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公開番号2025075956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187503
出願日2023-11-01
発明の名称情報通知装置、情報通知システム、及び情報通知方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G05B 19/418 20060101AFI20250508BHJP(制御;調整)
要約【課題】作業者に情報を通知する装置であって、簡易な構成で、より適切に情報を通知することが可能な情報通知装置を提供する。
【解決手段】情報通知装置100は、製造装置の動作状態情報を取得する動作状態情報取得部111と、製造装置の動作状態を判定する動作判定部112と、を備える。また、情報通知装置100は、製造装置から携帯端末に送信される無線信号の受信電力を示す受信電力情報を取得する無線信号情報取得部を備える。また、情報通知装置100は、受信電力情報に基づいて、製造装置から作業者までの作業者距離を算出する位置算出部114を備える。また、情報通知装置100は、作業者距離と、判断距離とに基づいて、作業者の距離を判定する距離判定部115を備える。さらに、情報通知装置100は、作業者距離が判断距離以上であると判定された場合に、作業者の携帯端末に異常情報を送信する異常情報送信部116を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
製造装置の異常状態を作業者の携帯端末に通知する情報通知装置であって、
前記製造装置の動作状態を示す動作状態情報を前記製造装置から取得する動作状態情報取得部と、
前記動作状態情報に基づいて、前記製造装置の動作状態を判定する動作判定部と、
前記動作判定部で、前記製造装置の動作に異常があると判定された場合に、前記製造装置に設けられた無線信号送信部から前記携帯端末に送信される無線信号の受信電力を示す受信電力情報を前記携帯端末から取得する無線信号情報取得部と、
前記受信電力情報に基づいて、前記製造装置から前記作業者までの作業者距離を算出する位置算出部と、
前記作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、前記作業者の距離を判定する距離判定部と、
前記距離判定部で、前記作業者距離が前記判断距離以上であると判定された場合に、前記作業者の前記携帯端末に異常情報を送信する異常情報送信部と、
を備える情報通知装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記無線信号送信部は、ビーコン信号を送信するビーコン送信部であり、
前記無線信号情報取得部は、前記携帯端末で受信した前記ビーコン信号の受信電力を示す前記受信電力情報を前記携帯端末から取得する、請求項1に記載の情報通知装置。
【請求項3】
製造装置と、携帯端末と、情報通知装置と、を備え前記製造装置の異常状態を作業者の前記携帯端末に通知する情報通知システムであって、
前記製造装置は、
所定の間隔で前記携帯端末に無線信号を送信する無線信号送信部と、
異常状態を検知する動作検知部と、
前記動作検知部で検知した異常状態を前記情報通知装置に送信する第1通信部と、を有し、
前記携帯端末は、
前記製造装置から送信される前記無線信号を受信する無線信号受信部と、
前記無線信号の受信電力を示す受信電力情報を前記情報通知装置に送信する第2通信部と、
前記情報通知装置から送信される異常情報を通知する通知部と、を有し、
前記情報通知装置は、
前記製造装置の動作状態を示す動作状態情報を前記製造装置から取得する動作状態情報取得部と、
前記動作状態情報に基づいて、前記製造装置の動作状態を判定する動作判定部と、
前記動作判定部で、前記製造装置の動作に異常があると判定された場合に、前記受信電力情報を前記携帯端末から取得する無線信号情報取得部と、
前記受信電力情報に基づいて、前記製造装置から前記作業者までの作業者距離を算出する位置算出部と、
前記作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、前記作業者の距離を判定する距離判定部と、
前記距離判定部で、前記作業者距離が前記判断距離以上であると判定された場合に、前記作業者の前記携帯端末に前記異常情報を送信する異常情報送信部と、
を有する情報通知システム。
【請求項4】
前記無線信号送信部は、ビーコン信号を送信するビーコン送信部であり、
前記無線信号受信部は、前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部であり、
前記無線信号情報取得部は、前記ビーコン信号の受信電力を示す前記受信電力情報を取得する、請求項3に記載の情報通知システム。
【請求項5】
コンピュータによって実行され、製造装置の異常状態を作業者の携帯端末に通知する情報通知方法であって、
前記製造装置の動作状態を示す動作状態情報を前記製造装置から取得し、
前記動作状態情報に基づいて、前記製造装置の動作状態を判定し、
前記製造装置の動作に異常があると判定された場合に、前記製造装置に設けられた無線信号送信部から前記携帯端末に送信される無線信号の受信電力を示す受信電力情報を前記携帯端末から取得し、
前記受信電力情報に基づいて、前記製造装置から前記作業者までの作業者距離を算出し、
前記作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、前記作業者の距離を判定し、
