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公開番号2025077828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190314
出願日2023-11-07
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者が様々な車両の加速感を楽しむことができる電気自動車を提供する。
【解決手段】電気自動車は、電気自動車の運転に用いる運転操作部材と、処理回路と、運転者の運転操作に対する加速特性に違いのある複数の仮想車両をモデル化した複数の車両モデルを管理するデータベースを記憶したメモリと、を備える。処理回路は、運転車により複数の仮想車両の中から選択された対象仮想車両の車両モデルをデータベースから読み出し、運転操作部材の操作状態と電気自動車の走行状態を取得し、運転操作部材の操作に対する対象仮想車両の仮想加速度を運転操作部材の操作状態と電気自動車の走行状態に基づき対象仮想車両の車両モデルを用いて計算し、電気自動車の加速度を仮想加速度とするように電気モータを制御するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、
前記電気自動車の運転に用いる運転操作部材と、
処理回路と、
運転者の運転操作に対する加速特性に違いのある複数の仮想車両をモデル化した複数の車両モデルを管理するデータベースを記憶したメモリと、
を備え、
前記処理回路は、
前記運転者により前記複数の仮想車両の中から選択された対象仮想車両の車両モデルを前記データベースから読み出し、
前記運転操作部材の操作状態と前記電気自動車の走行状態を取得し、
前記運転操作部材の操作に対する前記対象仮想車両の仮想加速度を前記運転操作部材の操作状態と前記電気自動車の走行状態に基づき前記対象仮想車両の車両モデルを用いて計算し、
前記電気自動車の加速度を前記仮想加速度とするように前記電気モータを制御する
ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記処理回路は、
前記電気自動車の加速度を前記仮想加速度とするための前記電気自動車の目標駆動力を算出し、
前記目標駆動力を前記電気自動車に与えるように前記電気モータが出力するモータトルクを変化させる
ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記複数の車両モデルの各々は、
対応する仮想車両のパワートレインに対する要求動作出力を計算する制御システムを模擬する制御モデルと、
前記対応する仮想車両の前記パワートレインの前記要求動作出力に対する物理的制約を模擬するプラントモデルと
を含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項3に記載の電気自動車であって、
前記制御モデルは、前記運転操作部材の操作状態と前記電気自動車の走行状態の入力を受けて前記要求動作出力を計算するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項3に記載の電気自動車であって、
前記プラントモデルは、前記要求動作出力に対して前記対応する仮想車両の前記パワートレインが出力する仮想駆動力から前記対応する仮想車両の前記仮想加速度を出力するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項6】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記複数の車両モデルの各々は、前記加速特性に関連する1又は複数のパラメータを有し、
前記処理回路は、前記対象仮想車両に応じて、前記対象仮想車両の車両モデルの前記1又は複数のパラメータを変更するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項7】
請求項1に記載の電気自動車であって、
車室内に音を発生させるスピーカをさらに備え、
前記複数の仮想車両は、内燃機関を備えた仮想車両を含み、
前記処理回路は、さらに、
前記対象仮想車両が前記内燃機関を備えた仮想車両であるとき、
前記内燃機関による疑似エンジン音を前記対象仮想車両の車両モデルを用いて生成し、
前記疑似エンジン音を前記スピーカから出力する
ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気自動車であって、
前記運転操作部材は、アクセルペダルを含み、
前記運転操作部材の操作状態は、前記アクセルペダルのアクセル開度を含み、
前記電気自動車の走行状態は、前記電気自動車の車速を含む
ことを特徴とする電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気モータのモータトルクを制御することにより、電気自動車において様々な運転感覚を再現する技術が考えられている。例えば、特許文献1には、有段変速機を備える車両におけるシフトチェンジ時のトルク変化をモータトルクの制御によって電気自動車において疑似的に再現する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-166386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の運転感覚を特徴づける要素の1つとして、運転操作に対する車両の加速感が挙げられる。車両の加速感は、運転者がその車両の運転を楽しむための重要なポイントである。特に車両の加速感の好みは、運転者毎に異なることが想定される。また運転者は、気分に応じて様々な車両の加速感を楽しみたいと考えることが想定される。しかしながら、従来、1つの車両では、運転者は単一の加速感しか楽しむことができていない。
【0005】
本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、運転者が様々な車両の加速感を楽しむことができる電気自動車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの観点は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。電気自動車は、電気自動車の運転に用いる運転操作部材と、処理回路と、運転者の運転操作に対する加速特性に違いのある複数の仮想車両をモデル化した複数の車両モデルを管理するデータベースを記憶したメモリと、を備える。処理回路は、運転車により複数の仮想車両の中から選択された対象仮想車両の車両モデルをデータベースから読み出し、運転操作部材の操作状態と電気自動車の走行状態を取得し、運転操作部材の操作に対する対象仮想車両の仮想加速度を運転操作部材の操作状態と電気自動車の走行状態に基づき対象仮想車両の車両モデルを用いて計算し、電気自動車の加速度を仮想加速度とするように電気モータを制御するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気自動車によれば、運転者によって複数の仮想車両の中から選択された対象仮想車両の車両モデルを用いて、対象仮想車両の仮想加速度が計算される。そして、電気自動車の加速度を算出された仮想加速度とするように電気モータの制御が行われる。これにより、電気自動車において、あたかも対象仮想車両を運転しているような加速感を運転者に与えることができる。延いては、運転者は、様々な車両の加速感を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を示す図である。
運転者による制御装置に係る制御モードの選択の一例を示すツリー図である。
モータ制御装置として機能する制御装置の機能構成を示す図である。
車両モデルにおける処理の一例について説明するための図である。
サウンド制御装置として機能する制御装置の機能構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。
【0010】
1 電気自動車の動力系の構成
図1は本開示の実施形態に係る電気自動車100の構成を模式的に示す図である。まず、図1を参照して電気自動車100の動力系の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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