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公開番号
2025072903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183374
出願日
2023-10-25
発明の名称
リチウムイオン二次電池用の正極材料
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
4/58 20100101AFI20250501BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い電池容量と高い容量維持率とが両立する正極材料を提供する。
【解決手段】正極材料は、LMFPにより構成される造粒体10を含む。造粒体10のSAXS法により測定された散乱曲線を、散乱ベクトルの対数値を横軸xとし、散乱強度を縦軸yとする関数y=f(x)としたとき、関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、-3.0≦x≦-2.0の範囲における最大ピークが-2.5≦x≦-2.3の範囲に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
で表されるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウムにより構成される造粒体を含む正極材料であって、
前記一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
におけるa,x,y,zは、0<a<2、0<x+y+z<2、0.75≦x/(x+y)≦0.9、0.1≦y/(x+y)≦0.25、0≦z≦0.1を満たす数値であり、
前記一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
におけるMeは、Co、Ni、Cu、Mg、Zn、V、Ca、Sr、Ba、Ti、Al、Si、B、Te、Moからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、
前記造粒体の小角エックス線散乱法により測定された散乱曲線を、散乱ベクトルの対数値を横軸xとし、散乱強度を縦軸yとする関数y=f(x)としたとき、
前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、
-3.0≦x≦-2.0の範囲における最大ピークが-2.5≦x≦-2.3の範囲に位置していることを特徴とする正極材料。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、前記最大ピークが-2.5≦x≦-2.4の範囲に位置している請求項1に記載の正極材料。
【請求項3】
前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、前記最大ピークが-2.36≦x≦-2.3の範囲に位置している請求項1に記載の正極材料。
【請求項4】
前記造粒体は、前記オリビン型リン酸マンガン鉄リチウムにより構成されるコアと、前記コアの表面に形成された炭素被膜とを有する請求項1~3のいずれか一項に記載の正極材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン二次電池用の正極材料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO
4
)を正極活物質として用いた正極を備える蓄電装置が開示されている。オリビン型リン酸鉄リチウムに代表されるオリビン型構造活物質は、熱安定性に優れた正極活物質である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-185920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オリビン型リン酸マンガン鉄リチウム(LiMnFePO
4
)は、オリビン型リン酸鉄リチウムを構成する鉄の一部がマンガンに置換された物質である。オリビン型リン酸マンガン鉄リチウムを用いた正極活物質は、オリビン型リン酸鉄リチウムを用いた正極活物質と比較して、電池容量を増加させることができる。
【0005】
本発明者らは、鋭意研究の結果、オリビン型リン酸マンガン鉄リチウムに関して、小角エックス線散乱法により測定された散乱曲線に基づく特定パラメータが特定範囲になるように設計することにより、高い電池容量と高い容量維持率とが両立する正極材料が得られることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための正極材料は、一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
で表されるオリビン型リン酸マンガン鉄リチウムにより構成される造粒体を含む正極材料であって、前記一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
におけるa,x,y,zは、0<a<2、0<x+y+z<2、0.75≦x/(x+y)≦0.9、0.1≦y/(x+y)≦0.25、0≦z≦0.1を満たす数値であり、前記一般式Li
a
Mn
x
Fe
y
Me
z
PO
4
におけるMeは、Co、Ni、Cu、Mg、Zn、V、Ca、Sr、Ba、Ti、Al、Si、B、Te、Moからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、前記造粒体の小角エックス線散乱法により測定された散乱曲線を、散乱ベクトルの対数値を横軸xとし、散乱強度を縦軸yとする関数y=f(x)としたとき、前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、-3.0≦x≦-2.0の範囲における最大ピークが-2.5≦x≦-2.3の範囲に位置している。
【0007】
上記正極材料において、前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、前記最大ピークが-2.5≦x≦-2.4の範囲に位置している。
上記正極材料において、前記関数y=f(x)の二次導関数y=f′′(x)は、前記最大ピークが-2.36≦x≦-2.3の範囲に位置している。
【0008】
上記正極材料において、前記造粒体は、前記オリビン型リン酸マンガン鉄リチウムにより構成されるコアと、前記コアの表面に形成された炭素被膜とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高い電池容量と高い容量維持率とが両立する正極材料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
造粒体の断面の顕微鏡写真である。
造粒体の断面における一次粒子の構造を示す模式図である。
散乱曲線を示すグラフである。
散乱曲線の二次導関数を示すグラフである。
正極材料の製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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