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公開番号
2025075310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186372
出願日
2023-10-31
発明の名称
データドライバ及び表示装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類
G09G
3/20 20060101AFI20250508BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】表示パネルのチャネル方向における表示ムラの発生を抑えることが可能なデータドライバを提供する。
【解決手段】第1及び第2のチャネル群の複数のチャネルの各々は、映像データ信号に含まれる画素データ片を1水平走査期間毎に順次取り込み、第1の画素データ片として保持する第1ラッチと、第1ラッチによる取り込み完了のタイミングで第1ラッチから第1の画素データ片を取り込み、第2の画素データ片として保持する第2ラッチと、第1ラッチから第1の画素データ片、第2ラッチから第2の画素データ片を取得し、各々のデータ値を比較するデータ比較器と、比較結果に応じて第2の画素データ片のデータ値にオーバードライブ値を加算又は減算したオーバードライブデータを出力する加減算器と、加減算器の出力に基づいて、画素駆動電圧を出力する画素駆動電圧出力部と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1~第mのデータラインと、前記第1~第mのデータラインに接続された複数の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するデータドライバであって、
前記第1~第mのデータラインのうちの第1~第iのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第1の出力チャネル群と、
前記第1の出力チャネル群と離間した位置に配され、且つ前記第1~第mのデータラインのうちの第i~第mのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第2の出力チャネル群と、
を有し、
前記第1の出力チャネル群及び前記第2のチャネル群の前記複数のチャネルの各々は、
前記映像データ信号に含まれる前記画素データ片を前記映像データ信号の1水平走査期間毎に順次取り込み、第1の画素データ片として保持する第1ラッチと、
前記第1ラッチによる前記画素データ片の取り込みが完了したタイミングで前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取り込み、第2の画素データ片として保持する第2ラッチと、
前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取得するとともに前記第2ラッチから前記第2の画素データ片を取得し、前記第1の画素データ片及び前記第2の画素データ片の各々のデータ値を比較するデータ比較器と、
前記データ比較器の比較結果に応じて、前記第2の画素データ片のデータ値にオーバードライブ値を加算又は減算したオーバードライブデータを出力する加減算器と、
前記加減算器の出力に基づいて、前記画素駆動電圧を出力する画素駆動電圧出力部と、
を有することを特徴とするデータドライバ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記加減算器は、前記第1の画素データ片のデータ値が前記第2の画素データ片のデータ値よりも大きい場合に、前記オーバードライブ値を加算したオーバードライブデータを出力することを特徴とする請求項1に記載のデータドライバ。
【請求項3】
前記加減算器は、前前記第1の画素データ片のデータ値が前記第2の画素データ片のデータ値よりも小さい場合に、前記オーバードライブ値を減算したオーバードライブデータを出力することを特徴とする請求項1に記載のデータドライバ。
【請求項4】
前記複数のチャネルの前記加減算器は、隣接するチャネル間で前記オーバードライブ値が一定の値で増加又は減少するように前記オーバードライブデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のデータドライバ。
【請求項5】
前記データ比較器は、前記第1の画素データ片及び前記第2の画素データ片の各々の上位所定ビットのデータ値を比較することを特徴とする請求項1に記載のデータドライバ。
【請求項6】
前記画素駆動電圧出力部は、
前記加減算器から出力されたオーバードライブデータの信号レベルの振幅を増加するレベルシフトを行うレベルシフタと、
複数の階調電圧のうちから前記レベルシフタにてレベルシフトされた前記オーバードライブデータに対応する階調電圧を選択し、当該選択した階調電圧を有するアナログの階調電圧信号を生成するDA変換部と、
前記階調電圧信号を増幅して前記画素駆動電圧信号を生成する出力アンプと、
を有することを特徴とする請求項1に記載のデータドライバ。
【請求項7】
第1~第mのデータライン及び複数本のゲートラインと、前記第1~第mのデータラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、
複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数個の画素部に印加する画素騒動電圧を出力するデータドライバと、
を含み、
前記データドライバは、
前記第1~第mのデータラインのうちの第1~第iのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第1の出力チャネル群と、
前記第1の出力チャネル群と離間した位置に配され、且つ前記第1~第mのデータラインのうちの第i~第mのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第2の出力チャネル群と、
を有し、
前記第1の出力チャネル群及び前記第2のチャネル群の前記複数のチャネルの各々は、
前記映像データ信号に含まれる前記画素データ片を前記映像データ信号の1水平走査期間毎に順次取り込み、第1の画素データ片として保持する第1ラッチと、
前記第1ラッチによる前記画素データ片の取り込みが完了したタイミングで前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取り込み、第2の画素データ片として保持する第2ラッチと、
前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取得するとともに前記第2ラッチから前記第2の画素データ片を取得し、前記第1の画素データ片及び前記第2の画素データ片の各々のデータ値を比較するデータ比較器と、
前記データ比較器の比較結果に応じて、前記第2の画素データ片のデータ値にオーバードライブ値を加算又は減算したオーバードライブデータを出力する加減算器と、
前記加減算器の出力に基づいて、前記画素駆動電圧を出力する画素駆動電圧出力部と、
