TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025089797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204666
出願日
2023-12-04
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/52 20060101AFI20250609BHJP(車両一般)
要約
【課題】ロック機構を構成する各ギア部材における係合歯の噛合が意図せず外れることを抑制できる車両用シートを得る。
【解決手段】第1ギア部材74の第1係合歯74Bと第2ギア部材76の第2係合歯76Bとの噛合でリンク機構60をロックするロック機構70と、第1係合歯74Bに対して第2係合歯76Bを噛合方向へ付勢する付勢機構90と、を備えた車両用シート10であって、付勢機構90は、第2ギア部材76の当接面76Dに対する押圧方向及び押圧解除方向へカム82を移動させるカム保持部材80と、カム82が当接面76Dを押圧するようにカム保持部材80を付勢する付勢部材88と、カム82が当接面76Dを押圧しないようにカム保持部材80を移動させる作動部材78と、を有し、作動部材78は、カム保持部材80が付勢部材88によって付勢されているときにのみ、カム保持部材80の被係止部80Fに係止する係止部78Bを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
長手方向の中央部で回動可能に連結された第1リンクアーム及び第2リンクアームを有し、シートクッションのシート下方側におけるシート幅方向外側に設けられたリンク機構と、
前記第1リンクアームに設けられた第1ギア部材の端面に形成された第1係合歯と前記第2リンクアームに設けられた第2ギア部材の端面に形成された第2係合歯との噛み合いによって前記リンク機構をロックし、前記第1係合歯と前記第2係合歯との噛み合いを解除することによって前記リンク機構をアンロックするロック機構と、
前記第1係合歯に対して前記第2係合歯を噛み合い方向へ付勢する付勢機構と、
を備え、
前記付勢機構は、
前記第2ギア部材の前記第2係合歯とは反対側の端面である当接面に接触可能に構成されたカムと、
前記カムを保持し、前記カムを前記当接面に対する押圧方向及び押圧解除方向へ移動させるカム保持部材と、
前記カムが前記当接面を押圧するように前記カム保持部材を付勢する付勢部材と、
前記カムが前記当接面を押圧しないように前記カム保持部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる作動部材と、
を有し、
前記作動部材は、
前記カムが前記当接面を押圧するように前記カム保持部材が前記付勢部材によって付勢されているときにのみ、前記カム保持部材に形成されている被係止部に係止する係止部を有する車両用シート。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記カム保持部材は、長手方向中央部が回動可能に支持されており、
前記カムは、前記カム保持部材の長手方向一端部側に保持され、前記作動部材は、前記カム保持部材の長手方向他端部側における端面を押圧可能に構成され、
前記端面は、前記カム保持部材の回動中心から離れるにつれて前記作動部材に近づくように傾斜する傾斜面とされている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記被係止部は、前記カム保持部材の長手方向他端部側に形成されている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記カム保持部材は、前記カムが前記当接面を押圧しないように前記作動部材によって前記付勢部材の付勢力に抗して移動させられたときに、前記第2係合歯が前記第1係合歯から離れるように前記第2ギア部材を移動させる構成とされている請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
乗員によってスイッチが操作されることにより、車両用シートの下方側に配置されている空気室への空気の供給又は空気室からの空気の排出を行うことでシートクッションの高さを変更するエアサスペンション機構と、そのシートクッションの高さ位置をロックするロック位置及びそのロックを解除するロック解除位置へ変位可能なロック機構と、を含む車両用シートは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-46172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような車両用シートは、シートクッションを昇降可能に支持するリンク機構を、そのシートクッションの下方側における左右両側に有している。リンク機構は、ロック機構によって、その高さ位置がロック及びアンロックされるように構成されている。すなわち、リンク機構は、一方のリンクアームに設けられたギア部材の係合歯と他方のリンクアームに設けられたギア部材の係合歯との噛み合いによってロックされ、それら係合歯の噛み合いが解除されることによってアンロックされるように構成されている。
【0005】
ところで、乗員が車両に乗り込む際、その乗員によってシートクッションが左右方向(シート幅方向)に大きく揺動される場合がある。つまり、シートクッションの下方側に設けられているリンク機構に対してシート幅方向に向かう荷重が入力される場合がある。その場合、リンク機構を構成する一方のリンクアームが他方のリンクアームから離れる方向へ傾くおそれがあり、ロック機構を構成する各ギア部材における係合歯の噛み合いが意図せず外れてしまう懸念がある。
