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公開番号
2025091816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207285
出願日
2023-12-07
発明の名称
ストラップ挿通用の開口部構造
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約
【課題】ストラップ挿通用の開口から車両用シートの内部が見えてしまうのを防止又は抑制することができるストラップ挿通用の開口部構造を得る。
【解決手段】シート表皮22に形成された長孔状の第一開口22Hは、H字状の切り込みにより形成された二つの片部22A、22Bが裏側へ折り曲げられることで形成されている。シート表皮22の裏側には第一開口22Hに対応する領域及びその周囲部に連続して設けられて二つの片部22A、22Bに縫い付けられた裏当て部材30が配置されている。裏当て部材30には、ストラップ18が挿通可能で第一開口22Hよりも短手方向の長さが短い第二開口30Hが形成されている。第二開口30Hの長辺をなす縁部が折り返し部分32A、34Aで構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートのシート表皮において操作用のストラップを挿通させる部分に長孔状の第一開口が形成され、前記第一開口は、H字状の切り込みにより形成された二つの片部が裏側へ折り曲げられることで形成され、前記シート表皮の裏側には前記第一開口に対応する領域及びその周囲部に連続して設けられて前記二つの片部に縫い付けられた裏当て部材が配置され、前記裏当て部材には、前記ストラップが挿通可能で前記第一開口よりも短手方向の長さが短い第二開口が形成され、前記第二開口の長辺をなす縁部が折り返し部分で構成されている、ストラップ挿通用の開口部構造。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記裏当て部材は、重ね合わせられた状態の二枚のピース同士が所定の両側でかつ同一直線上で縫合されて前記直線に沿って互いに離反するように折り曲げられることで一対の縫合部同士の間を前記第二開口としている、請求項1に記載のストラップ挿通用の開口部構造。
【請求項3】
前記裏当て部材は、前記第二開口の長手方向と同じ方向の両側で前記シート表皮側とは反対側に曲げられて前記第二開口の長手方向両端付近を含む位置で起立するように設けられた起立部を備える、請求項1に記載のストラップ挿通用の開口部構造。
【請求項4】
前記裏当て部材は、
前記シート表皮に沿って配置される裏当て本体部と、
前記裏当て本体部において前記第二開口の長手方向と同じ方向の両側で前記裏当て本体部に対して前記シート表皮側とは反対側に配置されるように折り返されて前記裏当て本体部に重ね合わせられると共に曲げ部を介して前記起立部の基端側に連続し、前記曲げ部側の端部が前記裏当て本体部に縫い付けられた重ね合わせ部と、
を有する請求項3に記載のストラップ挿通用の開口部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートのシート表皮に設けられるストラップ挿通用の開口部構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用シートに操作用のストラップが設けられた技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、車両用シートの表皮材には、ストラップを通すために切込みからなるスリット部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-95105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、ストラップを通すためのスリット部が切りっ放しの形状であるため、ストラップの操作時に、スリット部の長辺に沿った縁部がストラップから力を受けると、スリット部が捲れ上がるように口開きをしてしまい、車両用シートの内部が見えてしまう。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、ストラップ挿通用の開口から車両用シートの内部が見えてしまうのを防止又は抑制することができるストラップ挿通用の開口部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のストラップ挿通用の開口部構造は、車両用シートのシート表皮において操作用のストラップを挿通させる部分に長孔状の第一開口が形成され、前記第一開口は、H字状の切り込みにより形成された二つの片部が裏側へ折り曲げられることで形成され、前記シート表皮の裏側には前記第一開口に対応する領域及びその周囲部に連続して設けられて前記二つの片部に縫い付けられた裏当て部材が配置され、前記裏当て部材には、前記ストラップが挿通可能で前記第一開口よりも短手方向の長さが短い第二開口が形成され、前記第二開口の長辺をなす縁部が折り返し部分で構成されている。
【0007】
第1の態様のストラップ挿通用の開口部構造では、シート表皮に形成された長孔状の第一開口は、H字状の切り込みにより形成された二つの片部が裏側へ折り曲げられることで形成され、シート表皮の裏側には第一開口に対応する領域及びその周囲部に連続して設けられて二つの片部に縫い付けられた裏当て部材が配置されている。このため、第一開口の周囲部が補強される。また、裏当て部材には、ストラップが挿通可能で第一開口よりも短手方向の長さが短い第二開口が形成されている。これにより、第二開口から車両用シートの内部は見えにくい。さらに、第二開口の長辺をなす縁部が折り返し部分で構成されているので、第二開口の長辺をなす縁部がストラップから力を受けた場合も、第二開口の変形が抑制される。
【0008】
第2の態様のストラップ挿通用の開口部構造は、第1の態様において、前記裏当て部材は、重ね合わせられた状態の二枚のピース同士が所定の両側でかつ同一直線上で縫合されて前記直線に沿って互いに離反するように折り曲げられることで一対の縫合部同士の間を前記第二開口としている。
【0009】
第2の態様のストラップ挿通用の開口部構造では、第二開口の長辺をなす縁部を折り返し部分とする裏当て部材を、少ない部品点数で構成することができる。
【0010】
第3の態様のストラップ挿通用の開口部構造は、第1の態様又は第2の態様において、前記裏当て部材は、前記第二開口の長手方向と同じ方向の両側で前記シート表皮側とは反対側に曲げられて前記第二開口の長手方向両端付近を含む位置で起立するように設けられた起立部を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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