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公開番号
2025071538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181788
出願日
2023-10-23
発明の名称
変性多糖類
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08B
3/12 20060101AFI20250428BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 再汚染防止能に優れる変性多糖類を提供する。
【解決手段】 多糖類が有する水酸基が、2以上のカルボキシル基を有するカルボン酸又はその塩によりエステル化(置換)された変性多糖類であって、該変性多糖類は、単糖単位当たりの該カルボン酸又はその塩による置換度(DS)が1以上である、変性多糖類。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多糖類が有する水酸基が、2以上のカルボキシル基を有するカルボン酸又はその塩によりエステル化(置換)された変性多糖類であって、
該変性多糖類は、単糖単位当たりの該カルボン酸又はその塩による置換度(DS)が1以上である、変性多糖類。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記多糖類が、デンプン及び/又はセルロースである、請求項1に記載の変性多糖類。
【請求項3】
前記カルボン酸は、ジカルボン酸の無水物である、請求項1又は2に記載の変性多糖類。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の変性多糖類を含む洗剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変性多糖類に関する。より詳しくは、洗剤等に有用な変性多糖類に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、衣料類に用いられる洗剤には、洗剤の洗浄効果を向上させることを目的として、ゼオライト、ポリエチレングリコールなどの洗剤ビルダー(洗剤助剤)を配合することが行われている。
上記の各種洗剤ビルダーに加えて、近年では、重合体が洗剤ビルダーとして洗剤組成物に配合されている。例えば、ポリカルボン酸系重合体は、カルボキシル基又はその塩を分子内に有する重合体であって、無機粒子等の分散性能に優れるため、洗剤用途に好適に用いられている。
【0003】
しかし、ポリカルボン酸系重合体等の重合体は、生分解性が低く、環境への影響において課題があった。
近年、環境負荷の低減の観点から、多糖類等の生分解性に優れる原料を用いる技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、二塩基性有機酸無水物の存在下でデキストリンまたは薄い沸騰デンプンを加熱することを含む、低置換度(DS)デキストリンおよびデンプンエステルの製造方法が開示されている。
特許文献2には、原料グルコースポリマーと多価カルボン酸の混合水溶液を、乾燥して均一な粉末とし、加熱処理を行うことを特徴とする、イオン交換能力を有するグルコースポリマーの製造が開示されている。
特許文献3には、(i)置換の程度が10%~80%であり、(ii)平均分子量が15,000~200,000g/モルである基材デンプンから調製される、無水物変性デンプンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第3732207号明細書
特開2004-307768号公報
特表2022-548022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のとおり多糖類とカルボン酸とを用いて得られる変性多糖類が種々開発されている。しかし、従来の変性多糖類は、再汚染防止能において充分ではなかった。
【0006】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、再汚染防止能に優れる変性多糖類を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、変性多糖類について種々検討したところ、2以上のカルボキシル基を有するカルボン酸又はその塩により多糖類が有する水酸基をエステル化(置換)して得られた、単糖単位当たりの該カルボン酸又はその塩による置換度(DS)が1以上である変性多糖類が、再汚染防止能に優れることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0008】
本発明は、以下の変性多糖類等を包含する。
〔1〕多糖類が有する水酸基が、2以上のカルボキシル基を有するカルボン酸又はその塩によりエステル化(置換)された変性多糖類であって、該変性多糖類は、単糖単位当たりの該カルボン酸又はその塩による置換度(DS)が1以上である、変性多糖類。
〔2〕上記多糖類が、デンプン及び/又はセルロースである、上記〔1〕に記載の変性多糖類。
〔3〕上記カルボン酸は、ジカルボン酸の無水物である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の変性多糖類。
〔4〕上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の変性多糖類を含む洗剤組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明の変性多糖類は、上述の構成よりなり、再汚染防止能及び生分解性に優れるため、洗剤等に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の好ましい形態について具体的に説明するが、本発明は以下の記載のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下に記載される本発明の個々の好ましい形態を2又は3以上組み合わせた形態も、本発明の好ましい形態に該当する。
(【0011】以降は省略されています)
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