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公開番号2025071870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182274
出願日2023-10-24
発明の名称電源制御装置および電源制御プログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 1/00 20060101AFI20250430BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源失陥の発生箇所を特定するために必要なセンサの数を低減できる電源制御装置および電源制御プログラムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、第1電源に接続される第1給電ライン、第2電源に接続される第2給電ライン、および負荷に接続される負荷給電ラインを接続する共通給電ラインと、第1給電ラインと共通給電ラインとを接続するスイッチと、第2給電ラインと共通給電ラインとを接続するスイッチと、負荷給電ラインと共通給電ラインとを接続するスイッチと、共通給電ラインに設けられ、給電状態を検出するセンサと、センサの出力に基づき電源失陥を検出すると、第1給電ライン、第2給電ライン、および負荷給電ラインに対して設定される優先順位に従ってスイッチをオフして、センサの出力に基づき電源失陥の発生箇所を特定するコントローラとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電源に接続される第1給電ライン、第2電源に接続される第2給電ライン、および負荷に接続される負荷給電ラインを接続する共通給電ラインと、
前記第1給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記負荷給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記共通給電ラインに設けられ、給電状態を検出するセンサと、
前記センサの出力に基づき電源失陥を検出すると、前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインに対して設定される優先順位に従って前記スイッチをオフして、前記センサの出力に基づき前記電源失陥の発生箇所を特定するコントローラと
を備える電源制御装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記優先順位は予め設定される
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記発生箇所毎に前記電源失陥の発生回数を計数し、
前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインのうち、前記発生回数が多い給電ラインの前記優先順位を他の給電ラインの前記優先順位よりも高くする
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
他車両から前記電源失陥の発生箇所に関する情報を受信し、
自車両の前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインのうち、前記他車両において前記電源失陥の発生回数が多かった給電ラインと同一の給電ラインの前記優先順位を他の給電ラインの前記優先順位よりも高くする
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記第1電源と前記第1給電ラインとを含むエリアを第1エリアとし、前記第2電源と前記第2給電ラインとを含むエリアを第2エリアとし、前記負荷と前記負荷給電ラインとを含むエリアを第3エリアとした場合に、
前記コントローラは、
前記電源失陥を検出しない通常時に全ての前記スイッチをオンし、
前記第1エリア、前記第2エリア、および前記第3エリアのうち、前記電源失陥を検出してオフすることにより前記電源失陥が検出されなくなった前記スイッチに接続されるエリアを前記電源失陥の発生箇所として特定する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインのうち、前記優先順位が1位の給電ラインに接続される前記スイッチをオフし、
前記電源失陥が継続して検出されれば、前記優先順位が2位の給電ラインに接続される前記スイッチをオフし、
前記電源失陥が検出されなくなれば、前記第1エリア、前記第2エリア、および前記第3エリアに含まれる給電ラインのうち、前記優先順位が2位の給電ラインを含むエリアを前記電源失陥の発生箇所として特定し、
前記電源失陥が継続して検出されれば、残りの給電ラインを含むエリアを前記電源失陥の発生箇所として特定する
請求項5に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
電源失陥を検出した場合にオフした前記スイッチを再度オンして、前記電源失陥が一過性の電源失陥か否かを判定する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項8】
前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと並列に接続され、バイパススイッチと抵抗とが直列に接続されたバイパス回路
をさらに備え、
前記コントローラは、
前記電源失陥が一過性の電源失陥か否かを判定するために、前記第1給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチを再度オンする場合、前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチをオフし、前記バイパススイッチをオンする
請求項7に記載の電源制御装置。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記電源失陥が一過性の電源失陥か否かを判定するために、前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチを再度オンする場合、前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチをオフし、前記バイパススイッチをオンする
請求項8に記載の電源制御装置。
【請求項10】
第1電源に接続される第1給電ライン、第2電源に接続される第2給電ライン、および負荷に接続される負荷給電ラインを接続する共通給電ラインと、
前記第1給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記負荷給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチと、
前記共通給電ラインに設けられ、給電状態を検出するセンサと
を備える電源制御装置のコントローラに、
前記センサの出力に基づき電源失陥を検出すると、前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインに対して設定される優先順位に従って前記スイッチをオフして、前記センサの出力に基づき前記電源失陥の発生箇所を特定する手順を実行させる
電源制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、電源制御装置および電源制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
各負荷がそれぞれ負荷スイッチを介して電源ラインに並列に接続され、電源ラインに第1電源スイッチを介して第1電源が接続されると共に、電源ラインに第2電源スイッチを介して第2電源が接続される冗長電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の装置は、各負荷と各負荷スイッチとの間に設けられるセンサ、電源ラインと第1電源との間に設けられるセンサ、および電源ラインと第2電源との間に設けられるセンサの各出力に基づいて地絡などの電源失陥の発生箇所を特定する。
【0004】
そして、特許文献1に記載の装置は、特定した電源失陥の発生箇所に対応するスイッチをオフすることによって、電源失陥の発生箇所を給電回路から切り離している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-42332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この特許文献1に記載の装置は、電源失陥の発生箇所を特定するために多くのセンサが必要である。
【0007】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、電源失陥の発生箇所を特定するために必要なセンサの数を低減できる電源制御装置および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る電源制御装置は、共通給電ラインを備える。共通給電ラインは、第1電源に接続される第1給電ライン、第2電源に接続される第2給電ライン、および負荷に接続される負荷給電ラインを接続する。電源制御装置は、前記第1給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチを備える。電源制御装置は、前記第2給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチを備える。電源制御装置は、前記負荷給電ラインと前記共通給電ラインとを接続するスイッチを備える。電源制御装置は、センサを備える。前記センサは、前記共通給電ラインに設けられ、給電状態を検出する。電源制御装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、前記センサの出力に基づき電源失陥を検出する。前記コントローラは、電源失陥を検出すると、前記第1給電ライン、前記第2給電ライン、および前記負荷給電ラインに対して設定される優先順位に従って前記スイッチをオフして、前記センサの出力に基づき前記電源失陥の発生箇所を特定する。
【発明の効果】
【0009】
実施形態の一態様に係る電源制御装置および電源制御プログラムは、共通給電ラインに設けられるセンサによって電源失陥の発生箇所を特定できるため、電源失陥の発生箇所を特定するために必要なセンサの数を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る電源制御装置の構成例を示す説明図である。
図2Aは、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図2Bは、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図3Aは、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図3Bは、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、第2実施形態に係る電源制御装置の構成例を示す説明図である。
図6Aは、第2実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図6Bは、第2実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図6Cは、第2実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、第2実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、第2実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、第3実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図10は、第3実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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