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公開番号2025068686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178624
出願日2023-10-17
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F24C 1/00 20060101AFI20250422BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】見栄え良く焼き上げることができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器は、被加熱物が焼成される焼成庫と、焼成庫に設けられ、被加熱物の底部を伝導熱で加熱する第1加熱手段と、焼成庫に設けられ、第1加熱手段とは個別に制御され、被加熱物の表面を輻射熱で加熱する第2加熱手段と、被加熱物の体積の増加を検知する体積検知手段と、第1加熱手段及び第2加熱手段を制御する制御部と、を備え、制御部は、体積検知手段により、被加熱物の体積の増加が検知された際に、第2加熱手段の温度が、第1加熱手段の温度よりも高くなるように第2加熱手段を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱物が焼成される焼成庫と、
前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の底部を伝導熱で加熱する第1加熱手段と、
前記焼成庫に設けられ、前記第1加熱手段とは個別に制御され、前記被加熱物の表面を輻射熱で加熱する第2加熱手段と、
前記被加熱物の体積の増加を検知する体積検知手段と、
前記第1加熱手段及び前記第2加熱手段を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記体積検知手段により、前記被加熱物の体積の増加が検知された際に、前記第2加熱手段の温度が、前記第1加熱手段の温度よりも高くなるように前記第2加熱手段を制御する
加熱調理器。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記体積検知手段により、前記被加熱物の体積の増加が検知された際に、
前記被加熱物の体積の増加が検知される前の温度よりも、40℃から70℃の範囲で温度が上昇するように、前記第2加熱手段を制御する
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記制御部は、
前記体積検知手段により、前記被加熱物の体積の増加が検知された際に、
前記第1加熱手段との温度差が、40℃から70℃の範囲となるように前記第2加熱手段を調節される
請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記体積検知手段は、
前記焼成庫と前記被加熱物との距離を検知する距離センサである
請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記体積検知手段は、
前記被加熱物を撮影する撮像装置である
請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記第2加熱手段が設けられた位置における前記焼成庫の内面には、輻射熱の影響を調節する黒体の塗装が施された塗装領域が形成されている
請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項7】
被加熱物が焼成される焼成庫と、
前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の底部を伝導熱で加熱する第1加熱手段と、
前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の表面を輻射熱で加熱する第2加熱手段と、
を備え、
前記第2加熱手段が設けられた位置における前記焼成庫の内面には、輻射熱の影響を調節する黒体の塗装が施された塗装領域が形成されており、
前記塗装領域は、前記第2加熱手段から距離が近い位置において最も低輻射率であり、前記第2加熱手段から遠くなるにつれ、高輻射率になるように構成されている
加熱調理器。
【請求項8】
前記焼成庫は、密閉された構造を有し、
前記焼成庫に水分を供給する水分供給手段と、
前記水分供給手段からの水分が貯留される貯水部と、
を更に備えている
請求項1又は7に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被加熱物を焼成する焼成庫を有する加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器として、加熱調理器本体と蓋体と、または、加熱調理器本体と扉体とで形成された空間の内部を被加熱物の加熱調理室とし、内部に設置されたヒータで、被加熱物を載せたプレート又は焼き網等を加熱して調理が行われる加熱調理器が知られている。例えば、特許文献1には、加熱調理器本体の内部にヒータと、蒸気発生装置と、回転する網状載置台とを備えた加熱調理器が開示されている。特許文献1の加熱調理器は、被加熱物を回転させながら加熱することで、被加熱物に均等な焼き色をつけることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-153540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような家庭用コンベクションオーブンは、主に、被加熱物の表面が熱風による対流熱により加熱され、被加熱物の底面が伝導熱により加熱される。このため、底面の方が表面よりも必要以上に焼けてしまい、上下方向で焼き上がりに偏りがある。また、熱風による加熱は、被加熱物が乾燥し易いため、水分を含んだしっとりとした食感の実現が難しく、ユーザが自分で焼き色、又は、焼き上がり時の食感を調節することができない。
【0005】
下方向からの加熱が強いことにより、生地が下側から焼成され、焼成されていない生地、又は、焼成時の蒸気が上方向に向かって押し出されると、被加熱物の表面が膨らみ、生地にひびが入って、見栄え良く焼成することができない。
【0006】
本開示は、見栄え良く焼き上げることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る加熱調理器は、被加熱物が焼成される焼成庫と、前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の底部を伝導熱で加熱する第1加熱手段と、前記焼成庫に設けられ、前記第1加熱手段とは個別に制御され、前記被加熱物の表面を輻射熱で加熱する第2加熱手段と、前記被加熱物の体積の増加を検知する体積検知手段と、前記第1加熱手段及び前記第2加熱手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記体積検知手段により、前記被加熱物の体積の増加が検知された際に、前記第2加熱手段の温度が、前記第1加熱手段の温度よりも高くなるように前記第2加熱手段を制御する。
【0008】
本開示に係る加熱調理器は、被加熱物が焼成される焼成庫と、前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の底部を伝導熱で加熱する第1加熱手段と、前記焼成庫に設けられ、前記被加熱物の表面を輻射熱で加熱する第2加熱手段と、を備え、前記第2加熱手段が設けられた位置における前記焼成庫の内面には、輻射熱の影響を調節する黒体の塗装が施された塗装領域が形成されており、前記塗装領域は、前記第2加熱手段から距離が近い位置において最も低輻射率であり、前記第2加熱手段から遠くなるにつれ、高輻射率になるように構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る加熱調理器によれば、第1加熱手段の伝導熱により被加熱物の底面が加熱されて生地が膨張する際、第2加熱手段の輻射熱により被加熱物の表面が加熱されるため、被加熱物が膨張し難くなり、被加熱物の表面のひび割れが抑制される。これにより、被加熱物を見栄え良く焼き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示す概略断面図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器の制御部による制御を説明するフローチャートである。
比較例に係る加熱調理器により被加熱物を焼成した場合を説明する模式図である。
比較例に係る加熱調理器により被加熱物を焼成した場合を説明する他の模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器により被加熱物を焼成した場合を説明する模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器により被加熱物を焼成した場合を説明する他の模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器における加熱の初期段階を説明する模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器において膨張が始まった段階を説明する模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器において温度設定が変更された場合を説明する模式図である。
本開示の実施の形態1に係る加熱調理器において温度設定が変更されなかった場合を説明する模式図である。
本開示の実施の形態2に係る加熱調理器の概略断面図である。
本開示の実施の形態2に係る加熱調理器の制御部による制御を説明するフローチャートである。
本開示の実施の形態3に係る加熱調理器を側面からみた断面図である。
本開示の実施の形態4に係る加熱調理器の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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