【0006】
そこで、本発明は、ロック機構を構成する各ギア部材における係合歯の噛み合いが意図せず外れることを抑制できる車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の車両用シートは、長手方向の中央部で回動可能に連結された第1リンクアーム及び第2リンクアームを有し、シートクッションのシート下方側におけるシート幅方向外側に設けられたリンク機構と、前記第1リンクアームに設けられた第1ギア部材の端面に形成された第1係合歯と前記第2リンクアームに設けられた第2ギア部材の端面に形成された第2係合歯との噛み合いによって前記リンク機構をロックし、前記第1係合歯と前記第2係合歯との噛み合いを解除することによって前記リンク機構をアンロックするロック機構と、前記第1係合歯に対して前記第2係合歯を噛み合い方向へ付勢する付勢機構と、を備え、前記付勢機構は、前記第2ギア部材の前記第2係合歯とは反対側の端面である当接面に接触可能に構成されたカムと、前記カムを保持し、前記カムを前記当接面に対する押圧方向及び押圧解除方向へ移動させるカム保持部材と、前記カムが前記当接面を押圧するように前記カム保持部材を付勢する付勢部材と、前記カムが前記当接面を押圧しないように前記カム保持部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる作動部材と、を有し、前記作動部材は、前記カムが前記当接面を押圧するように前記カム保持部材が前記付勢部材によって付勢されているときにのみ、前記カム保持部材に形成されている被係止部に係止する係止部を有している。
【0008】
第1の態様の発明によれば、カムが当接面を押圧するようにカム保持部材が付勢部材によって付勢されているときにのみ、カム保持部材に形成されている被係止部に係止する係止部を作動部材が有している。したがって、リンク機構がロックされているときに、そのリンク機構に対してシート幅方向に向かう荷重が入力されても、第1ギア部材に対して、カム保持部材、カム、第2ギア部材が傾くことが抑制される。これにより、第1係合歯と第2係合歯との噛み合いが、意図せず外れることが抑制される。
【0009】
また、本発明に係る第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートであって、前記カム保持部材は、長手方向中央部が回動可能に支持されており、前記カムは、前記カム保持部材の長手方向一端部側に保持され、前記作動部材は、前記カム保持部材の長手方向他端部側における端面を押圧可能に構成され、前記端面は、前記カム保持部材の回動中心から離れるにつれて前記作動部材に近づくように傾斜する傾斜面とされている。
【0010】
第2の態様の発明によれば、長手方向中央部が回動可能に支持されているカム保持部材の長手方向一端部側にカムが保持され、その長手方向他端部側における端面を作動部材が押圧可能に構成されている。そして、その端面は、カム保持部材の回動中心から離れるにつれて作動部材に近づくように傾斜する傾斜面とされている。したがって、作動部材は、カム保持部材を効率よく回動させることが可能となり、結果的にロック機構をコンパクトに構成することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本発條株式会社
冷却構造体
1か月前
日本発條株式会社
車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
車両用シート
7日前
日本発條株式会社
車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
車両用シート
14日前
日本発條株式会社
車両用シート
7日前
日本発條株式会社
車両用シート
7日前
日本発條株式会社
車両用シート
4日前
日本発條株式会社
測定装置および測定治具
28日前
日本発條株式会社
検査装置および検査方法
4日前
日本発條株式会社
車両用シートにおける操作装置
7日前
日本発條株式会社
シートパッド及び車両用シート
今日
日本発條株式会社
ストラップ挿通用の開口部構造
4日前
日本発條株式会社
シートパッド及び車両用シート
今日
日本発條株式会社
車両用シートのアームレスト構造
11日前
日本発條株式会社
コイルセグメントの成形装置及び方法
18日前
日本発條株式会社
コイルセグメントの製造装置及び方法
18日前
日本発條株式会社
ワークの製造装置と、ワークの製造方法
6日前
日本発條株式会社
スプレーガン及びシートパッドの製造方法
今日
日本発條株式会社
ヘッドレストグロメット及び車両用シート
27日前
日本発條株式会社
シートクッション長可変装置及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
シートクッション長可変装置及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
カップホルダー、アームレスト及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
リヤシートのシートバックカバー及びリヤシート
21日前
日本発條株式会社
被膜付き金属部材の製造方法、及び被膜付き金属部材
18日前
日本発條株式会社
駐車装置
24日前
日本発條株式会社
車両用シートフレーム構造
1か月前
個人
カーテント
20日前
個人
車窓用防虫網戸
1か月前
個人
警告装置
2か月前
個人
小型EVシステム
2か月前
日本精機株式会社
ケース
2か月前
個人
車輪清掃装置
24日前
日本精機株式会社
照明装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る