TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025074463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185277
出願日
2023-10-30
発明の名称
制御装置、作業用車両及びコンピュータプログラム
出願人
株式会社竹内製作所
代理人
めぶき弁理士法人
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20250507BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】寒冷時のエンジンを適切に保護することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】寒冷時に、作業用車両のエンジン回転数を制御する制御装置であって、判定部110は、外気温センサ35によって検出された外気温T1と、冷却水温度センサ44によって検出された冷却水温度T2とに基づいて回転数制御情報を回転数制御部130へ出力するとともに、冷却水温度T2及び外気温T1のうちの温度が低い方の温度情報を制御時間決定部120へ出力し、制御時間決定部120は、温度情報に基づいてエンジン回転数を制御する制御時間を決定して回転数制御部130へ出力し、回転数制御部130は、回転数制御情報に基づいてエンジン回転数を所定の回転数以下に制限する信号をエンジン20に出力するとともに、制御時間によって設定された期間、エンジン回転数を制御することを特徴とする制御装置100。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
寒冷時に、エンジンを循環する冷却水をブロックヒータで温めることが可能な作業用車両のエンジン回転数を制御する制御装置であって、
前記制御装置は、判定部と、制御時間決定部と、回転数制御部とを備え、
前記判定部は、外気温センサによって検出された外気温と、冷却水循環経路に設けられた冷却水温度センサによって検出された冷却水温度と、に基づいて回転数制御情報を生成して前記回転数制御部へ出力するとともに、前記外気温及び前記冷却水温度のうちの温度が低い方の温度を温度情報として前記制御時間決定部へ出力し、
前記制御時間決定部は、前記温度情報に基づいてエンジン回転数を制御する制御時間を決定して前記回転数制御部へ出力し、
前記回転数制御部は、前記回転数制御情報に基づいてエンジン回転数を所定の回転数以下に制限する信号を出力するとともに、前記制御時間によって設定された期間、エンジン回転数を制御することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記判定部は、前記外気温が所定の第1設定温度よりも低く、かつ、前記冷却水温度が所定の第2設定温度よりも低いときに前記回転数制御情報を前記回転数制御部へ出力するとともに、前記温度情報を前記制御時間決定部へ出力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記冷却水温度に基づいて、所定時間、操作レバーの操作を不能にする運転不可信号を生成する運転不可信号生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
寒冷時に、エンジンを循環する冷却水をブロックヒータで温めることが可能な作業用車両であって、
請求項1又は2に記載の制御装置を備え、
前記ブロックヒータは、ラジエータの下部タンク内に設けられていることを特徴とする作業用車両。
【請求項5】
寒冷時に、エンジンを循環する冷却水をブロックヒータで温めることが可能な作業用車両のエンジン回転数を制御するコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、
外気温センサによって検出された外気温、及び、冷却水循環経路に設けられた冷却水温度センサによって検出された冷却水温度を取得する処理と、
前記外気温及び前記冷却水温度に基づいて前記エンジンの回転数を制御する処理と、
前記外気温及び前記冷却水温度のうちの温度が低い方の温度である温度情報に基づいてエンジン回転数を制御する制御時間を決定し、エンジン回転数を制限する制御をしてから前記制御時間を経過した後に前記エンジン回転数を制限する制御を解除する処理とを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、作業用車両及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、寒冷時にエンジンをブロックヒータで温めることで、冷却水(エンジン冷却水)を保温する車両の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、保温された冷却水によってエンジンが暖まり、エンジンをかけやすくすることができる。
【0003】
また、寒冷時においては、エンジンオイルが冷えて流動性が低下し、エンジン全体にエンジンオイルが行き渡らないおそれがあり、この場合にエンジン、特にターボ付きのエンジンでターボを回した場合には、ターボが破壊してしまうおそれがある。このため、従来、寒冷時には、エンジンの冷却水温度が上昇するまでの間、エンジン回転数を最大回転数以下に下げる制御を行う制御装置も知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-142218号公報
