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公開番号2025075878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187330
出願日2023-11-01
発明の名称ヘッドライト制御装置及びヘッドライト制御方法
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人山王内外特許事務所
主分類B60Q 1/08 20060101AFI20250508BHJP(車両一般)
要約【課題】車両のヘッドライトの照射範囲と路面上の目標とのずれを抑制することができる制御装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】ヘッドライト制御装置10は、車両の基準点と路面上の第1目標との相対位置に関する第1情報と、基準点と路面上の第2目標との相対位置に関する第2情報と、を含む路面情報を取得する路面情報取得部13と、第1情報と、第1目標を照射している照射方向に関する情報と、が対応付けられた第1レコード、及び第2情報と、第2目標を照射している第2照射方向に関する情報と、が対応付けられた第2レコードを含むテーブル取得部17と、路面情報取得部13によって取得された路面情報と、テーブル取得部17によって取得されたテーブルと、に基づいて、第1及び第2レコードのいずれかを選択する選択部15と、選択されたレコードに基づいて、照射方向を照射するように照射方向を制御する方向制御部16と、を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の基準点と路面上の第1目標との相対位置に関する第1情報と、前記基準点と前記路面上の第2目標との相対位置に関する第2情報と、を含む路面情報を取得する路面情報取得部と、
前記第1情報と、前記車両のヘッドライトが前記第1目標を照射している状態の前記ヘッドライトの照射方向に関する情報と、が対応付けられた第1レコード、及び前記第2情報と、前記ヘッドライトが前記第2目標を照射している状態の前記ヘッドライトの第2照射方向に関する情報と、が対応付けられた第2レコードを含むテーブルを取得するテーブル取得部と、
前記路面情報取得部によって取得された前記路面情報と、前記テーブル取得部によって取得された前記テーブルと、に基づいて、前記第1レコード及び前記第2レコードのいずれかのレコードを選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記レコードに基づいて、当該レコードに対応する照射方向を照射するように前記ヘッドライトの照射方向を制御する方向制御部と、を備えた
ことを特徴とするヘッドライト制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1目標及び前記第2目標は、前記路面の区画線上に設定されている
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項3】
前記方向制御部は、前記ヘッドライトの照射方向を変化させるための入力信号に基づいて前記ヘッドライトの照射方向を制御し、
前記入力信号と、前記入力信号に基づいて制御された状態の前記ヘッドライトの照射方向と、に基づいて、前記テーブルを生成するテーブル生成部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項4】
前記方向制御部は、前記選択部によって選択された前記レコードに基づいて、前記ヘッドライトの照射範囲の前端を形成する前記ヘッドライトからの第1光、及び前記ヘッドライトの照射範囲の後端を形成する前記ヘッドライトからの第2光の、少なくとも一方の照射方向を制御する
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項5】
前記方向制御部は、前記選択部によって選択された前記レコードに基づいて、前記ヘッドライトの照射範囲の右端を形成する前記ヘッドライトからの第3光、及び前記ヘッドライトの照射範囲の左端を形成する前記ヘッドライトからの第4光の、少なくとも一方の照射方向を制御する
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項6】
前記ヘッドライトの照射範囲の拡大及び縮小を制御する範囲制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項7】
前記路面情報は、前記基準点と前記第1目標及び前記第2目標との前記車両の左右方向の相対位置に関する情報、及び前記基準点と前記第1目標及び前記第2目標との前記車両の前後方向の相対位置に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項1記載のヘッドライト制御装置。
【請求項8】
前記路面情報取得部は、前記車両が有する撮像装置からの情報に基づいて、前記路面情報を取得する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のヘッドライト制御装置。
【請求項9】
前記路面情報取得部は、前記車両の位置情報及び前記車両の周辺の地図情報に基づいて、前記路面情報を取得する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のヘッドライト制御装置。
【請求項10】
路面情報取得部と、テーブル取得部と、選択部と、方向制御部と、を備えた装置が行うヘッドライト制御方法であって、
前記路面情報取得部が、車両の基準点と路面上の第1目標との相対位置に関する第1情報と、前記基準点と前記路面上の第2目標との相対位置に関する第2情報と、を含む路面情報を取得するステップと、
前記テーブル取得部が、前記第1情報と、前記車両のヘッドライトが前記第1目標を照射している状態の前記ヘッドライトの照射方向に関する情報と、が対応付けられた第1レコード、及び前記第2情報と、前記ヘッドライトが前記第2目標を照射している状態の前記ヘッドライトの第2照射方向に関する情報と、が対応付けられた第2レコードを含むテーブルを取得するステップと、
前記選択部が、前記路面情報取得部によって取得された前記路面情報と、前記テーブル取得部によって取得された前記テーブルと、に基づいて、前記第1レコード及び前記第2レコードのいずれかのレコードを選択するステップと、
