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公開番号
2025079996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192933
出願日
2023-11-13
発明の名称
車両制御方法、車両制御装置及び電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G10K
15/04 20060101AFI20250516BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】電気モータによって走行可能な車両の室内に擬似エンジン音を出力する場合において、この出力による臨場感をドライバに与えつつ、ドライバの安全運転をサポートする車両制御方法及び車両制御装置を提供する。
【解決手段】方法は、電気自動車に関する情報BEVを取得しS11、それに基づいて電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音(エンジン音データEGS)を生成しS12、現在時刻が属する時間帯に基づいて調整指令MDFを生成して擬似エンジン音の音圧を調整しS13、室内用スピーカから出力するS14。現在時刻が夜の時間帯に属する場合、現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも擬似エンジン音の音圧を下げる調整が行われる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であって、
前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成するステップと、
現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカから出力するステップと、
を含み、
前記現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整が行われる
ことを特徴とする車両制御方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記電気自動車の前後加速度を取得するステップと、
前記現在時刻が前記夜の時間帯に属する場合、前記電気自動車の室内に設けられて前記電気自動車のドライバの加速感に作用するアシスト装置の作動制御を、前記前後加速度に基づいて行うステップと、
を更に含むことを特徴とする車両制御方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記アシスト装置は、前記電気自動車の室内に配列された複数の光源部を含み、
前記作動制御は、前記複数の光源部の点滅制御を含み、
前記作動制御を行うステップにおいて、前記複数の光源部がこれらの光源部の配列方向に沿って順次点灯し、かつ、前記前後加速度が大きくなるほど前記複数の光源部が順次点灯していく速度が増加するように前記複数の光源部が制御される
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法であって、
前記アシスト装置は、前記電気自動車の運転席の背もたれ部に設けられて前記背もたれ部の表面の空気を吸い込む電動ファンを含み、
前記作動制御は、前記電動ファンによる空気の吸込量制御を含み、
前記作動制御を行うステップにおいて、前記前後加速度が大きくなるほど空気の吸込量が多くなるように前記電動ファンが制御される
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
前記昼の時間帯は、朝方及び夕方の時間帯を含み、
前記現在時刻が朝方又は夕方の時間帯に属する場合、前記現在時刻が朝方及び夕方の時間帯を除いた前記昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整が行われる
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、
前記電気自動車の前後加速度を取得するステップと、
前記現在時刻が前記朝方又は夕方の時間帯に属する場合、前記電気自動車の室内に設けられて前記電気自動車のドライバの加速感に作用するアシスト装置の作動制御を、前記前後加速度に基づいて行うステップと、
を更に含むことを特徴とする車両制御方法。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1項に記載の方法であって、
前記構成要素が、アクセルペダルと、擬似シフトパドルを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項8】
請求項1~6の何れか1項に記載の方法であって、
前記構成要素が、アクセルペダルと、擬似クラッチペダルと、擬似シフトレバーを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項9】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であって、
各種処理を行うプロセッサを備え、
前記プロセッサが、
前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成し、
現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカに出力し、
前記プロセッサが、更に、
前記現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整を行う
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項10】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車であって、
室内用スピーカと、
各種処理を行うプロセッサと、を備え、
前記プロセッサが、
前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成し、
現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカに出力し、
前記プロセッサが、更に、
前記現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整を行う
ことを特徴とする電気自動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2011-215437号公報は、電気モータによって走行可能な車両に搭載される音制御装置を開示する。この音制御装置は、車両の走行情報と、仮想エンジン車両の構成部材の動作のシミュレーション結果に基づいて、仮想エンジンのエンジン回転数を演算する。この音制御装置は、また、演算されたエンジン回転数に基づいて、車内用の仮想エンジン音を制御する。この仮想エンジン音の制御では、仮想エンジン車両の構成部材の動作のシミュレーション結果に基づいて、この動作に対応する効果音が決定される。そして、決定された効果音が仮想エンジン音に付加される。
【0003】
本開示に関連する技術分野の技術水準を示す文献としては、特開2011-215437号公報の他に、特開2014-240239号公報を例示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-215437号公報
特開2014-240239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
仮想エンジン車両の構成部材の動作に対応する効果音が仮想エンジン音に付加されることで、現実のエンジン車両を運転しているような臨場感が車両のドライバに提供される。その一方で、車両のドライバには、自らが乗車する車両を安全運転することが求められるところ、臨場感を優先すべきでない状況も想定される。特に、夜の時間帯は、昼の時間帯に比べてドライバの視界が狭くなり易いことから、臨場感の演出が安全運転に影響を及ぼす可能性がある。従って、上記音制御装置は、この観点から改良の余地がある。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、電気モータによって走行可能な車両の室内に擬似エンジン音を出力する場合において、この出力による臨場感をドライバに与えつつ、ドライバの安全運転をサポートすることが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であり、次の特徴を有する。
前記車両制御方法は、前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成するステップと、現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカから出力するステップと、を含む。
現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整が行われる。
【0008】
本開示の第2の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であり、次の特徴を有する。
前記車両制御装置は、各種処理を行うプロセッサを備える。
前記プロセッサは、前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記電気自動車の室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成し、現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカに出力する。
前記プロセッサは、更に、前記現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整を行う。
【0009】
本開示の第3の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車であり、次の特徴を有する。
前記電気自動車は、室内用スピーカと、各種処理を行うプロセッサと、を備える。
前記プロセッサは、前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて、前記室内用スピーカから出力するための擬似エンジン音を生成し、現在時刻が属する時間帯に基づいて前記擬似エンジン音の音圧を調整して前記室内用スピーカに出力する。
前記プロセッサは、更に、前記現在時刻が夜の時間帯に属する場合、前記現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも前記擬似エンジン音の音圧を下げる調整を行う。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、現在時刻が夜の時間帯に属する場合、現在時刻が昼の時間帯に属する場合よりも擬似エンジン音の音圧を下げる調整が行われて室内用スピーカから出力される。そのため、擬似エンジン音の出力による臨場感を常時ドライバに与えながらも、現在時刻が夜の時間帯に属する場合にはドライバの安全運転をサポートすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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