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公開番号2025073231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183812
出願日2023-10-26
発明の名称吐水制御システム
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田特許事務所
主分類E03C 1/05 20060101AFI20250502BHJP(上水;下水)
要約【課題】洗面器においてオーバーフロー孔を省略しつつ、洗面器からのオーバーフローを抑制することが可能な洗面システムを提供する。
【解決手段】吐水制御システム100は、水5が供給される基端部11から先端部12に延びる吐水管13を有し、先端部12に吐水口14が設けられた吐水装置10と、吐水装置10に配置されており、吐水口14から吐水される水5を受ける洗面器62内の水5の状態を検出するための信号を受信及び送信の少なくともいずれかが可能である吐水側状態検出部20と、吐水側状態検出部20が検出した洗面器62内の水5の状態が満水状態か否かを判断し、水5の状態が満水状態であると判断すると、吐水口14からの水5の吐水を停止するように制御する制御部30と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水が供給される基端部から先端部に延びる吐水管を有し、前記先端部に吐水口が設けられた吐水装置と、
前記吐水装置に配置されており、前記吐水口から吐水される水を受ける洗面器内の水の状態を検出するための信号を受信及び送信の少なくともいずれかが可能である吐水側状態検出部と、
前記吐水側状態検出部が検出した前記洗面器内の前記水の状態が満水状態か否かを判断し、前記水の状態が満水状態であると判断すると、前記吐水口からの水の吐水を停止するように制御する制御部と、
を備える吐水制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記吐水側状態検出部は、前記洗面器内の前記水の状態を撮影可能な撮影部であり、
前記制御部は、前記撮影部が撮影した画像に基づいて前記水の状態が満水状態か否かを判断する、請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項3】
前記撮影部は、前記撮影部の撮影面が前記洗面器内の水の水面に対して概ね平行である、請求項2に記載の吐水制御システム。
【請求項4】
前記吐水側状態検出部は、前記洗面器の内面に向けて信号を送信可能であり、かつ、前記洗面器の内面に向けて送信された前記信号が前記洗面器内の内面により反射された反射信号を受信可能であり、
前記制御部は、前記吐水側状態検出部での前記反射信号の受信状態に基づいて前記水の状態が満水状態か否かを判断する、請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項5】
前記吐水装置に対向する対向部に配置されており、前記洗面器内の水の状態を検出するための信号の受信及び送信の少なくともいずれかが可能である対向部側状態検出部をさらに備え、
前記吐水側状態検出部は、前記対向部側状態検出部との間において前記信号を受信及び送信の少なくともいずれかが可能であり、
前記制御部は、前記対向部側状態検出部から送信された信号の前記吐水側状態検出部による受信状態、あるいは、前記吐水側状態検出部から送信された信号の前記対向部側状態検出部による受信状態に基づいて前記水の状態が満水状態か否かを判断する、請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項6】
前記洗面器の内面に配置されており、前記洗面器内の水の状態を検出するための信号の送信が可能である洗面器側状態検出部をさらに備え、
前記吐水側状態検出部は、前記洗面器側状態検出部から前記信号を受信可能であり、
前記制御部は、前記洗面器側状態検出部から送信された信号の前記吐水側状態検出部による受信状態に基づいて前記水の状態が満水状態か否かを判断する、請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項7】
前記吐水装置に対向する対向部に配置されており、前記洗面器内の水の状態を検出するための信号の受信及び送信の少なくともいずれかが可能である対向部側状態検出部と、
前記洗面器内の内面に配置されており、前記洗面器内の水の状態を検出するための信号の受信及び送信の少なくともいずれかが可能である洗面器側状態検出部と、
前記対向部側状態検出部から送信された信号の前記洗面器側状態検出部による受信状態、あるいは、前記洗面器側状態検出部から送信された信号の前記対向部側状態検出部による受信状態に基づいて前記水の状態が満水状態か否かを判断する制御部と、
を備える、吐水制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐水制御システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、水道管から導かれて吐出口から吐出される水を受けたり溜めることが可能なボウル部と、ボウル部内の水がボウル部から溢れ出る前に排水するためのオーバーフロー排水路と、を備える洗面器が開示されている。ボウル部には、ボウル部内の所定高さの位置にオーバーフロー孔が形成されており、ボウル部内の水はオーバーフロー孔を介してオーバーフロー排水路に導かれる。オーバーフロー排水路は、ボウル部の内面側のボウル内面壁部と、ボウル部の背面側のボウル背面壁部と、の間の空間により形成されている。オーバーフロー排水路に導かれた水はこの空間を通過して排水管から排水される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-089263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボウル部にオーバーフロー孔及びオーバーフロー排水路が形成された洗面器は、衛生面の問題、美観性の問題、製造工程上の問題等、種々の問題をかかえている。衛生面の問題は、例えば、オーバーフロー孔から害虫が侵入することによるもの、オーバーフロー孔からオーバーフロー排水路に至る空間は清掃が困難であることによるもの等である。美観性の問題は、例えば、オーバーフロー排水路がボウル部の後方において膨らむことによるものである。製造工程上の問題は、オーバーフロー排水路のように空間を有するボウル部は排泥製法で製作されることが一般的であるが、排泥製法は工程数が多く、洗面器の重量も大きいことによるものである。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、洗面器においてオーバーフロー孔を省略しつつ、洗面器からのオーバーフローを抑制することが可能な吐水制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明は、
水が供給される基端部から先端部に延びる吐水管を有し、先端部に吐水口が設けられた吐水装置と、
吐水装置に配置されており、吐水口から吐水される水を受ける洗面器内の水の状態を検出するための信号を受信及び送信の少なくともいずれかが可能である吐水側状態検出部と、
吐水側状態検出部が検出した洗面器内の水の状態が満水状態か否かを判断し、水の状態が満水状態であると判断すると、吐水口からの水の吐水を停止するように制御する制御部と、
を備える吐水制御システムである。
【0007】
第2の本発明において、
吐水側状態検出部は、洗面器内の水の状態を撮影可能な撮影部であり、
制御部は、撮影部が撮影した画像に基づいて水の状態が満水状態か否かを判断すると好ましい。
【0008】
第3の本発明において、
撮影部は、撮影部の撮影面が洗面器内の水の水面に対して概ね平行であると好ましい。
【0009】
第4の本発明において、
吐水側状態検出部は、洗面器の内面に向けて信号を送信可能であり、かつ、洗面器の内面に向けて送信された信号が洗面器内の内面により反射された反射信号を受信可能であり、
制御部は、吐水側状態検出部での反射信号の受信状態に基づいて水の状態が満水状態か否かを判断すると好ましい。
【0010】
第5の本発明において、
吐水装置に対向する対向部に配置されており、洗面器内の水の状態を検出するための信号の受信及び送信の少なくともいずれかが可能である対向部側状態検出部をさらに備え、
吐水側状態検出部は、対向部側状態検出部との間において信号を受信及び送信の少なくともいずれかが可能であり、
制御部は、対向部側状態検出部から送信された信号の吐水側状態検出部による受信状態、あるいは、吐水側状態検出部から送信された信号の対向部側状態検出部による受信状態に基づいて水の状態が満水状態か否かを判断すると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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