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公開番号2025079434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192090
出願日2023-11-10
発明の名称狭小水域浚渫システムおよび方法
出願人個人,個人
代理人個人
主分類E02F 3/88 20060101AFI20250515BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】環境の悪化、汚染の拡大を招くことなく、例えば、幅の狭い河川や運河等の狭小水域の浚渫を簡単に行うことが可能である狭小水域浚渫システムおよび方法を提供する。
【解決手段】改質剤Pと浚渫泥とを混合して浚渫泥を改質するための固化泥容器0203を載置する固化泥容器載置部0201と、固化泥容器0203内に運び込まれた浚渫泥と、改質剤Pとを混合して固化泥(コーン指数が200kN/m2以上のもの)とする混合器0220と、固化泥容器0201中の固化泥を運搬するための運搬具0205を載置する運搬具載置部0202と、運搬具載置部0202に載置された運搬具0205に固化泥を入れる固化泥移動器と、を有する水上で浮遊移動可能な狭小水域浚渫システムである。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
改質剤と浚渫泥とを混合して浚渫泥を改質するための固化泥容器を載置する固化泥容器載置部と、
固化泥容器内に運び込まれた浚渫泥と、改質剤とを混合して固化泥(コーン指数が200kN/m

以上のもの)とする混合器と、
固化泥容器中の固化泥を運搬するための運搬具を載置する運搬具載置部と、
運搬具載置部に載置された運搬具に固化泥を入れる固化泥移動器と、
を有する水上で浮遊移動可能な狭小水域浚渫システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記浮遊は複数のフロート板を組み合わせてサイズ自在に組み立てられるフロート組立体による請求項1に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項3】
水域に面する地上に固定されたロープを用いて前記浮遊移動をするためのロープ巻取繰出機構を有する請求項1又は請求項2に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項4】
泥をすくい取りすくい取った浚渫泥を固化泥容器に入れる機能を有する浚渫器をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項5】
前記浚渫器は、移動するための一対の浮遊型クローラと、
一対の浮遊型クローラの間隔を調整するための間隔調整部と、
を有する請求項4に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項6】
狭小水域のトンネル、橋梁、その他の構造物によって航路高が1.5メートル以上3メートル以下に制限される場合に、その航路に侵入させてその領域の泥を航路高が3メートルより高いか、航路高に制限のない他の水域にまで水流で移動させる水流装置をさらに有する請求項1に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項7】
固化泥に混ざっているごみを除去するための分級装置を備える請求項1に記載の狭小水域浚渫システム。
【請求項8】
請求項1に記載の狭小水域浚渫システムを水域に準備する準備工程と、
水域の泥をすくう泥すくい工程と,
前記泥すくい工程ですくわれた浚渫泥と改質剤とを前記狭小水域浚渫システムの固化泥容器内で混合器によって混合して固化泥とする改質工程と、
前記改質工程で改質された浚渫泥である固化泥を前記狭小水域浚渫システムの固化泥移動器によって運搬具載置部に載置された運搬具に収納する固化泥収納工程と、
運搬具載置部に載置された固化泥が収納された運搬具を狭小水域に面する車両侵入可能な作業場に運搬する運搬工程と、
前記作業場に固化泥が収納された運搬具を荷下ろして改質剤を荷揚げする荷下荷揚工程と、
を有する狭小水域の浚渫方法。
【請求項9】
固化泥からごみ等を除去してごみ除去固化泥とする分級工程をさらに有する請求項8に記載の狭小水域の浚渫方法。
【請求項10】
ごみ除去固化泥を作業場に待機する車両に積み込むごみ除去固化泥積込工程と、
積み込まれたごみ除去固化泥を再利用のために前記車両にて搬出する搬出工程と、
をさらに有する請求項9に記載の狭小水域の浚渫方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、河川や運河や湾岸や溜池等の水域における底に堆積する泥を浚渫し、この浚渫で発生した浚渫泥を改質して、例えば、建設資材(建設発生土)として再利用するのに用いられる浚渫システムに関わり、特に狭隘な河川や小さな溜池等の狭小水域に用いるのに好適な狭小水域浚渫システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、河川や運河や湾岸や溜池等の水域では、洪水・氾濫や環境悪化の原因を取り除くことや、水質を改善することを目的として、水域の底に堆積している泥を浚渫することが行われており、水域の底から採取した浚渫泥の大部分は再生利用することができることから、近年では、例えば、浚渫泥を建設発生土や骨材(コンクリートやアスファルト混合物を作るのに用いる材料)として再利用することが一般的に行われている。
この際、水域の底から採取して発生した浚渫泥は多量の水を含んでおり、そのままでは利用することが困難であるため、浚渫泥を土質改質剤で固化する等の処理が行われる。
【0003】
従来において、河川や溜池等の水域における底に堆積する泥の浚渫、及び、この浚渫で発生した浚渫泥を固化するといった改質処理を行う浚渫システムとしては、例えば、特許文献1に記載された泥土等処理装置があった。
【0004】
この特許文献1に記載された泥土等処理装置は、浚渫船と、この浚渫船上に搭載されて水域の底の土砂や泥土を浚渫して浚渫船上にすくい上げるバックホウと、浚渫船上に設けられてバックホウですくい上げた浚渫泥を固化剤と混合する泥土処理装置と、固化剤混合済の流動性泥土を目的地に向けて延設されたパイプを通して圧送するポンプを備えている。
この泥土等処理装置では、浚渫船上で浚渫泥に固化剤を混合する処理を行うので、河川や溜池等の水域の周辺の陸地に固化剤混合処理施設等を設置する必要がない分だけ前記陸地での設備コストの低減を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平04-187299号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した従来における泥土等処理装置において、陸地での設備コストの低減を図ることができるものの、いまだに流動性の泥土の陸地への圧送装置や、圧送パイプにコストがかかるという問題がある。また、ポンプによって圧送される泥土は、固化剤が混合されているとは言っても水分をいまだ多く含んでいるので、流動する泥土で陸上の泥土受領側が汚染される可能性がある。これは特に泥土の土質調査などを行っていない場合に問題となり、環境の悪化、汚染の拡大を招きかねないという問題があり、この問題を解決することが従来の課題であった。
【0007】
本発明は、上記した従来の課題を解決するためになされたものであり、環境の悪化、汚染の拡大を招くことなく、例えば、幅の狭い河川や運河等の狭小水域の浚渫を簡単に行うことが可能である狭小水域浚渫システムおよび方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の狭小水域浚渫システムを提供する。
すなわち、本発明の第一の態様は、改質剤と浚渫泥とを混合して浚渫泥を改質するための固化泥容器を載置する固化泥容器載置部と、固化泥容器内に運び込まれた浚渫泥と、改質剤とを混合して固化泥(コーン指数が200kN/m

以上のもの)とする混合器と、固化泥容器中の固化泥を運搬するための土嚢などの運搬具を載置する運搬具載置部と、運搬具載置部に載置された運搬具に固化泥を入れる固化泥移動器と、を有する水上で浮遊移動可能な構成としている。
【0009】
また、本発明の第二の態様において、前記浮遊は複数のフロート板を組み合わせてサイズ自在に組み立てられるフロート組立体による構成としている。
【0010】
さらに、本発明の第三の態様は、水域に面する地上に固定されたロープを用いて前記浮遊移動をするためのロープ巻取繰出機構を有する構成としている。
(【0011】以降は省略されています)

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