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公開番号2025079803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2024190149
出願日2024-10-29
発明の名称ルアー
出願人株式会社アピア
代理人個人
主分類A01K 85/16 20060101AFI20250515BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】キャスティング時の飛び姿勢の安定と飛び姿勢から泳ぎ姿勢への復帰速度の改善が図られたルアーを提供する。
【解決手段】本発明に係るルアーは、ラインアイを有するボディと、ボディ内の前後方向に延在する転動体収納空間と転動体収納空間内に移動可能に配置された複数の転動体と、転動体収納空間の周壁に設けられた着磁体とを備える。そして、複数の転動体の最先端の転動体を除く1つの転動体が磁性転動体であり、その他の転動体が非磁性転動体であるとともに、複数の転動体を隙間なく整列させたときの複数の転動体の全長がボディ全長の30~80パーセントである。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
ラインアイを有するボディと、
前記ボディ内の前後方向に延在する転動体収納空間と前記転動体収納空間内に移動可能に配置された複数の転動体と、
前記転動体収納空間の周壁に設けられた着磁体とを備えるルアーであって、
前記複数の転動体の最先端の転動体を除く1つの転動体が磁性転動体であり、その他の転動体が非磁性転動体であるとともに、
前記複数の転動体を隙間なく整列させたときの前記複数の転動体の全長がボディ全長の30~80パーセントであるルアー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
ラインアイを有するボディと、
前記ボディ内の前後方向に延在する転動体収納空間と、前記転動体収納空間内に移動可能に配置された複数の転動体と、
前記転動体収納空間の周壁に設けられた着磁体とを備えるルアーであって、
前記複数の転動体の最先端の転動体を除く1つの転動体が磁性転動体であり、その他の転動体が非磁性転動体であるとともに、
前記着磁体が、前記転動体収納空間の前端から前記転動体収納空間全長の50%以上の距離を隔てた位置と
前記磁性転動体転動体収納空間の後端から前記複数の転動体を隙間なく整列させたときの前記磁性転動体の位置との間に設けられているルアー。
【請求項3】
前記磁性転動体が前記着磁体に磁着された状態で、前記磁性転動体よりも前の転動体が、前記転動体収納空間の最前端から隙間なく整列し、
さらに前記磁性転動体よりも後の転動体があるときは、前記磁性転動体よりも後の転動体が前記磁性転動体を先頭として隙間なく整列したときのルアーの第1の重心と前記複数の転動体が前記転動体収納空間の最後端から隙間なく整列したときのルアーの第2の重心とを結ぶ重心軸が、前記転動体収納空間内に位置し、
かつボディの体積中心と前記ラインアイの中心とを結ぶボディ平行軸と、前記重心軸とが平行である請求項1に記載のルアー。
【請求項4】
前記磁性転動体が前記着磁体に磁着された状態で、前記磁性転動体よりも前の転動体が、前記転動体収納空間の最前端から隙間なく整列し、
さらに前記磁性転動体よりも後の転動体があるときは、前記磁性転動体よりも後の転動体が前記磁性転動体を先頭として隙間なく整列したときのルアーの第1の重心と前記複数の転動体が前記転動体収納空間の最後端から隙間なく整列したときのルアーの第2の重心とを結ぶ重心軸が、前記転動体収納空間内に位置し、
かつボディの体積中心と前記ラインアイの中心とを結ぶボディ平行軸と、前記重心軸とが平行である請求項2に記載のルアー。
【請求項5】
前記複数の転動体の総数が5個以上である請求項1~4のいずれか1項に記載のルアー。
【請求項6】
前記複数の転動体が、前記転動体収納空間の最前端から隙間なく整列したときの最後部の転動体の位置に前記着磁体が設けられ、前記最後部の転動体が磁性転動体である請求項1~4のいずれか1項に記載のルアー。
【請求項7】
前記複数の転動体が、前記転動体収納空間の最前端から隙間なく整列したときの最後部の転動体の位置に前記着磁体が設けられ、前記最後部の転動体が磁性転動体である請求項5に記載のルアー。
【請求項8】
前記転動体収納空間の後端にコイルスプリングを用いた転動体反動機構が設けられている請求項6に記載のルアー。
【請求項9】
前記転動体収納空間の後端にコイルスプリングを用いた転動体反動機構が設けられている請求項7に記載のルアー。
【請求項10】
前記転動体収納空間の後端に配置された第1の反動用磁石と、前記磁性転動体の転動方向の表面に配置された第2の反動用磁石とを有し、前記第1の反動用磁石と前記第2の反動用磁石との極性が異なるとともに、前記着磁体が前記転動体収納空間の側面に配置された請求項6に記載のルアー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ルアーに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のルアーに関しては、例えば、特許文献1に記載のルアーが知られている。特許文献1に記載のルアーは、ルアー本体内に中空部が前後方向に形成され、かつ中空部には錘が略中心線に沿って前後方向に移動自在に収容されていると共に、中空部の周壁の前寄り位置には、錘を保持すべく錘保持部が設けられている。このような錘移動式のルアーは、キャスティング時の飛び姿勢、着水時の着水姿勢、錘が錘保持部に保持されミチ糸に張力があるときの泳ぎ姿勢、錘が錘保持部に保持されミチ糸に張力がないときの基本姿勢の4姿勢をとる。
【0003】
