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公開番号2025091650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207031
出願日2023-12-07
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/64 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】シートバックパッドのシート前後方向の位置を良好に規制することができると共に、サイドサポート用パッド部をシート前方側に良好に変位させることができる車両用シートを得る。
【解決手段】シートバックパッド30のパッドサイド部34は、サイドフレーム22に対してシート前方側、シート幅方向外側及びシート後方側に連続して設けられてサイドフレーム22及びサイドサポート調整機構40を抱え込むように配置されている。パッドサイド部34におけるサイドサポート用パッド部34Aのシート前方側への突出量がサイドサポート調整機構40によって調整される。ここで、パッドサイド部34の後端部34Bは、シート幅方向内側に突出する突出部34Cを有し、突出部34Cの前面34C1は、シート幅方向内側へ向けてシート後方側に傾斜すると共にサイドフレーム22の後面22A側に接している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートバックの骨格を構成し、前記シートバックのシート幅方向の両側部においてシート上下方向に延在する左右一対のサイドフレームを有するシートバックフレームと、
前記シートバックフレームに支持され、前記シートバックのシート幅方向中間部に配置されるパッド本体部と、前記パッド本体部に対してシート幅方向外側に配置される左右一対のパッドサイド部と、を有すると共に、前記パッドサイド部が前記パッド本体部よりもシート前方側に突出したサイドサポート用パッド部を有するシートバックパッドと、
前記サイドフレームに取り付けられ、前記サイドサポート用パッド部のシート前方側への突出量を調整するサイドサポート調整機構と、
を備え、
前記パッドサイド部は、前記サイドフレームに対してシート前方側、シート幅方向外側及びシート後方側に連続して設けられて前記サイドフレーム及び前記サイドサポート調整機構を抱え込むように配置され、前記パッドサイド部の後端部は、シート幅方向内側に突出する突出部を有し、前記突出部の前面は、シート幅方向内側へ向けてシート後方側に傾斜すると共に前記サイドフレームの後面側に接している、車両用シート。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記サイドサポート調整機構の非作動状態でシート幅方向に対する前記突出部の前面の成す角度が40°以上60°以下である、請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドサポート調整機構を備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、シートバックのサイドサポートの位置を変更可能な車両用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-137593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記先行技術では、シートバックのパッドのサイド部が、サイドフレームに対してシート幅方向外側及びシート後方側には設けられていないが、シートバックのパッドのサイド部が、サイドフレームに対してシート前方側、シート幅方向外側及びシート後方側に連続して設けられてサイドフレーム等を抱え込むように配置される場合がある。このような構成では、シートバックのパッドのシート前後方向の位置をサイドフレーム等で規制をすることができるが、そのような規制機能があるためサイドサポート用のパッド部をシート前方側に良好に変位させる点では改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、シートバックパッドのシート前後方向の位置を良好に規制することができると共に、サイドサポート用パッド部をシート前方側に良好に変位させることができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、シートバックの骨格を構成し、前記シートバックのシート幅方向の両側部においてシート上下方向に延在する左右一対のサイドフレームを有するシートバックフレームと、前記シートバックフレームに支持され、前記シートバックのシート幅方向中間部に配置されるパッド本体部と、前記パッド本体部に対してシート幅方向外側に配置される左右一対のパッドサイド部と、を有すると共に、前記パッドサイド部が前記パッド本体部よりもシート前方側に突出したサイドサポート用パッド部を有するシートバックパッドと、前記サイドフレームに取り付けられ、前記サイドサポート用パッド部のシート前方側への突出量を調整するサイドサポート調整機構と、を備え、前記パッドサイド部は、前記サイドフレームに対してシート前方側、シート幅方向外側及びシート後方側に連続して設けられて前記サイドフレーム及び前記サイドサポート調整機構を抱え込むように配置され、前記パッドサイド部の後端部は、シート幅方向内側に突出する突出部を有し、前記突出部の前面は、シート幅方向内側へ向けてシート後方側に傾斜すると共に前記サイドフレームの後面側に接している。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、シートバックパッドのパッドサイド部は、サイドフレームに対してシート前方側、シート幅方向外側及びシート後方側に連続して設けられてサイドフレーム及びサイドサポート調整機構を抱え込むように配置されている。これにより、パッドサイド部を含むシートバックパッドのシート前後方向の位置がサイドフレーム及びサイドサポート調整機構によって規制される。
【0008】
一方、パッドサイド部におけるサイドサポート用パッド部のシート前方側への突出量はサイドサポート調整機構によって調整される。ここで、パッドサイド部の後端部は、シート幅方向内側に突出する突出部を有し、突出部の前面は、シート幅方向内側へ向けてシート後方側に傾斜すると共にサイドフレームの後面側に接している。このため、サイドサポート調整機構によってサイドサポート用パッド部のシート前方側への突出量が大きくなるように調整される際に、サイドサポート用パッド部がシート前方側へ移動しようとするとき、パッドサイド部はその後端部における突出部の前面がサイドフレームの後面側に接しつつシート前方斜めシート幅方向外側へ移動することができる。これにより、サイドフレームの後面側に接する突出部がパッドサイド部に設けられていても、サイドサポート調整機構による作動力を有効に用いて、サイドサポート用パッド部をシート前方側へ良好に変位させることができる。
【0009】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記サイドサポート調整機構の非作動状態でシート幅方向に対する前記突出部の前面の成す角度が40°以上60°以下である。
【0010】
第2の態様の車両用シートでは、突出部の前面がサイドフレームの後面側に接すると共にサイドサポート調整機構の非作動状態でシート幅方向に対する突出部の前面の成す角度が40°以上60°以下であるので、パッドサイド部を含むシートバックパッドのシート前後方向の位置規制を可能としつつ、サイドサポート調整機構が作動して突出部の前面がサイドフレームの後面側に接触しながらシート前方斜めシート幅方向外側へ移動する際の反力を抑えることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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