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公開番号2025079070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191495
出願日2023-11-09
発明の名称情報処理装置、プログラムおよび水処理システム
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20250514BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】時系列で互いに重なった要因を容易に特定する。
【解決手段】水処理システムの複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する取得部110と、取得部110が取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する抽出部130と、抽出部130が抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する出力部140とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水処理システムの複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する出力部とを有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記取得部が取得した時系列データそれぞれを時間軸上にて複数の分割データに分割する分割部をさらに有し、
前記抽出部は、前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点における第1の時系列データから前記水情報のピークが含まれている前記分割データを抽出し、該抽出した分割データに対応する、該第1の水情報取得点へ水を供給する第2の水情報取得点における第2の時系列データの分割データに前記水情報のピークが含まれている場合、該第2の時系列データを抽出し、
前記出力部は、前記抽出部が抽出した前記第2の時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記抽出部は、前記第1の時系列データから抽出した分割データに対応する、前記ピークが含まれている分割データを前記第2の時系列データから抽出し、
前記出力部は、前記抽出部が抽出した分割データを出力する情報処理装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記複数の水情報取得点それぞれにおける前記時系列データと、該時系列データのピークが発生するタイミングを制御可能な装置を示す前記装置識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記抽出部が抽出した前記時系列データと対応付けて前記記憶部が記憶している装置識別情報を前記記憶部から読み出す読み出し部と有し、
前記出力部は、前記読み出し部が読み出した装置識別情報を出力する情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記読み出し部が読み出した装置識別情報が示す装置に、前記時系列データのタイミングを変更して運転を行わせる運転制御部を有する情報処理装置。
【請求項6】
請求項2または請求項3に記載の情報処理装置において、
前記出力部は、前記抽出部が抽出した前記第2の時系列データのうち、前記第1の時系列データのうちの前記水情報のピークが含まれている前記分割データに対応する、前記水情報のピークが含まれている分割データの数に所定の演算を施し、該演算の結果の値が最大となる時系列データを出力する情報処理装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記水情報は、水質を示す情報と、前記水処理システムに具備された装置の制御内容を示す情報と、タンクの水位を示す情報と、流量を示す情報と、水圧を示す情報との少なくとも1つである情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータに、
水処理システムの複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する手順と、
前記取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する手順と、
前記抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項9】
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有し、
前記情報処理装置は、
前記複数の水処理装置または該複数の水処理装置間の経路である複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する出力部とを有する水処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラムおよび水処理システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
水処理システムから需要箇所(水処理システムの処理水の供給先)に必要な水質または水量の処理水を安定して供給する水処理システムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された水処理システムは、複数の系列それそれで処理されて得られた処理水を、供給先の要求品質に応じて互いに混合して供給先へ供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-110454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に水処理システムにおける水処理は、複数の装置の処理工程の組み合わせや水の循環などが複雑に絡み合っている。水処理システムにおいては、このような構成に起因して水質変動が発生する。水質を悪化させる複数の要因が時系列で互いに重なった場合、処理水の水質が低下するおそれがある。処理水の水質の低下を避けるためにも水質の低下の要因を究明することが必須となるが、複数の要因が時系列で互いに重なっていると、水質の低下の要因を究明することは容易ではない。そのため、その要因を特定するための何らかの仕組みが必要である。
【0005】
本発明の目的は、時系列で互いに重なった要因を容易に特定することができる情報処理装置、プログラムおよび水処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、
水処理システムの複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する出力部とを有する。
【0007】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに、
水処理システムの複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する手順と、
前記取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する手順と、
前記抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する手順とを実行させる。
【0008】
また、本発明の水処理システムは、
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有し、
前記情報処理装置は、
前記複数の水処理装置または該複数の水処理装置間の経路である複数の水情報取得点における水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データそれぞれのピークを検出し、前記時系列データのうちの第1の時系列データにて検出されたピークの発生タイミングから一定範囲内にピークが発生している時系列データを少なくとも1つ抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した少なくとも1つの時系列データと対応付けられた装置識別情報を出力する出力部とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、時系列で互いに重なった要因を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図1に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図1に示した水質測定器が測定した測定データの時系列データと、流量計が測定した測定データの時系列データとを時系列に重ねて示したグラフの一例を示す図である。
図2に示した分割部が時系列データを分割した分割データそれぞれに付与した識別情報の一例をグラフ上に示す図である。
図1に示した情報処理装置における情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第2の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図6に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図7に示した記憶部が記憶している時系列データと装置識別情報との対応付けの一例を示す図である。
図6に示した情報処理装置における情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第3の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図10に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図10に示した水処理装置の運転を変更した場合の水質測定器の測定データの変化の様子の一例を示す図である。
図10に示した情報処理装置における情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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