前記方向制御部が、前記選択部によって選択された前記レコードに基づいて、当該レコードに対応する照射方向を照射するように前記ヘッドライトの照射方向を制御するステップと、を備えた
ことを特徴とするヘッドライト制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドライト制御装置及びヘッドライト制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車輌用前照灯の光軸の角度調整を行う車輌用前照灯装置が開示されている(特許文献1参照)。この車輌用前照灯装置は、低速走行時に前照灯がすれ違いビームになるように前照灯の光軸の角度調整を行うことで、対向車の運転者に眩惑を与えないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-036032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前照灯等を含むヘッドライトの光を路面上の目標に照射することで、目標の視認性の向上を図る場合、車両と目標との相対位置が道路幅又は車両の走行位置によって変化するため、ヘッドライトの照射範囲と路面上の目標とがずれることで、目標の視認性を十分に向上できない場合があるという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するものであって、車両のヘッドライトの照射範囲と路面上の目標とのずれを抑制することができるヘッドライト制御装置及びヘッドライト制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るヘッドライト制御装置は、車両の基準点と路面上の第1目標との相対位置に関する第1情報と、基準点と路面上の第2目標との相対位置に関する第2情報と、を含む路面情報を取得する路面情報取得部と、第1情報と、車両のヘッドライトが第1目標を照射している状態のヘッドライトの照射方向に関する情報と、が対応付けられた第1レコード、及び第2情報と、ヘッドライトが第2目標を照射している状態のヘッドライトの第2照射方向に関する情報と、が対応付けられた第2レコードを含むテーブルを取得するテーブル取得部と、路面情報取得部によって取得された路面情報と、テーブル取得部によって取得されたテーブルと、に基づいて、第1レコード及び第2レコードのいずれかのレコードを選択する選択部と、選択部によって選択されたレコードに基づいて、当該レコードに対応する照射方向を照射するようにヘッドライトの照射方向を制御する方向制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両の基準点と路面上に設定された目標との相対位置に関する情報に基づいて、当該目標を照射するようにヘッドライトの照射方向を制御するので、車両のヘッドライトの照射範囲と路面上の目標とのずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るヘッドライト制御システムの概略構成を示すブロック図。
実施の形態1に係るヘッドライト制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。
実施の形態1に係るヘッドライト制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。
実施の形態1に係るヘッドライト制御装置が行う方向調整処理を示すフローチャート。
図5Aは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射方向の調整前の状態を示す側面図、図5Bは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射方向の調整前の状態を示す平面図。
図6Aは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射方向の調整後の状態を示す側面図、図6Bは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射方向の調整後の状態を示す平面図。
実施の形態1に係るヘッドライト制御装置の記憶部が記憶するテーブルの一例を示す図。
実施の形態1に係るヘッドライト制御装置が行うヘッドライト制御処理を示すフローチャート。
図9Aは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射範囲の調整後の状態を示す側面図、図9Bは、実施の形態1に係るヘッドライト制御装置による照射範囲の調整後の状態を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、実施の形態1に係るヘッドライト制御システム100の概略構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るヘッドライト制御システム100の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係るヘッドライト制御システム100は、光の照射方向を変更可能な車両のヘッドライト40の制御を行うシステムである。図1に示すように、実施の形態1に係るヘッドライト制御システム100は、外部情報取得装置20と、入力装置30と、ヘッドライト40と、ヘッドライト制御装置10と、を備えている。ヘッドライト制御装置10は、外部情報取得装置20、入力装置30及びヘッドライト40と、情報の送受信が可能になるように互いに有線又は無線接続によって電気的に接続されている。例えば、ヘッドライト制御システム100は、車両に設けられている。
【0010】
なお、ヘッドライト制御システム100は、一部の構成が車両とは別に設けられて、当該一部の構成と車両とを情報の送受信が可能になるように互いに電気的に接続することで構成されていてもよい。また、ヘッドライト制御装置10の一部の構成が、外部情報取得装置20又は入力装置30に設けられていてもよいし、外部情報取得装置20及び入力装置30の一部の構成が、ヘッドライト制御装置10に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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