前記作業者距離が前記判断距離以上であると判定された場合に、前記作業者の前記携帯端末に異常情報を送信する、情報通知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報通知装置、情報通知システム、及び情報通知方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場内の製造装置の異常を作業者に通知するシステムにおいて、作業者の位置に応じた必要な情報を通知する技術が提案されている。特許文献1には、産業機械の運用に関する情報を通知する情報通知システムが開示されている。特許文献1に開示された情報通知システムは、作業者が産業機械の近くにいるような場合には情報の通知を制限することで、作業者の位置に応じた必要な情報を通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-206824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された情報通知システムにおいては、GPS(Global Positioning System)や、IMES(Indoor MEssaging System)と呼ばれる屋内測位技術により、作業者の位置を検出する。また、当該情報通知システムにおいては、通知するか否かを判定するための特定領域をあらかじめ定めておき、作業者が特定領域に位置するか否かを判定する。一方で、工場内に設けられた製造装置は、一般的に複数設けられることが多く、また、その位置も変化する場合がある。そのため、当該情報通知システムで示される手段で作業者への通知の要否を判定する場合には、製造装置の位置情報を用いてあらかじめ特定領域を設定する必要がある。さらに、当該情報通知システムにおいては、作業者の位置情報を用いて作業者が所定の特定領域内にいるか否かを判定することが必要となる。すなわち、当該情報通知システムにおいては、特定領域の設定や、作業者の位置情報に基づいて、設定された特定領域にいるか否かの判定を行う必要があり、複雑な処理が必要とされる。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、簡易な構成で、作業者に対して、より適切に情報を通知することが可能となる情報通知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る情報通知装置は、製造装置の異常状態を作業者の携帯端末に通知する情報通知装置であって、製造装置の動作状態を示す動作状態情報を製造装置から取得する動作状態情報取得部と、動作状態情報に基づいて、製造装置の動作状態を判定する動作判定部と、動作判定部で、製造装置の動作に異常があると判定された場合に、製造装置に設けられた無線信号送信部から携帯端末に送信される無線信号の受信電力を示す受信電力情報を携帯端末から取得する無線信号情報取得部と、受信電力情報に基づいて、製造装置から作業者までの作業者距離を算出する位置算出部と、作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、作業者の距離を判定する距離判定部と、距離判定部で、作業者距離が判断距離以上であると判定された場合に、作業者の携帯端末に異常情報を送信する異常情報送信部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係る情報通知システムは、製造装置と、携帯端末と、情報通知装置と、を備え製造装置の異常状態を作業者の携帯端末に通知する情報通知システムであって、製造装置は、所定の間隔で携帯端末に無線信号を送信する無線信号送信部と、異常状態を検知する動作検知部と、動作検知部で検知した異常状態を情報通知装置に送信する第1通信部と、を有し、携帯端末は、製造装置から送信される無線信号を受信する無線信号受信部と、無線信号の受信電力を示す受信電力情報を情報通知装置に送信する第2通信部と、情報通知装置から送信される異常情報を通知する通知部と、を有し、情報通知装置は、製造装置の動作状態を示す動作状態情報を製造装置から取得する動作状態情報取得部と、動作状態情報に基づいて、製造装置の動作状態を判定する動作判定部と、動作判定部で、製造装置の動作に異常があると判定された場合に、受信電力情報を携帯端末から取得する無線信号情報取得部と、受信電力情報に基づいて、製造装置から作業者までの作業者距離を算出する位置算出部と、作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、作業者の距離を判定する距離判定部と、距離判定部で、作業者距離が判断距離以上であると判定された場合に、作業者の携帯端末に異常情報を送信する異常情報送信部と、を有する。
【0008】
本発明の他の態様に係る情報通知方法は、コンピュータによって実行され、製造装置の異常状態を作業者の携帯端末に通知する情報通知方法であって、製造装置の動作状態を示す動作状態情報を製造装置から取得し、動作状態情報に基づいて、製造装置の動作状態を判定し、製造装置の動作に異常があると判定された場合に、製造装置に設けられた無線信号送信部から携帯端末に送信される無線信号の受信電力を示す受信電力情報を携帯端末から取得し、受信電力情報に基づいて、製造装置から作業者までの作業者距離を算出し、作業者距離と、記憶部にあらかじめ格納された判断距離と、に基づいて、作業者の距離を判定し、作業者距離が判断距離以上であると判定された場合に、作業者の携帯端末に異常情報を送信する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、作業者に情報を通知する装置であって、簡易な構成で、より適切に情報を通知することが可能な情報通知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る情報通知システムの構成を示す図である。
本実施形態に係る情報通知システムにおけるデータの流れを説明するためのブロック図である。
本実施形態に係る情報通知システムに適用される製造装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報通知システムに適用される携帯端末の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報通知装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報通知装置の機能的構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る携帯端末の受信電力情報DBに格納されるデータについて説明するための図である。
本実施形態に係る情報通知装置のビーコン情報DBに格納されるデータについて説明するための図である。
本実施形態に係る情報通知装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報通知装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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