を有することを特徴とする表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データドライバ及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶や有機EL(OLED)等の表示デバイスからなる表示装置の駆動方式として、アクティブマトリクス駆動方式が採用されている。アクティブマトリクス駆動方式の表示装置では、表示パネルは画素部及び画素スイッチをマトリクス状に配置した半導体基板で構成されている。ゲート信号により画素スイッチのオンオフを制御し、画素スイッチがオンになるときに映像データ信号に対応した階調電圧信号を画素部に供給して、各画素部の輝度を制御することにより、表示が行われる。
【0003】
近年、TVやモニタに用いる表示装置として、4Kパネル(画素列:3840×RGB、画素行:2160)や8Kパネル(4Kパネルの2倍の画素列及び画素行)等の高解像度で且つ大画面の表示パネルを有する表示装置の需要が高まっている。このような高解像度化により、データドライバが駆動するデータ線の本数が増加している。このような大型の表示パネルを駆動する場合、データドライバ内の増幅器が駆動する負荷容量が大きくなり、増幅器の駆動能力を上げる必要がある。そこで、ストローブ信号に基づいた期間にプリチャージの電圧駆動を行う駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-15178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示パネルの高解像度化及び大型化に伴い、ゲート線の数が増加している。このため、1水平走査期間が短くなり、画素充電時間の不足により画素充電率が低下している。すなわち、1水平走査期間が短いと、ソースドライバの出力部から近い負荷近端の画素では画素駆動電圧がターゲット電位まで到達するのに対し、出力部から遠い負荷末端の画素では画素駆動電圧がターゲット電位まで到達せず、充電不足が生じる。
【0006】
また、複数のデータ線DL1~DLmを駆動するデータドライバ(ソースドライバ)において、データ線DL1~DL(i)を駆動する第1の出力チャネル群と、データ線DL(i+1)~DL(m)を駆動する第2の出力チャネル群とが、レイアウト的に離れて非連続で配置されている場合がある。このような場合、第1の出力チャネル群と第2の出力チャネル群との間に出力遅延(スルーレート)の差があると、ターゲット電圧の画素充電率に差が生じ、チャネル方向の色むら(表示ムラ)が発生する虞があるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示パネルのチャネル方向における表示ムラの発生を抑えることが可能なデータドライバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るデータドライバは、第1~第mのデータラインと、前記第1~第mのデータラインに接続された複数の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数の画素部に印加する画素駆動電圧を出力するデータドライバであって、前記第1~第mのデータラインのうちの第1~第iのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第1の出力チャネル群と、前記第1の出力チャネル群と離間した位置に配され、且つ前記第1~第mのデータラインのうちの第i~第mのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第2の出力チャネル群と、を有し、前記第1の出力チャネル群及び前記第2のチャネル群の前記複数のチャネルの各々は、前記映像データ信号に含まれる前記画素データ片を前記映像データ信号の1水平走査期間毎に順次取り込み、第1の画素データ片として保持する第1ラッチと、前記第1ラッチによる前記画素データ片の取り込みが完了したタイミングで前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取り込み、第2の画素データ片として保持する第2ラッチと、前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取得するとともに前記第2ラッチから前記第2の画素データ片を取得し、前記第1の画素データ片及び前記第2の画素データ片の各々のデータ値を比較するデータ比較器と、前記データ比較器の比較結果に応じて、前記第2の画素データ片のデータ値にオーバードライブ値を加算又は減算したオーバードライブデータを出力する加減算器と、前記加減算器の出力に基づいて、前記画素駆動電圧を出力する画素駆動電圧出力部と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る表示装置は、第1~第mのデータライン及び複数本のゲートラインと、前記第1~第mのデータラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、複数の画素データ片の系列を含む映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて前記複数個の画素部に印加する画素騒動電圧を出力するデータドライバと、を含み、前記データドライバは、前記第1~第mのデータラインのうちの第1~第iのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第1の出力チャネル群と、前記第1の出力チャネル群と離間した位置に配され、且つ前記第1~第mのデータラインのうちの第i~第mのデータラインに対する前記画素駆動電圧の出力を担う複数のチャネルを有する第2の出力チャネル群と、を有し、前記第1の出力チャネル群及び前記第2のチャネル群の前記複数のチャネルの各々は、前記映像データ信号に含まれる前記画素データ片を前記映像データ信号の1水平走査期間毎に順次取り込み、第1の画素データ片として保持する第1ラッチと、前記第1ラッチによる前記画素データ片の取り込みが完了したタイミングで前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取り込み、第2の画素データ片として保持する第2ラッチと、前記第1ラッチから前記第1の画素データ片を取得するとともに前記第2ラッチから前記第2の画素データ片を取得し、前記第1の画素データ片及び前記第2の画素データ片の各々のデータ値を比較するデータ比較器と、前記データ比較器の比較結果に応じて、前記第2の画素データ片、又は前記第2の画素データ片のデータ値にオーバードライブ値を加算又は減算したオーバードライブデータを出力する加減算器と、前記加減算器の出力に基づいて、前記画素駆動電圧を出力する画素駆動電圧出力部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るデータドライバによれば、表示パネルのチャネル方向における表示ムラの発生を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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