利点を享有しながら、基礎に埋設するアンカーボルト等の施工誤差を吸収することを可能にすることで、CLT耐力壁等の木質材料からなる壁部材を基礎上の設計設置位置に正確に設置するための調整を容易に行うことができるようにした木質材料からなる壁部材の設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の木質材料からなる壁部材の設置構造は、
木質材料からなる壁部材を基礎に設置する接合部材を介して基礎上に設置するようにした木質材料からなる壁部材の設置構造であって、
前記接合部材は、木質材料からなる壁部材に固定具によって固定されるプレート部に底面プレート部を一体に形成した壁部取付部材と、アンカーボルトを介して基礎に固定されるボックス部材とを備え、
基礎に固定されたボックス部材内に、木質材料からなる壁部材に固定した壁部取付部材の底面プレート部を設置した状態で、流動固化材を充填するようにしてなる
ことを特徴とする。
【0008】
この場合において、前記壁部取付部材が、アンカーボルトの基礎の長手方向及び短手方向の施工誤差を吸収できるように、ボックス部材が、アンカーボルトの基礎の短手方向の施工誤差を吸収できるようにされてなるようにすることができる。
【0009】
また、前記ボックス部材の側板の上端縁から内方に延設した覆板により、壁部取付部材のプレート部が挿通されるスリットを残存させて、ボックス部材の上面を覆うようにすることができる。
【0010】
また、前記ボックス部材の側板間に、補強部材を架け渡して取り付けるようにすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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