そして、特許文献1に記載のルアーは、キャスティング時に錘保持部に保持された錘が離れ易いので、初心者等が十分に加速度を付けずにルアーを投げも込んだ場合でも、錘は錘保持部から確実に離れ、ルアーの後方側に移動する。その結果、飛行中にルアーが回転し難いという効果があるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-238597
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のルアーは、キャスティング時に錘が後方側に偏り、ルアーの後部(キャスティング時は前側)が回転し始めることがある。また、特許文献1のルアーでは、キャスティング時の錘の位置と錘保持部の距離が離れているため、錘が後端に残ったままの着水姿勢から錘が移動して錘保持部に保持されて泳ぎ姿勢になるまでに時間を要する。
【0006】
本発明の目的は、ルアーのキャスティング時の飛び姿勢の安定と飛び姿勢から泳ぎ姿勢への復帰速度の改善が図られたルアーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1形態に係るルアーは、ラインアイを有するボディと、ボディ内の前後方向に延在する転動体収納空間と転動体収納空間内に移動可能に配置された複数の転動体と、転動体収納空間の周壁に設けられた着磁体とを備えるルアーであって、
複数の転動体の最先端の転動体を除く1つの転動体が磁性転動体であり、その他の転動体が非磁性転動体であるとともに、複数の転動体を隙間なく整列させたときの複数の転動体の全長がボディ全長の30~80パーセントである。
【0008】
空気や水などの流体中を移動する前後方向に長さを有する動体は、密度の大きい部分が進行方向に向かって後側に偏っている場合に移動姿勢が一番不安定になり、前側に偏っている場合でも移動姿勢が不安定になるときがある。
一方、丸太の構造のように密度が大きい部分が中心線上に沿って長さ方向に分布(以下「丸太構造」という。)していれば、重量分布の偏りがなく、動体の移動姿勢が安定する。本発明の第1形態に係るルアーは、ルアーの長さ方向に重さのある、例えば金属製の転動体を多数配列させることで、丸太構造を実現している。
そして、複数の転動体の全長がボディ全長の30~80パーセントである。複数の転動体の全長がボディ全長の30パーセント以上なければ、従来のルアーと変わらずに移動姿勢が安定せず、複数の転動体の全長が80パーセントを超えるとボディの全長との関係から、転動体の移動距離が確保できない。
なお、本発明のルアーの挙動説明においては、特に記載がない限りルアーに実装されるリップ、釣り針等の装備及び空気の流れ、水(海)流による影響は考慮しない。また、「水」には淡水と海水とを含む。
【0009】
本発明の第2形態に係るルアーは、ラインアイを有するボディと、ボディ内の前後方向に延在する転動体収納空間と、転動体収納空間内に移動可能に配置された複数の転動体と、転動体収納空間の周壁に設けられた着磁体とを備えるルアーであって、複数の転動体の最先端の転動体を除く1つの転動体が磁性転動体であり、その他の転動体が非磁性転動体であるとともに、着磁体が、転動体収納空間の前端から転動体収納空間全長の50%以上の距離を隔てた位置と磁性転動体転動体収納空間の後端から複数の転動体を隙間なく整列させたときの磁性転動体の位置との間に設けられている。
【0010】
ルアーのキャスティング時には、転動体に後方に向けた大きな慣性力が働き、この慣性力により転動体は後方に移動してルアーは飛び姿勢になる。その後転動体が後方に移動した状態のままルアーが着水すると、ミチ糸の張力はなく、転動体が転動体収納空間の最後端から隙間なく整列したときのルアーの第2の重心とボディの体積中心(水中では浮点)とが垂直になる傾きで着水姿勢をとる。
なお、ルアーの着水時の角度によっては、ルアーが水(海)面で跳ね返って水平よりも前傾し、ミチ糸が引かれるまでにすでに泳ぎ姿勢になっている場合もあるが、本明細書ではこの場合は例外として考慮しない。
その後、ミチ糸が引かれるとその張力により、ルアーが前方に傾き、転動体がルアーの前方に移動して、磁性転動体が着磁体に磁着された状態になる。このとき、磁性転動体よりも前の転動体は、転動体収納空間の前端から隙間なく整列し、磁性転動体よりも後の転動体(ないときもある)は、磁性転動体を先頭にして隙間なく整列する。
ルアーは、この状態でミチ糸の張力と浮心に働く浮力と重心に働く重力とが釣り合った姿勢、即ち泳ぎ姿勢になる。その傾きは、ミチ糸の張力によって変化する。
着磁体が、転動体収納空間の前端から転動体収納空間全長の50%以上の距離を隔てた位置にあると、磁性転動体の着磁体までの移動距離が短く、着水姿勢から泳ぎ姿勢に移行する時間が短い。
加えて、着磁体は、磁石などの硬磁性体が用いられるが、磁石は比重がフェライト磁石(焼結)で4.8程度、NeFe磁石(焼結)で7.5程度、アルニコ磁石(鋳造)で7.3程度と重さがあるため、着磁体が、転動体収納空間の前端から転動体収納空間全長の50%以上の距離を隔てた位置にあることが、飛び姿勢の安定にも寄与することになる。
なお、転動体収納空間内の後端から複数の転動体を隙間なく整列させたときの磁性転動体の位置よりも着磁体が後側にあれば、いうまでもなく着磁体の機能が発揮できない。
また、一旦、磁性転動体が着磁体に磁着された後は、ミチ糸の張力がなくなると重心に働く重力と浮心に働く浮力との関係で、ルアーは泳ぎ姿勢から後傾し始め、磁性転動体よりも後の転動体(ないときもある)は後部に移動する。磁性転動体よりも前の転動体は磁性転動体を後端として、前側に隙間なく整列する。そしてその状態での重心と浮心とが垂直に並ぶ傾きを持った基本姿勢に移行する。即ち基本姿勢とは、磁性転動体が着磁体に磁着された状態で、ミチ糸の張力がなく、そのときの重心と浮心とが垂直に並んだ姿勢である。
(【0011】以降は省略されています)

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