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公開番号
2025071311
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025028502,2024526406
出願日
2025-02-26,2023-06-01
発明の名称
位置検出装置、センサコントローラ、及び、ペンからペン信号を受信する方法
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約
【課題】位置検出の頻度を低下させることなく、かつ、センサコントローラの回路規模を増大させることなく、センサコントローラにおいて受信されるペン信号のS/N比を向上させる。
【解決手段】本発明による方法は、電磁誘導方式のセンサコントローラにより実行される方法であって、複数のペン信号検出期間T1~T3のそれぞれにおいて、ペン信号検出期間ごとに接続極性が異なる接続形態で3本のループコイルLCx
n-1
~LCx
n+1
を接続するとともに、該3本のループコイルLCx
n-1
~LCx
n+1
を介してペン信号のレベルを示す結果値を検出し、複数のペン信号検出期間のそれぞれで検出された複数の結果値に対して接続極性に応じた復元演算を行うことで、3本のループコイルLCx
n-1
~LCx
n+1
のそれぞれに対応するペン信号のレベルを分離取得する、方法である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電磁誘導方式のセンサコントローラにより実行される方法であって、
複数のペン信号検出期間のそれぞれにおいて、ペン信号検出期間ごとに接続極性が異なる接続形態で前記複数のコイルを接続するとともに、該複数のコイルを介してペン信号のレベルを示す結果値を検出し、
前記複数のペン信号検出期間のそれぞれで検出された複数の前記結果値に対して前記接続極性に応じた復元演算を行うことで、前記複数のコイルのそれぞれに対応する前記ペン信号のレベルを分離取得する、
方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁誘導方式のセンサコントローラにより実行される方法、センサコントローラ、及び、位置検出装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
タブレット端末などのパネル面内における電磁誘導ペンの位置を検出するための方式の1つとして、電磁誘導方式(EMR方式)が知られている。EMR方式によるタブレット端末は、パネル面内に配置されたペン検出用のセンサ(以下「EMRセンサ」という)と、EMRセンサに接続されたセンサコントローラとを有している。EMRセンサは、y方向に並べて配置された複数のTxコイルと、x方向に並べて配置された複数のRxコイルとを含んで構成される。センサコントローラは、複数のTxコイルから順次交番磁界を送出し、その都度、各Rxコイルにて電磁誘導ペンが送信した反射信号(以下「ペン信号」という)を受信することにより、電磁誘導ペンの位置を検出するとともに、電磁誘導ペンが送信したデータを受信する。特許文献1には、EMRセンサの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6698386号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、センサコントローラにおいて受信されるペン信号のS/N比は、できるだけ大きいことが好ましい。S/N比を向上させるための方法はいくつか考えられるが、そのうちの1つに、ペン信号の送信期間が長くなるように電磁誘導ペンを構成するという方法がある。センサコントローラにおけるペン信号の検出期間がN倍になると、受信されるペン信号のレベルがN倍になる一方、受信されるノイズのレベルはN
1/2
倍に留まるからである。しかしながら一方で、ペン信号の送信期間を単純に長くしたとすると、位置検出の頻度の低下という別の問題が発生する。これに対し、センサコントローラにおいて複数のRxコイルで並行してペン信号を受信することとすれば、位置検出の頻度を低下させることなくペン信号の送信期間を長くすることも可能であるが、そうすると今度は、並行受信分の数の受信回路が必要になり、センサコントローラの回路規模が増大してしまうことになる。
【0005】
したがって、本発明の目的の一つは、位置検出の頻度を低下させることなく、かつ、センサコントローラの回路規模を増大させることなく、センサコントローラにおいて受信されるペン信号のS/N比を向上させることのできる、電磁誘導方式のセンサコントローラにより実行される方法、センサコントローラ、及び、位置検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による方法は、電磁誘導方式のセンサコントローラにより実行される方法であって、複数のペン信号検出期間のそれぞれにおいて、ペン信号検出期間ごとに接続極性が異なる接続形態で前記複数のコイルを接続するとともに、該複数のコイルを介してペン信号のレベルを示す結果値を検出し、前記複数のペン信号検出期間のそれぞれで検出された複数の前記結果値に対して前記接続極性に応じた復元演算を行うことで、前記複数のコイルのそれぞれに対応する前記ペン信号のレベルを分離取得する、方法である。
【0007】
本発明によるセンサコントローラは、複数のコイルを含むセンサに接続されるセンサコントローラであって、複数のペン信号検出期間のそれぞれにおいて、ペン信号検出期間ごとに接続極性が異なる接続形態で前記複数のコイルを接続するとともに、該複数のコイルを介してペン信号のレベルを示す結果値を検出し、前記複数のペン信号検出期間のそれぞれで検出された複数の前記結果値に対して前記接続極性に応じた復元演算を行うことで、前記複数のコイルのそれぞれに対応する前記ペン信号のレベルを分離取得する、センサコントローラである。
【0008】
本発明による位置検出装置は、複数のコイルを含むセンサと、複数のペン信号検出期間のそれぞれにおいて、ペン信号検出期間ごとに接続極性が異なる接続形態で前記複数のコイルを接続するとともに、該複数のコイルを介してペン信号のレベルを示す結果値を検出し、前記複数のペン信号検出期間のそれぞれで検出された複数の前記結果値に対して前記接続極性に応じた復元演算を行うことで、前記複数のコイルのそれぞれに対応する前記ペン信号のレベルを分離取得するセンサコントローラと、を含む位置検出装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のコイルで受信されるペン信号を複数のペン信号検出期間のそれぞれにおいて1つの受信回路で同時に受信し、かつ、受信された信号(複数のコイルで受信されたペン信号が重畳されたもの)をコイルごとに分離することができるので、位置検出の頻度を低下させることなく、かつ、センサコントローラの回路規模を増大させることなく、センサコントローラにおいて受信されるペン信号のS/N比を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態による位置検出システム1の構成を示す図である。
図1に示したスイッチ部30の内部構成を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
差動増幅器30hからセンサコントローラ31に供給される受信信号Rxを説明する図である。
第1の比較例による受信信号Rxを説明する図である。
第2の比較例による受信信号Rxを説明する図である。
電磁誘導ペンPがループコイルLCx
n
上に位置している場合に、その近傍の各ループコイルLCxで受信されるペン信号のレベルをシミュレーションした結果を示す図である。
本発明の第2の実施の形態による位置検出システム1を構成する位置検出装置3内に配置されるスイッチ部30の内部構成を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
本発明の第3の実施の形態による位置検出システム1の構成を示す図である。
図14に示したスイッチ部30の内部構成を示す図である。
センサコントローラ31が指Fの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
センサコントローラ31が電磁誘導ペンPの位置検出を行う場合におけるスイッチ部30の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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