実開昭61-076142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献2に記載の発明においては、エンジンの冷却水温度に基づいてエンジン回転数の制御を行っている。従って、特許文献1に記載の発明のようにブロックヒータを用いて冷却水を保温する場合には、外気温やエンジン本体の温度が十分上昇していないにもかかわらず、冷却水温度が上昇してしまい、エンジン回転数を最大回転数以下に下げる制御を解除してしまうことから、寒冷時にエンジンを適切に保護することが難しい、という問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたものであり、寒冷時にエンジンを適切に保護することが可能な制御装置を提供することを目的とする。また、そのような制御装置を備える作業用車両を提供することを目的とする。さらにまた、寒冷時にエンジンを適切に保護することが可能な制御を実現するプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明の制御装置は、寒冷時に、エンジンを循環する冷却水をブロックヒータで温めることが可能な作業用車両のエンジン回転数を制御する制御装置であって、前記制御装置は、判定部と、制御時間決定部と、回転数制御部とを備え、前記判定部は、外気温センサによって検出された外気温と、冷却水循環経路に設けられた冷却水温度センサによって検出された冷却水温度と、に基づいて回転数制御情報を生成して前記回転数制御部へ出力するとともに、前記外気温及び前記冷却水温度のうちの温度が低い方の温度を温度情報として前記制御時間決定部へ出力し、前記制御時間決定部は、前記温度情報に基づいてエンジン回転数を制御する制御時間を決定して前記回転数制御部へ出力し、前記回転数制御部は、前記回転数制御情報に基づいてエンジン回転数を所定の回転数以下に制限する信号を出力するとともに、前記制御時間によって設定された期間、エンジン回転数を制御することを特徴とする。
【0008】
[2]本発明の制御装置においては、前記判定部は、前記外気温が所定の第1設定温度よりも低く、かつ、前記冷却水温度が所定の第2設定温度よりも低いときに前記回転数制御情報を前記回転数制御部へ出力するとともに、前記温度情報を前記制御時間決定部へ出力することが好ましい。
【0009】
[3]本発明の制御装置においては、前記冷却水温度に基づいて、所定時間、操作レバーの操作を不能にする運転不可信号を生成する運転不可信号生成部をさらに備えることが好ましい。
【0010】
[4]本発明の作業用車両は、寒冷時にエンジンを循環する冷却水をブロックヒータで温めることが可能な作業用車両であって、上記[1]又は[2]に記載の制御装置を備え、前記ブロックヒータは、ラジエータの下部に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
制御装置
3日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
2日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
7日前
朝日電装株式会社
スロットル装置
3日前
朝日電装株式会社
スロットル装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
異常診断装置
14日前
スズキ株式会社
エンジン
3日前
個人
燃料タンク
3日前
カワサキモータース株式会社
乗物及び排気部品
14日前
東洋電機製造株式会社
電気式気動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
14日前
スズキ株式会社
車両におけるベルト滑り検出装置
4日前
Astemo株式会社
燃料噴射弁
2日前
カワサキモータース株式会社
乗物及びタンクカバー
16日前
個人
内燃機関の燃焼圧力を最大限回転力に変えるシステム。
4日前
ヤマハ発動機株式会社
燃料調整装置および車両
今日
スズキ株式会社
車両の制御装置
4日前
株式会社SUBARU
キャニスタの蒸発燃料吸着量計測装置
14日前
三菱自動車工業株式会社
リキッドセパレータ
22日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
1日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
16日前
株式会社豊田中央研究所
内燃機関
2日前
奥村組土木興業株式会社
岩盤掘削機
1日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関の制御システム
18日前
株式会社竹内製作所
作業用車両用アイドリング制御システム
2日前
三菱自動車工業株式会社
内燃機関の制御システム
18日前
トヨタ自動車株式会社
チャコールキャニスタ点検装置
14日前
株式会社竹内製作所
制御装置、作業用車両及びコンピュータプログラム
2日前
株式会社三井E&S
内燃機関の異常検出方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
エアフローメータの異常判定装置
14日前
株式会社豊田中央研究所
燃料供給装置
3日前
川崎重工業株式会社
燃料噴射量制御システムおよび燃料噴射量制御方法
16日前
三菱重工業株式会社
燃料供給系統制御方法、及び、燃料供給系統制御システム
3日前
株式会社ニッキ
スロットルの電子制御方法及び電子制御スロットル装置
16日前
三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
エンジン診断装置及びエンジン発電システム
14日前
国立大学法人東北大学
ガスタービン
3日前
続きを見る
他の特許を見る