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公開番号2025079355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023191911
出願日2023-11-10
発明の名称鮮度管理装置、鮮度管理システム、鮮度管理方法、及びプログラム
出願人旭化成株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G01N 33/14 20060101AFI20250515BHJP(測定;試験)
要約【課題】焙煎されたコーヒー豆の鮮度を定量的に導出できる装置を提供する。
【解決手段】鮮度管理装置は、焙煎されたコーヒー豆から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び第2状態から第1状態に切り替わるまでの検出期間において、センサから出力される信号を取得する取得部と、信号の波形の特徴量とコーヒー豆の鮮度との関係を示す関係情報と、信号とに基づいて、コーヒー豆の鮮度を推定する推定部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
焙煎されたコーヒー豆から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部と、
信号の波形の特徴量と前記コーヒー豆の鮮度との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定する推定部と、
を備える鮮度管理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記センサは、前記コーヒー豆から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有し、
前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得し、
前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記コーヒー豆の鮮度との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定する、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項3】
前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含む、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項4】
前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含む、請求項3に記載の鮮度管理装置。
【請求項5】
前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項6】
前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含む、請求項2に記載の鮮度管理装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記コーヒー豆の周囲の環境状態を検出するセンサから環境情報をさらに取得し、
前記推定部は、前記環境情報にさらに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定する、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項8】
前記推定部により推定された前記コーヒー豆の鮮度を通知する通知部をさらに備える、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項9】
前記推定部は、前記コーヒー豆の鮮度の過去の推定結果に基づいて前記コーヒー豆の鮮度の推移情報を生成し、前記推定部により推定された前記コーヒー豆の鮮度と前記推移情報とに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度が予め定められた閾値に達するタイミングをさらに推定し、
前記通知部は、前記タイミングをさらに通知する、請求項8に記載の鮮度管理装置。
【請求項10】
前記通知部は、前記コーヒー豆の鮮度及び前記タイミングの少なくも一方を表示部に表示させる、請求項9に記載の鮮度管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鮮度管理装置、鮮度管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、焙煎部で焙煎されるコーヒー豆から揮発する香味成分を構成する、複数の成分の揮発量変化を測定して測定結果を取得する測定部と、測定結果に基づき、焙煎部による焙煎の仕方を調整する調整部とを備えるコーヒー豆の焙煎装置が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2022-170048号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
焙煎されたコーヒー豆は、時間が経つにつれて鮮度が低下し、コーヒーの風味に影響を及ばす。そのため、焙煎されたコーヒー豆の鮮度を定量的に導出できることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る鮮度管理装置は、焙煎されたコーヒー豆から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部を備えてよい。前記鮮度管理装置は、信号の波形の特徴量と前記コーヒー豆の鮮度との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定する推定部を備えてよい。
【0005】
前記鮮度管理装置において、前記センサは、前記コーヒー豆から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有してよい。前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得してよい。前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記コーヒー豆の鮮度との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定してよい。
【0006】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含んでよい。
【0007】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含んでよい。
【0008】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含んでよい。
【0009】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含んでよい。
【0010】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記取得部は、前記コーヒー豆の周囲の環境状態を検出するセンサから環境情報をさらに取得してよい。前記推定部は、前記環境情報にさらに基づいて、前記コーヒー豆の鮮度を推定してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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