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公開番号
2025074427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185212
出願日
2023-10-30
発明の名称
電源制御装置および電源制御プログラム
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02J
1/00 20060101AFI20250507BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】突入電流の発生を抑制することができる電源制御装置および電源制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る電源制御装置は、第1電源から第1電源スイッチを介して車両の負荷へ行う電力供給と、第2電源から第2電源スイッチを介して負荷へ行う電力供給とを制御する電源制御装置であって、コントローラを有する。コントローラは、車両のIGがオフの場合、第2電源スイッチをオンして第2電源から第1の負荷へ電力を供給し、IGがオンになった場合、第1電源スイッチをオンして第1電源から第2の負荷へ電力を供給する。コントローラは、IGがオンになった際に、第1電源の電圧が第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、第1電源の電圧を、第2電源の電圧まで低下させてから第1電源スイッチをオンするとともに、第2の負荷のうち、予め定めた優先度が高い第2の負荷へのみ第1電源から電力を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源から第1電源スイッチを介して車両の負荷へ行う電力供給と、第2電源から第2電源スイッチを介して前記負荷へ行う電力供給とを制御する電源制御装置であって、
コントローラを有し
前記コントローラは、
前記車両のIGがオフの場合、前記第2電源スイッチをオンして前記第2電源から第1の前記負荷へ電力を供給し、前記IGがオンになった場合、前記第1電源スイッチをオンして前記第1電源から第2の前記負荷へ電力を供給し、
前記IGがオンになった際に、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記第1電源の電圧を、前記第2電源の電圧まで低下させてから前記第1電源スイッチをオンするとともに、前記第2の負荷のうち、予め定めた優先度が高い前記第2の負荷へのみ前記第1電源から電力を供給する
電源制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、
前記優先度が高い前記第2の負荷への電力供給を開始してから、突入電流が収束すると想定される時間経過後に、残りの前記第2の負荷へ前記第1電源から電力を供給する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記優先度が高い前記第2の負荷は、
起動後の消費電力が閾値未満の前記負荷である
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記IGがオンになった際に、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記第1電源スイッチをオンするとともに、前記第2電源スイッチをオフする
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記第2電源スイッチは、
寄生ダイオードのカソードが前記第2電源側に接続される第1FETと、寄生ダイオードのアノードが前記第2電源側に接続される第2FETとの直列回路で構成され、
前記コントローラは、
前記IGがオフの場合には、前記第1FETおよび前記第2FETをオンし、前記IGがオンになった際に、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記第1電源スイッチをオンするとともに、前記第2FETをオフする
請求項4に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
全ての前記第2の負荷への電力供給を開始した後に、前記第2FETをオンする
請求項5に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記第2FETをオンするとともに、低下させていた前記第1電源の電圧を復帰させる
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項8】
前記第1電源は、第1電池と、前記第1電池の電圧を降圧することで前記第1電源の電圧を生成するコンバータとを有し、
前記コントローラは、
前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記コンバータの降圧目標電圧を第1電圧値から第2電圧値に低下させることで、前記第1電源の電圧を低下させ、前記第1電源の電圧を復帰させる場合、前記コンバータの降圧目標電圧を前記第2電圧値から前記第1電圧値に上昇させる
請求項7に記載の電源制御装置。
【請求項9】
第1電源から第1電源スイッチを介して車両の負荷へ行う電力供給と、第2電源から第2電源スイッチを介して前記負荷へ行う電力供給とを制御する電源制御装置に実行させる電源制御プログラムであって、
前記車両のIGがオフの場合、前記第2電源スイッチをオンして前記第2電源から第1の前記負荷へ電力を供給し、前記IGがオンになった場合、前記第1電源スイッチをオンして前記第1電源から第2の前記負荷へ電力を供給し、
前記IGがオンになった際に、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記第1電源の電圧を、前記第2電源の電圧まで低下させてから前記第1電源スイッチをオンするとともに、前記第2の負荷のうち、予め定めた優先度が高い前記第2の負荷へのみ前記第1電源から電力を供給する
電源制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置および電源制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、イグニッション(以下、IG)をオフにして駐車している際に第2電源から一部の負荷へ給電し、IGがオンになった場合に残りの負荷を含む全ての負荷へ第1電源から給電するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、駐車中の給電により第2電源の電圧が低下し続けるため、IGがオンされて第1電源から給電が始まる際に、第1電源と第2電源との電圧差が大きいと回路に突入電流が生じてしまう。
【0003】
これに関して、IGがオンされた際に第1電源の電圧を一時的に低下させて第2電源との電圧差を小さくすることで突入電流を抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-071507号公報
特開2015-123825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、IGオン直後に給電を開始する負荷の数が多い場合、第1電源から各負荷へ出力される電流の総和が大きくなるため、突入電流が発生してしまうおそれがあった。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、突入電流の発生を抑制することができる電源制御装置および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る電源制御装置は、第1電源から第1電源スイッチを介して車両の負荷へ行う電力供給と、第2電源から第2電源スイッチを介して前記負荷へ行う電力供給とを制御する電源制御装置であって、コントローラを有する。前記コントローラは、前記車両のIGがオフの場合、前記第2電源スイッチをオンして前記第2電源から第1の前記負荷へ電力を供給し、前記IGがオンになった場合、前記第1電源スイッチをオンして前記第1電源から第2の前記負荷へ電力を供給する。前記コントローラは、前記IGがオンになった際に、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧よりも閾値以上高い場合、前記第1電源の電圧を、前記第2電源の電圧まで低下させてから前記第1電源スイッチをオンするとともに、前記第2の負荷のうち、予め定めた優先度が高い前記第2の負荷へのみ前記第1電源から電力を供給する。
【発明の効果】
【0008】
本開示では、IGオン後に優先度が高い負荷のみへ電力を供給し、優先度が低い負荷へは電力を供給しない。これにより、IGオン後に給電する負荷の数が減り、第1電源から各負荷へ出力される電流の総和が小さくなるため、突入電流の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る電源制御システムの構成例を示す説明図である。
図2は、実施形態に係る電源制御システムの構成例を示す説明図である。
図3は、実施形態に係る電源制御システムの構成例を示す説明図である。
図4は、実施形態に係る電源制御システムの構成例を示す説明図である。
図5は、実施形態に係る電源制御システムの構成例を示す説明図である。
図6は、電源制御システムの動作を示すタイミングチャートである。
図7は、実施形態に係る電源制御装置が実行する電力供給処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8は、変形例に係る電源制御装置の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、電源制御装置および電源制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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